ハイタワー
クレーン車から変形するコンストラクティコンの一体。劇中ではデバステーターへの合体時にのみ登場し、ロボットモードは披露していない。
G1においてはグレン/Hookに相当するキャラクターなのだが、その名称を扱いづらくなったのか2000年代初頭ごろからクレーン車TFの名称として用いられている「ハイタワー」名義での登場となった。
玩具としては「SS-37 ディセプティコンハイタワー」として2019年8月発売。デラックスクラス。
ビークルモード
クレーン車にトランスフォーム。クレーンを巻き取るワイヤー基部は造形されているが、ワイヤーそのものは再現されていない。
車体の旋回などはできないが、クレーン部分は大きく可動。
トランスフォーム!
クローラー基部のロックを外して尾部(?)をたたむ。
クローラーを支えるアームを伸ばす。
ボディ本体を90度起こしてクレーン部分をそれに合わせて変形。
頭部と前足を引き出し、クローラーをくの字に折り曲げて変形完了!
ロボットモード
ティラノサウルスみたいな小さな手と何かの虫みたいな脚が特徴の異形っぷり。
その割になぜか頭部がイケメンというミスマッチが魅力。
脚は回転軸が多数設けられているため様々な表現を試すことができる。
ミックスマスター
ミキサー車に変形するコンストラクティコンの一体。劇中では突然砲台モードに変形するトリプルチェンジャーでもあった。
玩具は「SS-43 ディセプティコンミックスマスター」として2020年1月に発売。ボイジャークラス。当時品と異なり砲台モードへの変形機構は再現されていない。
ビークルモード
マックトラック社製のミキサー車にトランスフォーム。マックトラック社のライセンスを取得しているためパッケージにも同社のロゴが描かれている。
フロントにはMACKの刻印と、簡略化されたエンブレムも造形。
残念ながら劇中で印象的だったタンクのディセプティコンエンブレムは再現されていない。
トランスフォーム!
何気にロック機構の塊。車体後部を左右に開く。
中心のシャーシはロボットモードの胴体となる。
タンク部分も分割。
足首を反転させて立たせて。
股関節を幅増し。
タンクの位置を調整しつつ、頭部と排気筒、胸のパーツ(アウトリガー?)、フロント裏のパーツ(デバステーターの顎)を起こして変形完了!
ロボットモード
横幅が広い。
タンク部分がフリーなので動かしやすいと見るか安定しないと見るか。
腰や手首は回転しないし足首の内側スイングはないが、あとは基本的な関節が可動。
広めの股関節は逆に言えば足を内に寄せてそろえる可動もできるので、なんとなく執事っぽさを模索してみる。
スカベンジャー
巨大油圧ショベルカーに変形するコンストラクティコン。デバステーターに合体した個体は「スカベンジャー」だがこちらは単体変形を見せなかったため、映画冒頭の上海で大暴れした白っぽい同型の「デモリッシャー」の方が有名。ランページあたりと同じで名称をわざわざ分けなくてもよかったのでは……
下半身が存在しない独特のシルエットを持ち、ボディ上下の車輪を自在に駆使して高い機動性を発揮する。スタッフからはホイールボットの愛称で呼ばれていたらしい。
玩具は「SS-47 ディセプティコンスカベンジャー」として2020年3月に発売された。リーダークラス。
ビークルモード
劇中では世界最大級の油圧ショベルカーO&K/テレックス・RH400から変形。ライセンスを得ていないので玩具オリジナルデザインとなっているが、特に後ろの方にしわ寄せが見られる。
転がし走行の他、ショベルアームが四ヶ所で可動。デバステーターの肩を構成することもあり、関節はかなり固め。
トランスフォーム!
どんどん後方へ畳んでいく。ビークルモードの芯になっている部分は分割されて二つの巨大ホイールになり、ロボットモードの芯はその後方の横一文字のシャフトフレーム、という変則構成。
中央部のホイール(ロボットモードでは頭上フレームになる)は180度反転させる必要がある。
肩を反転させて内側に折り込む。
上ホイールにシャフトパーツを接続。
左右のクローラーになっていたパーツを貼り合わせて下ホイールにすれば変形完了。
ロボットモード
何この……何? としか初見では言えなかった異形のロボットモード。
当時品のデモリッシャーだとホイールパーツは左右のクローラーが変形したものでエラストマー製のクローラーを丸く変形させるというものだった。
うなじ(?)の3㎜穴に市販のスタンドを差し込まないと自立させられない。
両腕は付け根のロール軸もあり、この段階でも三ヶ所のスイング軸が利くのでポーズの自由度は高い。
なぜか指(?)が開く。インスタンス・ドミネーション!
スクラッパー
ホイールローダーに変形するコンストラクティコン。武器は左腕のチェーンメイス。
玩具は「SS-51 ディセプティコンスクラッパー」として2020年5月に発売された。ボイジャークラス。
当時メインシリーズでは単体で発売されなかったコンストラクティコンの一体でもある。
ビークルモード
ディテールがごちゃっとした感じのホイールローダーに。
バケットの上下動が可能。
トランスフォーム!
バケットアームを反転、後輪より後ろに回してアームをタイヤ内側のダミーホイールに固定。
展開したバケットをホイールに添わせるようにして足首を形作る。
中心バケットのアームを左右に分割して運転席を本体に密着。
頭部を展開。背中に回した排気筒ユニットに両肩を固定。
右腕からブレードを展開すれば変形完了!
ロボットモード
EZコレクションでは最もスマートな人型に近かったスクラッパーだが、SSではやや異形度が増す。
上半身は動かしやすいのだが下半身は股関節を左右に開けず(足を前方に投げ出した状態で開くことはできる)、膝も90度曲がった状態から伸ばせない(さらに目測30度くらい曲げられる)という癖の強い構造なので、何気にアクションはさせづらいかも。
とはいえ制約の中から面白いポーズを取らせる楽しみはあったりする。
オーバーロード
アーティキュレートダンプトラックに変形するコンストラクティコン。ロボットモードの目撃例が少なく謎の多い兵士。
合体前の集合シーンでは結構目立っていたんだけどいつの間にどこに合体しているのかが分からない。
玩具は「SS-54ディセプティコンオーバーロード」として2020年8月発売。リーダークラス。リベンジ当時はロボットモードに変形する玩具がEZコレクションしかなく、RD-16では同梱されていないという幻の兵士状態だったりする。
ビークルモード
長い。
転がし走行以外にこれと言ったギミックはない。
合体時にミックスマスターが変形した頭部にかぶせるカバーパーツが付属しており、ビークルモードでもオリジナルの方法で装着できる。
トランスフォーム!
運転席を起こし、中央に寄せながら車体中央にジョイント。
フロント部分は分割・変形して脚部に。
後部シャーシを開いて、それぞれ二対の腕を展開。
頭部を起こし、運転席から突起(アンテナ?)を起こして変形完了!
ロボットモード
横幅の広いロボットモード。腕が四本ある点が異形ポイントなのだが、近年だとシージショックウェーブのスーパーモードもそんな感じなので、割とストレートにかっこいい部類に収まっている気がする。
腰は回らないが基本的な関節は可動し、足首の内側スイングもあるため接地性は高い。
ただし首のボールジョイントが異様に硬い。
ダブルナックルハンマー、とかでっち上げてみたり。
カバーパーツはロボットモードでも背中にぶら下げておける。余剰パーツがないのは大事なこと。
(3)はこちら!