今日のといず・くろすおーばーは!
超ド級リメイク! トランスフォーマースタジオシリーズよりデバステーターをご紹介!
日本版発売をリアルタイムで追っていましたがレビューしそびれてました。
〇玩具解説
実写TFのリメイクを中心に展開される「トランスフォーマー スタジオシリーズ」初期の目玉として注目された商品群。恐ろしいことに海外限定ではセット販売もされた(SS-69。海外と日本ではスタジオシリーズの通し番号が異なる)。
「トランスフォーマー:リベンジ」上映当時のメインラインでは個別に変形するが合体しないコンストラクティコン群と、変形しないコンストラクティコンが合体してデバステーターになるトイ(RD-16デバステーター)が発売されており、変形と合体を両立したのは日本限定のEZコレクションのみ、という状況だった。
今回は晴れて主力ラインながら変形と合体を両立したコンストラクティコンとなり、日本では2019年4月発売の「SS-32ディセプティコンスクラップメタル」から2020年8月の「SS-54ディセプティコンオーバーロード」まで足かけ一年半近くの展開となった。
〇キャラクター解説・コンストラクティコン
実写映画「トランスフォーマー:リベンジ」に登場したディセプティコンのサブグループ。G1シリーズのビルドロン部隊(Constructicons)に相当する部隊で、建設重機からトランスフォームする。
同型個体が複数いるらしく、劇中では個別に戦闘したりパーツ取りのために殺害されたりしたグループと、合体してデバステーターとなったグループが別個に登場した。建設業務に携わる機会も描かれなかったこともあり、プロトフォームと同じディセプティコン一般兵という印象も強い。
前作にてオートボットと一部ディセプティコンの見分けがつきづらいという声が挙がったためか、異形のシルエットを持つキャラクターが多い。
スクラップメタル
パワーショベルに変形するコンストラクティコン。コンストラクティコンの中では最も小柄で同形状の仲間が複数体いることから存在を軽んじられやすいらしい。
メガトロン復活のためのパーツ取りに殺害されたのがこいつで、その上劇中のモデルはスクラッパーのものを元にしているためロボットモードはコンセプトアートでしか見ることができないなど、全体的に不遇感が漂う。
玩具はSS-32ディセプティコンスクラップメタルとして2019年4月に発売。デラックスクラス。
ビークルモード
パワーショベルにトランスフォーム。劇中ビークルモードとはショベルアタッチメントが異なっていたりする。
ショベルアームは三ヶ所で可動し転がし走行も可能だが、ショベルの旋回はできない。
トランスフォーム!
上面のシールドパーツを取り外す。
運転席はアーム根元のジョイントで固定されている。
ここで前後反転。
胸部を開いて頭部を取り出しつつ、股関節をボディ内側に畳み込む。
クローラーで構成される脚部は大腿で180度ひねろう。
両肩を胴体に固定し頭部を反転。
両腕から手首を展開させ、外したシールドパーツを左腕にセットして完成!
ロボットモード
コンストラクティコンの中では人型寄り。ただし膝下が鳥脚風。
腰は回らないが基本的な関節は動く。
肘がボールジョイント接続なので掌を前に向けたり内側に向けたりできる。
手首はさらにペンチアームを開くことができる。
ぐわっと掴みかかるイメージで。
ランページ
ブルドーザーから変形するコンストラクティコン。一本足で跳ねまわる姿が特徴で、スタッフからは「スキップジャック」の愛称で呼ばれていたという。
劇中ではデバステーターに合体する黄色い個体とバンブルビーと交戦した赤い個体が登場した。こちらも参照。
玩具は「SS-33 ディセプティコンランページ」としてスクラップメタルと同時発売。ボイジャークラス。また2020年6月5日~7月7日予約、11月発送のタカラトミーモール限定品で黄色い「SS-EX スキップジャック」も発売された。
ビークルモード
ブルドーザーに変形。ドーザーブレードは非可動。転がし走行は可能。
トランスフォーム!
クローラーの底面を開いて台座パーツを外し、台座パーツも収納されていた支えを展開。
ドーザーブレードを固定していたロックを外して「腕」を広げ、体全体を起こす。
ドーザーアームを形成していた外側の「指」と、コロ走行用の車輪の一部だった内側の「指」を展開。
台座の凸ジョイントを尾部に差し込んで。
ロボットモード
台座のおかげで自立可能な一本足。後々脚部になる都合もあってか、背面には運転席やドーザーブレードが割と丸ごと残っていたりする。
アクション
肩は広げたり回転させたり内側に寄せたりできるのだが、肘がないのでかなり癖が強い。
胴体はデバステーターの足首関節も兼ねるので回転やクランク状の可動もできる。
何気に「手を開く」動きは表現力が高い方。
手には運転席サイドの排気筒を取り外して装着することで小型キャノンを再現できる。
ロングハウル
コンストラクティコンの一体でダンプカーに変形。スクラップメタルらとともに海中のメガトロン復活シーンに登場。エジプトでの戦闘シーンではNEST部隊と激戦を繰り広げるも空軍の空爆で撃破された。
同型個体が多数いるので上記以外にもデバステーターに合体した個体がいる上、上記のロングハウルも同一人物か定かではない……
2019年7月「SS-34 ディセプティコンロングハウル」として発売。ボイジャークラス。
ビークルモード
個体差なのか、かっちりまとまってくれない……何か少し反ってる……どうも腰後ろのパーツと荷台を支える板パーツが干渉しているような。
ギミックはコロ走行のみ。ダンプカーらしい荷台アクションはできない。
トランスフォーム!
荷台の庇部分を折る感覚でロックを外し、いったん再度の装甲板を外にスライドして広げる。
装甲板の端っこをスライドして折りたたむ。
本体を立たせて背中に荷台パーツや後輪のジョイントを集約。
足の向きを変えてつま先を展開。
頭部を反転させて変形完了!
ロボットモード
マッシブな体格が特徴。手に持ってもみっちり身が詰まっている感じ。
基本的な関節は腰も含めて可動し、足首の接地性も高いのだが、両腕の装甲板が事あるごとに干渉するので腕から浮かせて適宜逃がした方がいいだろう。
両腕の突起はミサイルランチャーということで。
続いて(2)へ!