今日のといず・くろすおーばーは!
S.H.Figuartsよりゴーカイジャーのライバル、バスコ&サリーをご紹介!
「大いなる力、頂きにあがりました~♪」
ザンギャックから海賊行為の認可を受けた私掠船フリージョーカーを狩る宇宙海賊。宇宙最大の宝を求めて赤き海賊団に参加していたが、宝の独占を狙って一味を裏切り、ザンギャックの軍門に下った経緯がある。赤き海賊団時代は料理番を担当していたが、真の姿はアカレッドすら恐れたと嘯くだけの戦闘能力を持ち、その時点での海賊行為で300万ザギンの懸賞金をかけられていた。またダマラス参謀長とは窮地の仲だが互いに油断ならない相手だと認識している。
物腰は軽妙だがその性格は冷徹かつ酷薄。「何かを得るためには何かを捨てなきゃ」が信条で、自分以外の知的生命体は誰も信用していない。
最後はサリーに仕掛けた爆弾でゴーカイジャーを全滅状態に追い込みゴーカイガレオン・レンジャーキー・ナビィを手中に収めるが、ジョーたちの逆襲に遭い、マーベラスとの一騎打ちの果てに僅差で敗北する。二人の生死を分けたのは、バスコがサリーを捨て石にする際に預けたペンダント形爆弾の装飾だった。何かを得るために何かを切り捨て続けてきた男は、最後に捨てたはずの物に実は捨てられていたと気付いたのかも知れない。
バスコが赤き海賊団壊滅後にどこかで拾ってきて戦闘技術を仕込んだ宇宙猿。腹部ハッチには巨大戦用疑似生命体を収容する機能が備わっている。
所詮は猿なので大した知恵はなく、バナナに釣られて戦闘を放棄してしまうなどといった抜けた面も持つが、「裏切る知恵がない」という一点でバスコには重宝されていた模様。
最終的にはバスコにゴーカイジャー抹殺のための「罠」として切り捨てられてしまうが、サリーもまた自身に仕掛けられた爆弾を腹部ハッチに仕舞いこむことで彼らのダメージを最小限に抑えるなど、一定の意地を見せた。
白兵戦ではシンバル状の武器を用いる。
2012年7月25日~10月9日受注、同年12月25日発送開始の魂ウェブ限定品。同日発送物にはデカグリーン
などがある。
シリーズとしては初めてアクションフィギュアである「S.H.Figuarts」と固定ポーズフィギュアの「S.H.Figuarts ZERO」のセット商品となっており、パッケージのボリュームはかなりのものとなっている。
まずはサリー三面。可動を考えない分、造形はより精緻な物となっている。
猿である。
足裏にはコピーライト表記。このためバスコにはこうした表記が施されない。
付属する「お守りのペンダント(爆弾)」を装着可能。
こちらもスタイリングは高水準。基本的に怪人系は出来がいい。
細かな装飾までしっかり再現されている。
帽子は左側面のみ紋章あり。
首の可動範囲は残念ながら狭い。
肘から生えたスパイクは硬質素材。ポージングによっては肩アーマーに引っかかることも。
肘はデザインの割にはよく曲がる方かも。
とりあえず腕組っぽく。実際にはそんなに組めていないのだが、見せかけることなら可能。
バスコのパーソナルマークが彫刻されている。
股関節は引き出し式。足首はいわゆるNEW電王式と言われる球体多軸関節のもので、接地性は高い。
バスコの手首は敢えて「手袋を嵌めている」ようにデザインされているためか、心なしか指が短め。
掌の溝がほられていない持ち手も付属している。場合によってはこちらの方が保持力あったりして。
こちらは携帯電話持ち手。
レンジャーキー非対応のモバイレーツ。もしかして宇宙では割と普及しているタイプのもので、ゴーカイジャーのモバイレーツはこれをアカレッドが改造した物だったりするのだろうか。
裏面。
何気に折り畳み可能なのが嬉しいポイント。ゴーカイジャーのはクロスボーンが開いた状態しかなかったから……
サリーの首に掛けるもの。バスコには持たせるというか、引っ掛けておくことができる。
特にどれもギミックらしいギミックはないが、造形・塗装共にハイクオリティ。
右手に剣、左手に銃というのはあの世界の宇宙海賊の基本戦闘スタイルっぽい。
というわけでバスコ&サリーでした!
普通に去年12月に受け取ってたんですが、ずるずると紹介のタイミングを逸してました。
まずはサリー。やっぱり劇中でもアクティブに動いていたので非可動なのは寂しい物がありますが、純粋にデザインを楽しむものと思えば充分でしょう。欲を言えば腹部のハッチが開閉すればなおよかったかな、程度ですね。
そしてバスコ。怪人系フィギュアーツ全般に言える傾向ですが、造形がいい代わりに可動範囲が若干狭いことになっており、また手首の形状が独特なので武器の保持力がたまに足りず、ちょっとイライラするところが否めません。
ただ劇中の強烈なキャラクター性や、ゴーカイレッドと絡めての終盤の一騎打ち再現など、あるだけでとてつもない旨味を発揮してくれるアイテムでもあります。
今後も戦隊ライバルキャラは積極的にフィギュアーツ化していってほしいものです。