今日のといず・くろすおーばーは!
初の新規リメイク。三人一組のデストロン光学情報兵、トランスフォーマーシージSG-28ディセプティコンリフレクターをご紹介!
※販売は一体ずつです。
※後ろのサンダークラッカーは別売りです
〇キャラクター解説
オリジンは初代アニメ「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場したデストロン光学情報兵。基本的にセンターにいる腹部にレンズのある個体がビューファインダー、残る二体がスパイグラスとスペクトロ、とされているが、三人とも発言や動作をシンクロさせて同時に行動するので、もしかしたら一つのスパークを分け合った三つ子なのかも知れない(当時はまだスパークの概念はない)。
主に序盤(及び諸般の事情で後に回された初期制作エピソード)に登場。戦闘より偵察や雑用での出番が多く、三人一組となってカメラへと合体変形して情報収集を行っていた。
CVは主にバンブル等を演じた塩屋翼氏が兼任。声が三重になっているのでセリフはだいたい聞き取りづらい。
〇玩具解説
2019年8月24日発売。同時発売物は「SG-27カリバースト」など。
デラックスクラス。単体で宇宙船形態にトランスフォームする他、同型3体をそろえることでカメラモードへの合体変形が可能となる。
ビークルモード
宇宙船形態にトランスフォーム! オリジンでは単体の非ロボットモードを披露したことはなかったが、セイバートロン星だとこういったビークルモードがあったのだろうか。
メガトロンやカセットロンともどもロボットモードで飛べるからビークルモードがなくても移動に苦労しないのよねこの子たち。
前方にはランディングギアを備えている。
艦隊戦だ!
トランスフォーム!
後部の武器とレンズパーツを外す。
胴体と脚部を繋いでいた胸部パーツを二段階でたたむ。
爪先を開いてブラスターも外す。
リフレクターの変形は武器がないと格好がつかないタイプ。
立たせて大腿部と腰部を回転。手首を出して。
頭部をくるっと取り出して腹部にバイオスケールコンプレッションローターを装着すれば変形完了!
ロボットモード
腹部の円形を除くと本当に特徴がないのが特徴というか、すごくモブっぽい。それでいて再現度が高い。
腰後ろの左右に3mm穴が一対あるので市販のスタンド類で空中展示可能。変形の都合でスカスカになっている部分が目立つが、一番面積の大きくなるふくらはぎはランディングギアで少し埋めようとしているのが好感触。
バストアップ
ところで「バイオスケールコンプレッションローター」って何をするものなんだろう。
TFの手に収まるくらいに自分たちを圧縮する装置?
可動
ちょっと肩の開く位置が下よりだが動かしていると気にならない。上腕ロールあり。
肘は変形の都合で180度近く曲がるが手首の回転はない。
腰は回転。ランディングギアでふくらはぎに蓋をしているため膝の曲がり角度は90度ほど。変形の都合もあって大腿にもロール軸あり。
シージのデラックスクラス以上には標準搭載されている足首スイング機構はもちろんリフレクターにも採用されている。足裏に5㎜穴が二ヶ所存在。
EMM ディストーションブラスター
銃身下部のマガジンらしきものが特徴の手持ち銃。リフレクターってほぼ素手の印象しかないので銃器があるだけで何だか新鮮。
HPR テレフォーカルシールド
テレフォーカルの名は後述するカメラモードでレンズを形成するからだろう、多分。
5㎜軸が2方向に出ているので、肩への装着も手持ち保持も可能。
余剰対策
バイオスケールコンプレッションローターは腰後ろのネジ穴にも取り付けられる。
リフレクター集結!
というわけで三体。余剰パーツが出ないよう両サイドの二体のバイオスケールコンプレッションローターは腰後ろに装着したが、その分腰の回転に制限もかかる。
比較
キャラクター性を考慮して比較的小柄に作られている……と言ってもシージのデラックスクラスってやや大振りに作られたアイアンハイドくらいしかデラックスクラスが手元にない……
カメラモードへ
武装を全て外し首と手首をたたみ、腕を胴体後ろでブロック状にまとめる。
腰と大腿部をそれぞれ180度回転させたのちに両足を接合しランディングギアを開く。
たためばキューブに!
三つのうち二つを後ろ向きにして側面のジョイントで三体連結。
中央にバイオスケールコンプレッションローターを装着。
ブラスターをマガジン部分に互い違いについているジョイントで組み合わせる。
後端の突起をバイオスケールコンプレッションローターにはめ込む。
シールドも三つ合わせてレンズに。
合体!
バイオスケールコンプレッションローターが一個余るので、余剰パーツが出るのが嫌な人はシャッターボタン替わりにくっつけよう。
カメラモード
さすがに各部のディテールが実用品に比べてうるさいが、サイズは本物並。
ボイジャークラスのサンダークラッカーと並べてもこの通りである。
TF用カメラとして遊ぶのは無理がありそうだが、上面と側面に5mm穴がしこたまあるので高性能光学センサー付き固定砲台に見立てるのもありかも。
そもそも宇宙船モードからしてブラスターのグリップや腰両脇の凸ジョイントを使ってビームキャノンっぽくなるという。
「食らいやがれサイバトロンども! これがトリプルリフレクターキャノンだー!」
挟んだり引っかけたりではなくちゃんとジョイント同士の接合でこんな武器も作れたりして。
怪奇! 空飛ぶカメラ!
というわけでリフレクターでした!
手堅く優秀な可動素体、という面も備えているので単独でも見立て変形を行えたりしてプレイバリューは非常に高いです……が、やはりブラスターやシールド等三体が揃うことで真価を発揮するアイテムと言えます。一パッケージに三体セットだとややお高くなるから仕方のないところですが、予約等でミスをするとなかなか三体揃わなくなることもあったりして。ありました。
新規アイテムでリフレクターのリメイクなんて今後もそうそうないでしょうし、この価格帯でのギミックや劇中再現度という点では決定版と言ってもいい内容なので、リフレクターが好きな人なら是非。