10体のジュウオウキューブと4体のジュウオウキューブウェポンが動物大合体!
まずキューブホエールからビッグホエールバレルとカイオースピアを取り外す。
内部に放り込んでいたジョイントパーツを取り出す。
1!
キューブイーグル(キューブモード)を用意。
ミニプラ版キューブイーグルは天面がツライチになっておらず上にジュウオウキューブを積めない構造になっている。そこで間にジョイントパーツを噛ませることでキューブの縦積みを可能とし、さらに足首に角度をつけている。
2!
イーグルにシャークを積む。シャーク天面にもジョイントパーツを接続するが、これは後述するゴリラと高さを合わせるためと思われる。
3!4!
ライオンとエレファントをそのまま順番に積む。
5!
タイガーの上にはそのままジュウオウキューブを積めるのだが、やはり足首に角度をつけるためのジョイントを装着。
6!
ゴリラを積んで、天面をツライチにするためのジョイントを装着。
7!8!
クロコダイルとウルフをさらに積む。
ビッグホエールバレル
DXではこの二本をそれぞれのキューブを貫く芯棒として用いるのだが、ミニプラは内部が貫通していないためバレル部分が余剰となる。
キューブホエールをキューブモードに戻し、尾ひれを剥がして内部のジョイントパーツの位置を付け替える。
尾ひれのフレームを再装着。これが腕部となる。
ハッチオープン
キューブライノスは左端の本体のみ使用。荷台はともかく、角もジニスによる追加パーツだったのかも知れない。
こちらもホエール付属のジョイントでフロントグリルとトウサイジュウオー大腿部を固定。ただし大腿部のジョイントは股関節と同軸なのでこのままでも足を開き、足裏ジョイントの間隔を調整できたりする。後述する完全合体の際に割と有効?
ホエール内部にライノス本体をスロットイン!
前後反転させて。
9!10!
組んでおいた1~8の上に乗せる。
右腕にキリンとコウモリ、左腕にモグラとクマを装着して……
ドデカイオー腕部からドデカキング頭部を展開。
カイオースピアを分割、本体を右肩に装着し、王冠をつけて合体完了!
ワイルドトウサイドデカキング
全高:94.0m 全幅:77.0m 胸厚:38.5m 重量:12,700t スピード:630km/h 出力:1億600万馬力
10体のジュウオウキューブと4体のジュウオウキューブウェポンが動物大合体した超巨大ロボ。つながりを強めた大和たちを認めるかのように、ジュウオウキューブたちと大王者の資格が導いた合体形態で、両腕のキリンバズーカとモグラドリル、ジュウオウキューブの力を集めて放つジュウオウドデカショットが武器。
必殺技は100体のジュウオウキューブ・ジュウオウキューブウェポンのオーラ(リカラー多数)を敵に殺到させ完全粉砕するジュウオウドデカダイナマイトストリーム。
スタイリング
足を肩幅に開き、腕も軽く開くことで見栄えを向上させている。
イーグル・タイガーの接続位置を調整することで爪先っぽく見せるといった工夫もなされておりプロポーションは良好……だが、イーグルの青い部分(ジュウオウキングのフロントアーマー)が動いてしまったり、ジュウオウキング・ジュウオウワイルドの足首を分割再接続させるライオン・エレファントなどキューブとしての強度が不足しがちな面もあるなど、安定性が低いのが難点。
説明書でも「遊び終わったらキューブに戻して保管する」ように指示されているほどで……
また、着ぐるみとはカイオースピアの接続位置が異なっていたりする。
可動性能は肩の前後回転と肘の90度曲げくらい。
余剰パーツ
ビッグキングソード、ビッグワイルドキャノン、キューブライノスの角・荷台・接続アーム、そしてミニプラではホエールのバレルが余剰となる。
サイズ
エンジンオーG12が意外とスマートでコンパクトに見えてくるという恐ろしさ。全長約300㎜は伊達ではない。
またこの時点でいくつかの未使用ジョイントがあるので……
完全合体チャレンジ
ライノスの荷台を分解してホエールバレルを差し込んで下駄に、余った中央部はホエールの蓋の裏にあるジョイント(“なぜか”ジャストフィットする)につけて、角と荷台ジョイントを突き出したライノス本体にセット。
右手にビッグキングソード、左肩にビッグワイルドキャノンを装備させてみる。
コンドルも交える
実はワイルドビッグキャノンの凹ジョイント幅(=ワイルドジュウオウキングに合体するタイガー前面の凸ジョイント幅)がジュウオウキューブのジョイント幅と同じだとここで初めて知る。
というわけでワイルドビッグキャノンをライノス荷台に逃がす。
ジュウオウドデカダイナマイトストリーム!
さすがにジュウオウキューブをいくつも揃えてリカラーもしてっていうのは無理だ……
というわけでドデカイオーでした!
6箱使って完成するだけあって“ミニ”プラながら本当にドデカイです。その上でパーツ単位の色分けも執拗なレベルで(さすがにロボ顔面はシール処理ですが)、ひと箱だとユニットどころかほとんど破片みたいな状態だったりしますが(笑)、未塗装・部分塗装でも満足度は高いものになっています。
そして設計者が「ロボのプロポーションと可動範囲を優先してイーグルとゴリラ作ったら何だこれ合体できないじゃん……よし、アダプター作ろう!」と頭を抱えながらも完成にこぎつけたワイルドトウサイドデカキング。先述の通り強度と安定性がちょっと欠けており分解保管が推奨されるレベルですが、しっかり各部に未使用ジョイントを仕込んで余剰なしの完全合体の余地を残していると思われ、プレイバリューを高めているのは見過ごせません。
まだメカや商品は出るとのことですが、ミニプラ史に残る一品であることは間違いないと言えるでしょう。