2016年あけましておめでとうございます! 今年も当ブログをよろしくお願いいたします!
ということで今日のといず・くろすおーばーは実写劇場版「トランスフォーマー/リベンジ」からRD-06ディセプティコンランページをご紹介!
いや、事前に今年一発目のレビューに関するアンケートを取ったらTF票と特撮票が同数だったんで……申年だから類人猿も用意してたんですけどね。
○キャラクター解説
実写劇場版第2作「トランスフォーマー/リベンジ」に登場したディセプティコンの一体。
建機に変形するコンストラクティコンズの一種で複数体が存在し、劇中ではバンブルビーと交戦した赤い個体とデバステーターに合体する黄色い個体が登場している。
一本足のボディでホッピングのように跳びはねる挙動が特徴で、スタッフからは(赤・黄ともに)「スキップジャック」と呼称されていた。
ブルドーザーに変形するためG1におけるボーンクラッシャーに相当するポジションなのだが、前作で地雷除去車から変形するボーンクラッシャーを出してしまったため、アニマトロン部隊やビーストウォーズで用いられた「RAMPAGE」が名前として採用されている。
○玩具解説
「リベンジ」初期ラインナップの一体として2009年5月末ごろに発売された。デラックスクラス。
劇中でのロボットモードは一本足状態のみだったがそれでは自立できないため、一本足状態を「ジャックハンマーモード」と設定し、自立可能なロボットモードを追加している。
翌年1月にはバンブルビーと交戦した赤い個体をイメージしたリカラー品RD-21ディセプティコンランページ・デザートコンバットが発売されている。
ビークルモード
ブルドーザー(キャタピラー社・D9Lブルドーザー)にトランスフォーム。底面のタイヤでコロ走行可能だがドーザーブレードは非可動。シリンダーパーツ(ジャックハンマーモードで脚部と接続する部位)がカッチリ固定出来ないのが若干ストレス要因かも。
後部クローがそれぞれ上下に可動する。クローラーはゴム製。
比較
デラックスクラスなので大きさはそれなり。同クラスのオートボットと並べるといささか迫力不足なのでEZコレクションを持ってきた方がイメージには合う。
キャタピラー社のD9シリーズは同社の「大型ブルドーザー」カテゴリでは最も小型なんだそうな。つまり、より大きなブルドーザーやより小さなブルドーザーと並べても不自然ではない。やったね!
トランスフォーム!
クローラー両脇のアームを外し、ドーザーブレードを上に跳ね上げると頭がコンニチワ。
運転席前のエンジンカバー(?)を左右に割り開き、前面のラジエーターなどもまとめて後部へと持っていき、ドーザーブレードそのものも幅を縮めよう。
車体底面のシャーシを反転させ、シリンダーから伸びたパーツで固定。
クローラーを分解してムチにして、腕部のクローで挟んだり形状を整えたりすれば完成!
ロボットモード(ジャックハンマーモード)
「リベンジ」では敵味方の区別が付きやすくなるよう、ディセプティコン側にヒューマノイド離れしたプロポーションのキャラを多く配置している。
ランページはリベンジ登場のディセプティコンの中でデモリッシャーと並び特に異形っぷりが際立った部類と言えるだろう。
アクション
自由に動かせる関節は肩の前後回転と左右開閉、腕部先端のクロー開閉くらい。頭部は後方から伸びるボールジョイントで接続されているがあまり可動範囲は広くない。せめて肘可動は欲しかったところだが、ゴム製のキャタピラをムチのごとくしならせるアクションは独特の迫力を生む。
メックアライブ
リベンジの特色ギミックである「機械生命体らしい連動可動」表現。脚の付け根と膝にスプリングが仕込まれており、床に押さえつけることで関節を曲げ伸ばしする。この際、膝と連結されたシリンダーが連動して伸縮するようになっている。
なお、このギミックのために股関節は後述のロボットモードにおいても左右が繋がった構造になっている他、足先もゴム素材となっている。
ロボットモード
脚部を左右に割り開き、背面のドーザーブレードから二本の支持脚を伸ばした状態。自立可能となるため、説明書ではこちらがデフォルトのロボットモードとして位置付けられている。
比較
デラックスクラスではあるが背面への出っ張りが大きいため、背の高さはさほどでもない。
さあ、戦いだ!
ぴょんぴょん飛び跳ねながら鞭を振りかざし、最終的に踏みつぶしに来るイメージ。ビークルモードとしては本玩具とEZバンブルビーでスケールが釣り合うのだが、ロボットモードではバンブルビーがほぼ互角クラスになっていたような……?
劇中では死角から回り込んだバンブルビーが人質にされていたサムの両親を救出した後、ランページとの格闘戦にもつれ込み最終的に撃破している。
というわけでランページでした!
この頃からコストカットに関する話は既に囁かれていてRD-02スタースクリームの腕部構造が簡略化されていた例もありますが、ランページもビークルモードで一部パーツがしっかり固定されていなかったり可動箇所が足りないのではと思わされるところがあったりとやや厳しい部分があるのは事実です。ゴム製のクローラーも、質感はともかく長期保存の際は経年劣化で切れてしまうのが怖い素材ですし(幸い壱伏所有の個体は無事でしたが)。
しかしながら前後の作品からもかけ離れた異形っぷりや重機としてのディテールを余すところなく再現しているのは間違いなく、劇中でもバンブルビーとの一騎打ちという美味しい場面を割り当てられたこともあり、何だかんだで「リベンジ」を観たユーザーにとっては愛着のある一体だと思われます(自分がそうなので/笑)
デザートコンバットを当時買い逃してしまったのが今になって悔やまれますね。
↧
RD-06 ディセプティコンランページ
↧