Quantcast
Channel: といず・くろすおーばー!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1291

GX-68 超合金魂ガオガイガー(4)

$
0
0

突入! (3)はこちら!

ガオガイガー
ガオガイガー
 EI-02と交戦するガイガーから発せられたファイナルフュージョン要請のシグナル。シミュレーションでの成功率は限りなくゼロに近かったが、大河長官は凱の勇気に賭け、ファイナルフュージョンを承認する。
 見事ファイナルフュージョンに成功したガオガイガーはEI-02を圧倒するが、ゾンダーロボは損傷した部位を瞬く間に再生してしまうため、凱はヘル・アンド・ヘブンを敢行し、中核部を摘出することに成功する。
 大破するゾンダーロボ。そして中核部も破壊しようとした凱の前に現れたのは――
「それを壊しちゃ、だめーっ!」
 翼を生やし、緑に光輝く少年――天海護だった。護が無意識のうちに発した呪文の力により、ゾンダー核は一般市民の姿へと"浄解"される。
 そのまま護は姿を消し、ガオガイガーは一般市民(後に元建設業者の小宝山金蔵であることが判明する)を回収して水陸両用整備装甲車へと帰還する。だがその躯体には多大なダメージが刻まれており、凱も昏睡状態に陥ってしまった――


GGG
分類:G-stone drived Brave Robot Special
型式:スーパーメカノイド
マシン・コンポーネント:獅子王凱(サイボーグ・ガイ)/ギャレオン/ライナーガオー/ドリルガオー/ステルスガオー
全高:31.5m 重量:630t 内蔵タンク容量:264.2t
搭載AI型式:獅子王凱
GSライドクラス:機密 機関構造:Gドライブ結合 動力:GSライド接続(4基)
構造:結合Gボックスキャスト・フレーム
最大公称出力:7,500,000kw+(10,000,000馬力以上)
飛行システム:翼端インパルス・ドライブ(推力:1,200t×2)
最大走行速度:172km/h
最大飛行速度:マッハ3
武装:ブロウクンマグナム、ドリルニー、ヘル・アンド・ヘブン、プラズマホールド
オプション:ディバイディングドライバー、ディメンジョンプライヤー、ゴルディオンハンマー&マーグハンド、モレキュルプラーネ、グランドプレッシャー、ゴルディオンモーター(プランのみ)
ファイナルフュージョン所要時間
 0~プログラムドライブ:2.459秒
 0~EMTフィールド噴射:2.610秒
 0~ファイナルフュージョン完了:62.328秒
 ファイナルフュージョン完了~EMTフィールド解除:0.672秒
バリア・システム:プロテクトシェード
プロテクトシェードの最大エネルギー衝撃負荷:7.788×10^15ジュール相当
物理的防御システム:レザー・コーティング・スーパーG装甲
物理的防御システムの最大衝撃負荷:7.822×10^8ジュール相当
 ギャレオンのブラックボックスから得られた「ジェネシックガオガイガー(恐らくは対機界31原種並びにゾンダー用に調整された物)」の設計図を元にGGG研究開発部が建造したスーパーメカノイド。右腕の回転攻撃エネルギーと左腕の反発防御エネルギー、膝のGドリルから繰り出すドリルニーを軸とした近接格闘戦でゾンダーと戦う、GGG機動部隊の中核であり隊長機である。
 しかしギャレオンが来訪からEI-02出現(初戦)までの2年間沈黙を守っていたために実践データが得られず、初合体の衝撃と負荷で主にライナーガオーの各部が損傷し凱が昏睡状態に陥るほどのダメージを受けることとなった。
 その後は実証データを反映したプログラムの改良によりシステムは安定していったのだが、二種類のエネルギーを一点集中し突撃する必殺技ヘル・アンド・ヘブンの負荷もまた機体と凱に蓄積していったため、やがて新必殺武器ゴルディオンハンマーを装備することとなる。
 また、ゾンダーを上回る機界31原種に対抗すべく後半ではウルテクエンジンが搭載された結果、出力などがほぼ二倍に強化されている。


スタイリング
前 
後ろ 
 本編通りの合体シークェンスを再現した玩具としてはタカラの「DX超人合体ガオガイガー」やCM'sコーポレーションの「BRAVE合金ガオガイガーシリーズ」に続いて最後発となるため、完成度は極めて高く、力強いプロポーションを再現している。

GGGマーク 
 GGGエンブレムは旧GGG(Gutsy Geoid Guard)の金色。後半では新生GGG(Gutsy Galaxy Guard)の緑色になっているため、ステルスガオーⅡの発売で補完されるものと思われる。


頭部
首スイング
 額のGストーンは覗き込むと「G」の刻印が見えるのだが、ここに気泡が入ってしまっている個体も多い模様。目はヘルメット内のガイガーフェイスの物がそのまま見えるようになっており、勇者ロボ独特の「マスクフェイスに奥行きのある顔」が再現されている。
 ただ口元の牙状マスクに墨入れが為されていないため、写真が白飛びしてしまって……



肩 
引き出し 
 肩は引き出すことが可能。これは後述するヘル・アンド・ヘブン用のギミックだが、その他のアクションにも用いることが出来る。


肘周り
肘
 肘は90度曲がり、手首のボールジョイントで表情付けをさらに補うことが可能。
 上腕にロール軸はあるものの、ライナーガオーから垂直に下ろした状態でなければパーツが干渉してしまうのが難点と言える。 

 ヘルアンドヘブン用 
 こちらもヘル・アンド・ヘブン用の関節だが、腕を前方に上げた際にライナーガオーを怒り肩に出来る。


脚部
脚
 残念ながら腰は殆ど回転しないが、股関節はガイガーの物なので可動範囲は広い。
 膝は膝上の関節で90度可動。壱伏所有の個体は左膝裏のジョイントが多少緩いのか、関節の根元を持って動かさないと外れやすかったりして……


踏ん張り
 足首のスイング幅も広く接地性は高い。足首を左右スイングさせる場合、どうしてもガイガー・ドリルガオー装着モードの都合上(本来土ふまず~足首関節のある辺りをガイガーの腕が貫通する)足首を片側一軸で接続しなくてはならなくなるのだが、ぶっとい合金シャフトが用いられているため強度の不安もない。 


ブロウクンッ!ブロウクン 
マァグナムッ!


ブロウクンマグナム
マグナム!
 右腕に回転攻撃エネルギーを集中させ、高速射出するロケットパンチ。ゾンダーバリアを力任せに破壊し、そのまま本体も粉砕する威力を誇る。また、射出させずに回転機構を使って敵の攻撃を受け流したり、地中を潜行させて敵の足元を崩したりと応用も利く。Gパワーを帯びているためゾンダーに同化されることはないが、推進部を狙い撃ちされると破壊されてしまう弱点もある。


可動手首(大)
オプション手首 
 デフォルトの可動手首(小/変形用)と交換可能な大型手首。

グー 
浄解 
 五指が可動するため、大迫力かつ豊かな表現が可能となる。親指が四指と向かい合わせにならないので物を持つには不向きだが、握り拳も綺麗に作れるため、ガオガイガーの交換用手首はこれとヘル・アンド・ヘブン用のものしか付属していない。


プロテクトシェード
プロテクトシェード 
 左腕の反発防御エネルギーを前面に展開するバリアシステム。実弾なら軌道を逸らし、エネルギービームであれば五芒星状に圧縮して反射することも可能。また、ギャレオンの意志で全周展開したこともある。
 このエネルギーを反転させ敵の捕縛に用いるのが「プラズマホールド」だが、左腕内部回路にかかる負荷が大きいためTV本編ではEI-03戦と機界新種ゾヌーダ戦でしか用いていない。
 親指を折り込み四指を揃え手首を甲側に90度曲げるアクションは、さすがに可動手首(大)でなくては不可能。

簡易 
指可動 
 とはいえ可動手首(小)も五指が根元で個別に軸可動するため、こちらでも表情付けにはさほど困らないかも知れない。

「三段飛行甲板空母、ミラーカタパルト開きます!」
「座標軸固定、OK!」
「ミラーコーティングスタートーー射出!」
ディバイディングドライバー

 「座標軸、固定!」
座標軸、固定! 

ディバイディング 
 ディバイディングドライバァァァァァァッ!


ディバイディングドライバー
ドライバァァァァッ!
分類:FB-1 Mk-Ⅱ Space Bending Tool
タイプ:アレスティングフィールド・レプリションフィールド発生装置
全長:35.0m 質量:235.0t
エネルギー供給源:KT-88真空ヒューズ×1
エネルギー供給時間:80ミリ秒
通常発生可能な戦闘フィールドの大きさ:最大半径15km
戦闘フィールドの最大発生限界時間:3,000秒
湾曲空間面の重力ポテンシャル:10^10
戦闘フィールド内で発生する重力加速度:10^30m/s^2

 ジェネシックガオガイガーの装備のひとつ「ボルティングドライバー」を元にGGGが開発した空間湾曲戦闘フィールド発生装置。ドライバー内部に蓄積したエネルギーによって左腕の防御エネルギーを極大化し、ディバイディング・コアを生成、穂先より射出する。ディバイディング・コアは消滅と引き換えにレプリションフィールドとアレスティングフィールドを生成、前者が空間の拡大、後者が抑制を行うことで広大な戦闘フィールド――ディバイディングフィールドを形成する(この時のエネルギー量はブラックホールにも匹敵するという)。
 これによりガオガイガーはゾンダーロボの逃亡を防止し、周辺への被害を気にすることなくその破壊力を叩き込むことが可能となる。
 湾曲空間は最大3,000秒で消失、復元するがこの際に内部に異空間が発生していた場合、反発効果により大阪ひとつくらいなら吹き飛ばす大爆発を起こす危険性があるため、後にGGGの要請によりアメリカで空間修復ツール・ディメンジョンプライヤーが製造されることとなる。 

ドンドンドン
 コンデンサー部はクリアパーツ、シリンダーが伸縮し、穂先はメッキパーツとなっている。
 拳を取り外すことなく装着可能だが、装着の際にはコンデンサー部裏側のジョイントを、ガオガイガー左前腕のステルスガオー懸架用ジョイントに接続するため、左前腕を一度差し替えるか、左腕を内転させた状態で装着することとなる。


ヘル・アンド・ヘブン
ヘル・アンド・ヘブン!
「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ……」
ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ
 タテガミは一部を内側に折り畳むことが出来、これによって胸の前で手を組むヘル・アンド・ヘブンのポーズが可能となる。

ハァァァァッ!
合一!
スラスター展開!
 組んだ拳は専用パーツで再現。さらに背面のスラスターは片側ずつシャッターが連動展開し、内部にはスラスターモールドが覗く至れり尽くせりさ!

ヘル・アンド・ヘブン
突撃!
 右腕の回転攻撃エネルギーと左腕の反発エネルギーを「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」のキーワードによって合一、組み合わせた両拳に集中させ、EMトルネードで拘束した敵に向かって突撃、内外から破壊し尽くしつつ敵の中核部を抉り取るガオガイガー最大の必殺技。
 しかし地球の(相対的に)未熟な技術でガオーマシンを再現したことと、キーワードが不完全だったこと(本来は末尾に「ウィータ」が加わるのだが、ギャレオンからもたらされた情報が破損していたため存在を見落とされていたものと推測される)により、実は本来想定された威力を発揮してはおらず、またガオガイガー――内部でフュージョンしているサイボーグ・ガイにダメージを蓄積していく諸刃の剣でもあった。
 さらに両拳にエネルギーを集中するため、それ以外の躯体を覆っていたGパワー・バリアが消失し無防備になってしまう弱点(これはジェネシックガオガイガーの純正ヘル・アンド・ヘブンも同様)も存在する。
 本来は最後の切り札でありEI-02戦において凱が使用したのも敵の再生能力や合体のダメージに鑑みての一か八かの賭けであったが、ゾンダー核の正体がゾンダーメタルに寄生された地球人であることが発覚したことで、ほぼ必須の作戦行動になってしまう。
(ゾンダーの防御力と再生能力を突破して核を摘出するにはヘル・アンド・ヘブン級の威力が必要となり、それ以外で対処出来たのはブロウクンマグナムによって内部の砲弾が誘爆した列車砲ゾンダーEI-16戦や、そもそも真のゾンダー核が外部にあったマイクロマシンゾンダーEI-18戦といったごく少数の例しかない)
 ガオガイガーが真に安定した戦力として完成するには、ゴルディオンハンマー&マーグハンドの完成を待たねばならなかった。

というわけで商品内容は紹介し終えたので色々とプレイ
氷竜炎竜 
 行くぞ、氷竜炎竜!(人違い)


ガイガークロー!
ガイガークロー! 
 アッパー気味に降り上げる方がやはり印象が強い……


 比較
比較色々 
 設定ではガイガーが23.5m、マイク(ブームロボ形態)が20.3m、エクスカイザーが10.3m。比率で行くとガイガーがちょっと大きいか。

BRAVE合金(右)と
ギャレオン 
 壱伏所有のものはBRAVE合金01ガオガイガーの恐らく再販版(ステルスガオーのGGGマークが緑色)でよかったはず。
 実はガイガーカカトの処理はBRAVE合金の方が設定に忠実(超合金魂:畳む BRAVE合金:跳ね上げる)だが、それ以外の造形やアクション性能などはさすがに超合金魂に軍配が上がる。
ガイガー 
 ガイガー玩具の弱点だった「顔の小ささ」「脛の短さ」がお分かりだろうか。

ステルス1 
2 
 BRAVE合金01ではガオガイガーのヘルメットを外さないと底面カバーを装着出来なかったが、超合金魂では完全変形を成し遂げている。
 ただしエンジンシャッターに関してはBRAVE合金の方が秀逸だと個人的には感じてたり(後述)。

ライナー 
 左側が超合金魂、右側がBRAVE合金。形状はともかく色合いの解釈が面白い。
2 
 なおBRAVE合金01では車両中央のカバーを外して車体外装を内側に寄せ、ガオガイガー肩関節を露出させる必要がある。

ドリル 
 ドリルガオーはBRAVE合金01はガイガーへの装着を考慮したのかかなり軽く作られている。多分合金率0。ガオガイガー足首関節が一軸接続なのだが、プラ製なので慎重な扱いが求められる。

ガオガイガー
 ガオガイガー状態だと、BRAVE合金ではガイガーの頭にそのまんま被せるためガオガイガーの頭部がちょっと大きく見える。
BRAVE合金の長所 
 ただ、パイロン側にエンジンカバーを付けるというアイディアが嬉しいところ。このギミックとパイロンの本体収納ギミックを両立出来れば言う事無かったのだが……
 またBRAVE合金版はアクション用にステルスガオーそのものを後ろに反らせられるギミックがあったりする(ただしその分、単体だとグラつく)。


ディスクP、セットオン!
ディスクP! 
 我が家の最強勇者ロボ軍団。ビッグボルフォッグは色々とハードルが高いだろうけれど、超竜神は出して欲しい……


初代勇者と
キングエクスカイザーと 
 設定ではガオガイガーが31.5m、キングエクスカイザーが22.1mなので対比としては悪くない。


殴る
 殴る!

ドリルニー! 
 ドリルニー!!

はぁぁぁっ! 
 そしてヘル・アンド・ヘブン!


僕らの勇者王
コウタを乗せてみる 
 護フィギュアは付属しないのでMPキングエクスカイザー付属のコウタと。やっぱり少年とのツーショットは絵になる。


というわけで、ガオガイガーでした!
まとめ 
 ガオガイガーは当時のDX超人合体からして(勇者シリーズトイとしては)良プロポーションかつアクション性も高い方で、かつ合体ギミックが可動関節に負担を掛けない構造だったため、放映当時のモデルグラフィックス誌で改造作例が作られたり、後年BRAVE合金が発売されたりと、勇者ロボとしては合体とアクション性、プロポーションの両立が比較的容易な部類と言えるでしょう。
 BRAVE合金ガオガイガーも設計に詰めの甘さが見られるものの基本構造は悪くなく、Ver1.5、2.0と改良が加えられていったこともあり、ある程度行き着くところまで行ったと思われた感はありました(1.5も2.0も所持していませんが)。
 そこへ出てきた超合金魂版ですが、大手玩具会社製である信頼性の高さもさることながら、これまでは軽視されがちだったガイガーのプロポーションやガオーマシンの各種ギミックにまで気を配られており、まさに集大成、決定版と言える出来になっています。
 今後、他の最強勇者ロボ軍団……は難しくとも、ステルスガオーⅡとゴルディーマーグは絶対に出してほしいところですね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1291

Trending Articles