今日のといず・くろすおーばーは!
ロストエイジ・ダイノボットの一体、劇中未登場のAD28スナールをご紹介!
唸りを上げて完全粉砕!
○解説
2014年8月8日発売のムービーアドバンスドシリーズ・デラックスクラス。ステゴサウルスから変形する。
Snarlは「歯を剥き出しにして唸る」という意。G1ダイノボットの一員スナールの名とモチーフを受け継ぐキャラだが、残念ながら映画には未登場となった。パッケージの解説によれば、歯を剥き出しにして笑いながら敵を鉄屑に変える獰猛な性格らしい。
ステゴサウルスモード
他のダイノボットとは一線を画す、クリアパーツを多用した質感が最大の特徴。
G1スナールは「背ビレのパネルに太陽光をチャージした時が真骨頂」と設定されており(そうでなくとも遜色ない戦闘力を発揮するが)、ロストエイジ版のデザインもそれを意識した物なのかも知れない。
後ろ足からはみ出ている拳パーツがちょっと残念……空きスペースに収納する予定でもあったのかな。
首は上下にスイング。前脚・後脚は付け根と肘膝が可動する。表情付けという点では必要なだけのものを備えていると言っていいだろう。
口は開閉可能。
スラッグと
デラックスクラスの鳥盤目コンビ。二体合体ホーマーにはなれません。
トランスフォーム!
背ビレの一部を外す。後に武器パーツとなるのだが、ここの接続がかなり外れやすい(というかしっかりハマらない)のが難点。
ステゴの胸=ロボットモード脚部を左右に割って頭部を収容。この時反対側にはデザインバランスを取るためのダミー頭部が造形されている。この辺はG1スナールが変形の時に頭部を真っ二つに割っていたことへのオマージュなのかも知れない?
前脚をひっくり返し、ロボットモードの足首を展開。どちらもちゃんと固定用の凹凸がある。
尻尾を左右に割って武器パーツを取り外し、尻尾自体は後足の突起を差し込む形で一体化。
ロボットモードの肩を引っ張り出して。
背ビレを背中に倒して左右に分割。
頭部を起こして変形完了!
ロボットモード
尻尾を左右に開いて翼のようにするレイアウトはG1スナールを意識した物と思われる。
クリアパーツの突起があちこちに飛び出しているのと、ヒロイックかつハッタリの効いた体型が格好いい。
頭部
最も特徴的なのは斜めに接続された手首。肘関節の向きと併せると「小さく前にならえ」的な角度になってしまうが、後述の武器を持たせることで真価を発揮する。
手斧(?)
分離した背ビレを展開したブーメランとも斧ともつかない刃物。光が反射して銀色の刃に見える写真になってしまったが、実際にはクリア黄緑成形で塗装などは施されていない。
メイス(?)
こちらは変形の際に分離した尻尾パーツ。尾の先端のスパイクを叩きつける鈍器と思しい。
二刀流で闘うこともできるが、接合すれば……
ハルバード
二つの武器を接合することで長柄の斧へと変化。そして……
アクションポーズ
斜めの角度で前腕と手首が接続されているため、手首を回転させることでハルバードを肩に担ぐことも真っ直ぐ伸ばすことも可能!
振りかぶり、振り抜け!
3mm穴
腰後ろにはスタンド用のジョイント穴があり、ステゴモードでも同じジョイントで空中展示が可能。
ハッタリの効きまくったデザインと独特の手首可動のおかげで、展示映えする一品です。制限の中でいかに格好良く飾るかを楽しめるタイプのトイ……というかアクションフィギュアに近い部分がありますね。
映画に未登場なのが惜しいというべきか、未登場だからこそここまで思い切ったデザインに出来たというべきか判断しがたいところですが、ダイノボットの中でも完成度の高いトイだと思います。