今日のといず・くろすおーばーは!
メンバーとしてもフィギュアーツとしても、スマイルプリキュア!四番目の登場、S.H.Figuartsキュアマーチをご紹介!
七色ヶ丘中学校2年2組、緑川なお。女子サッカー部キャプテンを務め、筋の通らないことに関しては上級生に対しても毅然と意見する姿から女子人気も高い「女番長(byあかね)」。また、青木れいかの幼馴染でもある。
正義感が強く、六人(終盤で末妹が増えて七人)姉弟の長女(第一子)ということもあって家事スキルも高いしっかり者のオカン気質。そのため、みゆきややよいに対してもやや姉的に接しているように見えることも多い。
「スマイルプリキュア!」のメンバーの中では実は当初から完成形のキャラ造形がなされており、意外と成長度合いは小さい(終盤の個人回ではわざわざ「家族が増える」というシナリオでテーマを再確認している)が、その反動なのか回を追うごとに「虫が苦手」「高いところも苦手」「怪奇現象も苦手」「大食漢」「歴史問題が不得手」「機械オンチ」と弱点を盛られていくことに……?
最大の特徴にして弱点は正々堂々とした「直球勝負」を好み搦め手を嫌う性格にあり、マジョリーナのトリッキーな戦法に翻弄されながらも力技でこれを打ち破った経験がある。
CVは「超速変形ジャイロゼッター」の轟カケル役、「天元突破グレンラガン」のヨーコ・リットナー役、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」以降でエリオ・モンディアル、チンク、ウェンディを演じた井上麻里奈氏。
プリキュアとしては劇中4番目に覚醒。風の属性を持ち、腕の一振りで突風を起こすといった能力を発揮するが、メンバー随一の俊足とサッカーで鍛えた足技をクローズアップされることが多い。またキュアサニーと手を繋ぐことで、サニーのパワーとマーチのスピードを共有可能という特性もある。
浄化技は風のエネルギーを球状に集めて蹴りだすプリキュア・マーチシュート。スマイルプリキュア!の浄化技は一度放つだけで気力体力をごっそり消費してしまうのだが、中盤のマジョリーナ戦では無数の分身に対して無数のマーチシュートを叩き込むという力技で攻略した(そして本人もぶっ倒れた)。その後はプリキュアとしてレベルアップしたためか、「オールスターズNS2」では複数のマーチシュートを余裕をもって放つと言った芸当を見せている。
○玩具解説
2014年2月7日~4月6日受注、6月28日発送開始の魂ウェブ限定品。同時発送物に「タイガーレンジャー(恐竜戦隊ジュウレンジャー)」「ドラゴンキッド(TIGER&BUNNY)」「人造人間18号(ドラゴンボール改)」「アリサ・イリーニチナ・アミエーラ-GOD EATER 2 EDITION-(ゴッドイーター2)」がある。
基本的なフォーマットはこれまでの「スマイルプリキュア!」シリーズに準じるため、キュアハートに付属した手首ホルダーはこちらには付属しない。
スタイリング
ボリュームたっぷりのトリプルテールのおかげで重心が後ろ寄りになるため、若干前のめりにしないと自立しないのが難点。
マーチは手足にグラデーションが吹かれており、質感を高めている。
フェイス
俊足と足技が特徴のマーチだが、足首周りの造形が凝っているおかげでフィギュアーツとしては逆に足首の可動範囲が狭まってしまい、自立性を落としているのが残念なところ。
トリプルテールの内、最も長大なポニーテールは多軸関節で可動する。肉抜き穴を埋めたと思しき蓋が確認できるのだが、それでも重く、油断すると首や胴体が後ろに反ってしまいそうになる。
これまでのシリーズ同様、固定用首関節パーツも付属しているので、一番お世話になるかも。
交換用手首
左右の開き手首・握り拳・名乗りシーン用の右指差し手以外に、ポーズを取った右手首とちょっと脱力させた左手首が付属する。
左手首は髪かき上げ用、右手首はキックポーズ用……?
アクション
キュアマーチ!!(ぶわっさー)
「スマイルパクトに力を込めるクルー!」
力を込める、と聞いて物理的にパクトを押さえにかかるなおちゃんは、この頃から脳筋の兆候が現れていたのか……
マーチシュートぉ!!
エフェクトパーツがあればなぁ(上のはスパ金のオーバーロードエフェクト)
星矢エフェクトを動員して連続シュート再現を試みる。
仮面ライダーとコラボ(成功例)
「風だ……なおちゃんの風が!」「僕たちに、力を!」
仮面ライダーとコラボ(失敗例)
「なおは昔から虫が嫌いですから……」
というわけで、キュアマーチでした!
プリキュアーツとしては完成度の高いスマイル素体に、さらに一工夫加えたことで完成度を上げようとしている姿勢は好感が持てるものの、トリプルテールと足首周りという元デザインに足を引っ張られて現状スマイルチームの中ではピース以上に扱いにくくなってしまっているのが残念なところ(しかも最後に控えるサニーは一番自立難易度が低そうな髪型)。
割り切ってスタンドを活用すれば、トリプルテールはむしろ躍動感の演出に一役買ってくれるのですが(五人揃っての決めポーズなど、ピースが片足立ちしているためどのみちスタンド必須ですし)、できるだけスタンドを使わずに飾りたい人にはちょっと辛い出来です。
逆にそこさえ乗り越えてしまえば、スマイルチームの中でも派手なアクションが多いマーチの魅力をしっかり再現するだけのポテンシャルを秘めています。壁走り用の壁面が欲しいとか思ったりして(笑)
あとは(プリンセスフォームは出る気配がないので)いよいよ9月のキュアサニーを残すのみ。そろい踏みが今から楽しみです。