今日のといず・くろすおーばーは!
いよいよスタート、フィギュアーツ剣シリーズより第一弾、仮面ライダーブレイドをご紹介!
「全てのアンデッドは封印した……お前が最後だ、ジョーカー!」
○キャラクター解説
人類基盤史研究所BOARDに籍を置く青年、剣崎一真。人類を脅かす不死生物アンデッドを封印するための装備、ライダーシステム第2号「ブレイド」の装着者に選ばれたがBOARDが壊滅してしまい、以降は同じくBOARDの生き残りである広瀬栞とともに、自らに接触してきた自称ノンフィクションライターの白井虎太郎の元に身を寄せることとなる。
序盤から混迷する状況の中で余裕のない振る舞いも目立ち頭に血が上りやすいところもあるが、本質的には心優しくお人よしで裏表のない熱血明朗青年。
アンデッドとの融合係数は元々高い上に、火事で両親を亡くしたトラウマに起因する「人を守りたい思い」やアンデッドへの怒りが闘争本能へと繋がり、ブレイドとしてのさらなる力を引き出すこととなる。当初は戦力的に心許ない面も目立ったが、着実に「手札」を増やし戦闘経験を積むことで一人前の戦士へと成長していった。
そんな中、虎太郎の姉が経営する喫茶店ハカランダに居候する青年、相川始=仮面ライダーカリス=ジョーカーと心を通わせていくこととなり、彼の、そして地球の覇権を賭けたバトルファイトの運命を大きく揺るがしていくこととなる……
身長:201cm 体重:101kg パンチ力:280AP キック力:480AP ジャンプ力:ひととび33m 走力:100mを5.7秒(1AP=0.01t)
剣崎一真が、スペードスートのカテゴリーAであるヘラクレスオオカブトの祖・ビートルアンデッドを封印した「チェンジビートル」のラウズカードと、変身ベルト・ブレイバックルを用いて装着する、BOARD製ライダーシステム第2号。
第1号ギャレンと比べパワー重視の設計となっており、醒剣ブレイラウザーを振るって近接戦闘を担うことが想定されている。
後に左腕にラウズアブゾーバーを装着することとなり、上級アンデッドを封印したカードをセットすることで上位形態であるジャックフォーム・キングフォームへの二段変身が可能となった。
しかし、剣崎のラウズしたアンデッド以外のアンデッドの力をも引き出してしまう融合係数の高さは、後に思いもよらない結果を招き寄せることとなる……
「仮面ライダーディケイド」ではアンデッド封印事業を行う巨大企業BOARDの上位階級者に支給される装備として登場し、剣立カズマが変身。ディケイドによってファイナルフォームライドされ、巨大剣ブレイドブレードへと変形した。
2013年8月24日発売。イオンでは予約者2000人限定で変身時に出現する「オリハルコンエレメント」エフェクトシートが付属した。
素体構造の見直しが図られており、可動範囲の拡大と撮影用スーツに即した一部造形が特徴となっている。
本体・手首・武装の他にラウズカード8枚とカードトレイ用シール、ブレイラウザー突き立て用岩、ライトニングブラストエフェクトパーツが付属している。
スマートなヒーロー性と、ブレイド系独特のダボっとしたスーツを両立させたプロポーション。
上腕のリングがボディアーマーと干渉するため、腕をまっすぐ降ろすのは不可能だったりする。
頭部
撮影用スーツ通りに、頭部前面にクリアシールドを配した構造となっているが、クリアパーツに亀裂が入っている個体もあったりするという。
少々目が小さいというか、頭部前面銀色部の縁が上から下に流れる際の膨らみが足りないような……
左からFFRブレイドブレード、装着変身ブレイド、フィギュアーツブレイド。
どの顔もそれなりに特徴を掴みつつそれなりに似てなかったりするのだが、一番特徴を捉えているのはFFRかな……
上と同じ並びで。こうして見るとフィギュアーツ版の違和感は、「顔」のパーツを頭部前面に集中させた造形にあると分かる。本来は複眼がもっと斜め横まで流れていく形(銀色部分もそれに沿って走る)になるのが理想か。
とりあえず龍騎
と
カードライダー繋がりでディケイド完結編やスーパーヒーロー大戦でちょこちょこ絡んでるよね。
……というのはともかく、剣素体を動かした時の感触は龍騎系に近い。また、前面に顔パーツが収束していく頭部のアレンジ方針も共通している。
頭のとがってる繋がりでフォーゼ
プロポーションの解釈がだいぶ異なることが分かる。というかフォーゼ頭でかいな(笑)
他に色々並べてみる
正直フォーゼ系のバランスの方が色々と捗るような気はしないでもない。
肩アーマー
上腕外側に接続部があり、肩アーマー自体を外にスライドさせられる。構造としてはシャドームーン
の発展型と言えるか。
これにより、下写真のように肩アーマーが胴体部に乗り上げる形となり、自然なラインを作ることが可能となっている。
前腕
肘の曲がりは写真の程度が限界。龍騎系同様に前腕ロールが実装されているが、前腕換装ギミックはない様子。左腕引っ張ったら上腕ジョイントの方で抜けたし(破損に繋がる可能性があるので無理矢理引っ張らないでください)。
前屈
実は内部に引き出し式関節が仕込まれており(胸部ブロック側)、胴体の前屈幅がかなり広い。
脚部
今回特徴となっているのは、膝を曲げた時に膝アーマーが上にずれる構造になっていること。膝関節が長くふくらはぎ側で大きく曲がり、関節の上の方に膝アーマーが接続されている。
股関節は多軸関節式、足首も非ダイキャストではあるが多軸関節で接地性は高い。
足裏のスペードレリーフはデザイン上切れ目が入っているところで分割され、爪先可動の時も見た目を損なわないよう工夫されている。
手首群
拳。どの手首もだが、四指の付け根部分のガードが塗装されている。
開き手。人差し指が伸び気味で表情がついたもののみ付属。徒手空拳で戦う時の構えや、変身ポーズ(変身後の姿でやっても意味は薄いが)など劇中再現という点ではむしろありがたい。
写真では右のみだが左右とも付属。龍騎同様に真っ直ぐ持つもの、角度をつけたものの二種がある。
ラウズカード&持ち手
ラウズカードはPET製で、専用の右手首に持たせる。この辺りも龍騎系っぽい。
まずはカテゴリーA・チェンジビートル。変身用カードで変身中はブレイドアーマーを介して剣崎と融合している。消費APは0。
変身解除の際はブレイバックルを反転させて取り出すため、劇中再現という意味では微妙。レンゲルが発売された時にMISSING ACEごっこをするとか……?
カテゴリー2・スラッシュリザード。ブレイラウザーの攻撃力を向上させる。第二話ではローカストアンデッドの突進を受けて壁に叩きつけられそうになったところでとっさに発動し、見事にカウンターを入れて封印を成し遂げた。400AP。
カテゴリー3・ビートライオン。パンチ力を向上する。ラウズカードはラウザーに読み込まれることでカードのイメージが空中に投影され、それがライダーの装甲に吸収されることで効果を発動するが、ブレイドはとっさにビートライオンをラウズし、投影されたイメージを突き破りながらパンチを放ったこともある。
600AP。
カテゴリー4・タックルボア。体当たり攻撃を発動するが、敵に避けられたり弾かれたりすることが多い。まともに決まったのはハイパーバトルビデオの偽ブレイドが発動した時だったりする(しかも相手は本物のブレイド)。800AP
カテゴリー5・キックローカスト。名の通りキック力を強化するカードで、単独発動でもディアーアンデッドを封印に追い込む威力を見せた。消費APは1000、つまり威力は10tということになるが、剣崎の融合係数の上昇によってはそれ以上の威力を発揮しうる。
カテゴリー6・サンダーディアー。電撃属性付加。ブレイドの攻撃の基軸となるカードで、スラッシュリザードとのコンボでライトニングスラッシュ、キックローカストとのコンボで必殺キック・ライトニングブラストを発動する。
単体で使用するとブレイラウザーから電撃を放つことが可能。1200AP。
カテゴリー7・メタルトリロバイト。防御力を上昇させるカード、なのだが使用したのは偽ブレイドとディケイドブレイドで、剣崎も剣立も使ってなかったりして。1200AP。
カテゴリー9・マッハジャガー。加速能力を秘めたカードで、ブルースペイダーを高速走行させたこともある。基本的にはサンダー・キック・マッハの三枚コンボで中盤以降の主力必殺技ライトニングソニックを発動する。1600AP。
なお、劇中でどのブレイドも使わなかったカテゴリー8・マグネットバッファローとカテゴリー10・タイムスカラベ、及び上級アンデッド三枚分のカードは付属しない。
ブレイドが装備する剣。カードトレイとカードリーダーを備えており、通常攻撃・ラウズ攻撃から封印までこれ一本でこなす。
初期AP値は5000で、ラウズするたびにカードの数値に合わせて消費される(上級アンデッドのカードをラウズすると何も起きない代わりにAPがチャージされる)。
キックポーズの時に突き立てておくための「岩」が付属。カウンターには「5000」のデジタル数字が印刷されている。
分解してカードトレイ部分を交換すると……
12枚のラウズカードを収納できるカードトレイを再現。クリアパーツの本体にシールを貼り付けることで、スペード2~Kの封印状態・ブランク状態を再現出来る。貼付にはピンセット必須。
壱伏は2~10が封印済み、J・Q・Kをブランクとした。
ただし付属しているのはプロパーブランク(対応アンデッドのカテゴリーとスートが指定されている空きカード)とプライムベスタ(プロパーブランクにアンデッドを封印したもの)のみなので、出来ればここにはコモンブランク(スート・カテゴリーの指定がない空きカード)が欲しかったところではある。
あえてトレイのカードシールを部分的に貼らずに「カードを抜かれたトレイ」を再現するのも手。
【KICK】【THUNDER】【MACH】――【LIGHTNING SONIC】
ラウズカードは集めていなかったので、「舞い飛ぶカードのイメージ」は再現出来ず……
消費APは1000+1200+1600=3800AP。つまりこの技を発動してしまうと、ブレイラウザーの残りAPは1200となる。
後期メインライターの會川昇氏以外にラウズカードの全容を把握しているスタッフがいなかったために未使用カードの多い「剣」ではあるが、三枚コンボが必殺技として定着してしまうとそもそも使うに使えないカードも出てしまうという……
足にスリッパのように履かせるエフェクトパーツ。足裏部にはスペードの輝きが表現されている。
三本の電撃エフェクト先端のボールジョイントをエフェクト本体に差し込む構造のため、多少の表情付けが可能。
色合いとしてはライトニングブラストの方が近いか。
キックエフェクトはあるものの、浮かせて展示するためのスタンドは付属していなかったりする……
偽
マフラーを巻いたら即偽物。お手軽!(仮面ライダー新1号のものを使用)
というわけでブレイドでした!
カテゴリー8及び10と「ラウズアブゾーバー付き左腕」がないという不満点はあるものの、全体的に完成度は高く、待たされた甲斐があったというものです。
さらに11月にはブルースペイダーが一般発売、キングフォームは魂ウェブ商店限定で12月発送予定と、ブレイド好きとしては外せない流れとなっております。装着変身化しなかったジャックフォームも是非とも出てほしいものですし、他の剣レギュラー三大ライダーや劇場版新世代トリオなど、今後の展開に期待したいところです。