今日のといず・くろすおーばーは!
ガッチャード最初の上位フォーム! 装着変新仮面ライダーガッチャード3 スーパーガッチャードセットをご紹介!
「支配したんじゃない……認めてくれたんだ、仲間だって!」
〇玩具解説
2023年12月27日発売。同時発売物は「DXガッチャーイグナイター」など。
素体とエクスガッチャリバー、二種類のケミーが付属し、劇中のフォームチェンジを再現できる。
素体
というわけでボディから。ベーススーツ部分はスーパーライダケミドールと呼ばれ、通常形態よりもバージョンアップしている。
基本的には装着変新1付属素体と共通造形のもので、手足のアーマーもスチームホッパーのリカラー。
一方で胸部のスーパーパッションアタノール周りや、エクスガッチャリバーがクロスオンされたガッチャードライバーは新規造形となっており、可変ギミックの類は省略されている。
比較するとリカラーだと分かりやすいし、載せてはいないが装備混在とかスーパー用素体にアッパレスケボー・アントレスラーを装着させることも可能。
エクスガッチャリバー
レベル10ケミー、ユーフォーエックスからもたらされた超高度錬成を可能とする錬成器具にして、ケミーの力を取り込み発揮する錬聖剣。
劇中では変形させてガッチャードライバーに装着(クロスオン)させているが、装着変新では(当然ながら)PVC単色成型の別体で付属。まあ劇中でも明らかに装着する時はDX玩具サイズに縮小されてるしね。
都合上本商品のスーパーガッチャードはエクスガッチャリバーの存在が重複することになるが、その解決法については後述。
ハンドパーツはこれまでと同様、握り拳・開き手・武器持ち手が左右とも付属する。
ユーフォーエックス
UFOモデルのオカルトケミーでレベル10。CVは保志総一朗氏。
レベル10は支配できない、というのがケミーの掟通り一度はクロトーに回収されるも自力で脱出。ユーフォーエックスに憧れる鶴原錆丸の想い、そしてそんな錆丸が仮面ライダードレッドに囚われたため助ける力を求める宝太郎の想いに応じてエクスガッチャリバーを授け、さらには加治木も含めてのUFO呼び出し儀式を受けて改めて出現し、「仲間」となった。
イエロークリアパーツ成型なので撮影が難しく、下に伸びているのはカメラフラッシュで出来た影だったりする。
どちらかというと「パーツ同士を引っかける」感じで形状を維持させるパターンの多いケミー・ワイルド態としては珍しく、ちゃんとした軸と穴でパーツ同士を接続しているので安定している。ヘルメットだけ怪しいけど。
ガッチャーンコ! X!
というわけで早速装着変身。素体は腕のアーマーを外す。
ユーフォーエックスは本体と両サイドの子機風アーム、そしてヘルメットを分離。
ヘルメットを一度胴体アーマーに放り込み、指でつまんで調整しつつ装着!
仮面ライダースーパーガッチャード クロスユーフォーエックス
身長:199.7cm 体重:104.0kg パンチ力:20.8t キック力:16.3t ジャンプ力:ひと跳び28.0m 走力:100mを5.5秒
スチームホッパーをベースとして宝太郎がエクスガッチャリバーを介しユーフォーエックスの力を借りた、ケミー3体多重錬成フォーム。
胸部のクロスアストラはオーマイガッチャ粒子と呼ばれる超運動エネルギーを持った特殊宇宙線を受ける透過性放物面鏡で、同粒子のコントロールにより浮遊やテレポートを可能とする。
ユーフォーエックスの力により、エクスガッチャリバーを用いて人(この場合冥黒の三姉妹も含む)と仮面ライダードレッドの強制分離もでき、抜け殻となった対象にユーフォーエックスシャイニングフィーバーを叩き込む。
スタイリング
マグネットステイツとかタイプフォーミュラのようなモチーフを丸ごと着込んでシルエットがとんでもないことになってる系譜。
劇中ではクロスユーフォーエックスマスクの全面に透明シールドがなされているが、本商品では省略されている。
下半身はともかく上半身の可動はかなり制限される。クロスアストラと胴体の接続は背中のボールジョイント一点で行われるため、そこで多少融通を利かせられるかな、程度。
エクスガッチャリバー一閃! カメラに対してまっすぐに構えすぎて見づらい!
さて、玩具仕様上手持ちと腰でエクスガッチャリバーが重複した事態になるわけだが。
ベースがスチームホッパーということで、装着変新1に付属のスチームホッパー用ガッチャードライバーを装着すれば劇中再現に一歩近づく。
厳密にはドライバーの上と下で前垂れパーツの色が変わってしまうので完全、とはいかないが。
アブダクションしながら連続キック! ユーフォーエックスシャイニングフィーバー! 再現しづらい!
エックスレックス
T-REXモデルのエンシェントケミーレベル10。CVは三宅健太氏。
獰猛で戦闘力が高く、人を食べて飲み込んでしまう性質を持つが、それは飲み込んだ相手の記憶を読み取りたいという好奇心によるものだった。
その生態を理解した宝太郎が自分の記憶を覗かせたことにより、興味を抱いて仲間となった。
こちらは全身クリアレッド。外から見える部分では前脚のみクリムゾンレッドの軟質素材となっている。
口が開閉する他、四肢は付け根である程度動かせる。
ガッチャーンコ! X!
というわけで装着変身。ガッチャード側は脚部装甲を外して分解。使うのは太腿部分のみ。
エックスレックスは徹底的にバラして。
レックス両脚にスチームホッパー由来の大腿アーマーを接続し直して脚部に装着。
エックスレックス後半身をガッチャードの背中に。
脇の下をくぐらせるようにして下顎をエックスレックス後半身に装着。
本来下顎関節が付いていたところに前脚を付け直して。
胸部・頭部と合体させて変身完了!
仮面ライダースーパーガッチャード クロスエックスレックス
身長:200.5cm 体重:107.6kg パンチ力:16.3t キック力:20.8t ジャンプ力:ひと跳び21.7m 走力:100mを4.6秒
スチームホッパーをベースにエックスレックスの力も取り込んだ超高等多重錬成形態。
トリッキーさの目立つクロスユーフォーエックスとは対照的に、ストレートな白兵戦を得意とする。
また、興味を持った対象と心を通わせるライダキュリオゴーグルと、人々から受け取った心の力を増幅して戦闘力に変換するクロスレイニアムを装備。心を通わせた仲間の想いをガッチャードライバーで受け取り宝太郎の心の風車を強く回すことで、エックスレックスの猛々しい古代のパワーと混合させ、より強大なパワーを発揮することが可能。
必殺技は両足に牙状のエネルギーを帯びさせて挟み蹴りで粉砕するエックスレックスシャイニングフィーバー。
スタイリング
クロスユーフォーエックスに比べると正統派のパワーアップだが、胴体全体でガッチャードライバーを噛み砕こうとしているようなビジュアルが特徴。
下半身の制限はそこまで大きくないのだが、胸装甲が肩前面にかかっているので腕を前に出せなかったりする。もうちょっと肩を避ける感じで湾曲してくれていれば……
一方脚部は脛と足裏の二点固定、かつ足首の左右スイングに追従するジョイントがあるおかげで接地性が高い。
先述のようにガッチャードライバーを交換して、エックスレックス・エクストラッシュ!
そしてエックスレックスシャイニングフィーバー!
ユーフォーエックスと異なり尻尾が腰の3mm穴を隠してしまうので空中展示にはスタンド用のクリップも必要になる。
というわけでスーパーガッチャードでした!
恒例の年末第一次強化フォームです。今後のパワーアップに置いていかれて使われなくなっていく可能性は高いんですが、エクスガッチャリバーが便利アイテムなので武器として用いるだけでも存在感を残せそう、とも予想していたり。
商品としてはどちらの形態も腕の可動範囲が著しく制限されてしまうのがちょっと残念ですね。せめてエックスレックスは肩周りのクリアランスに余裕が欲しかったところです。
ただ、これまでのワイルド態に比べると両ケミーとも形状保持がしっかりしているところはありがたいですし、やはりクリアアーマーはテンションが上がります。写真を撮ってちょっとコントラストを上げるだけでユーフォーエックスとか不思議な出来になりますし、この存在感はオンリーワンですね。