今日のといず・くろすおーばーは!
サイバトロン第一方面軍の縁の下の力持ち! トランスフォーマーレガシー「VS500コレクション」よりTL EX-11ギャラクシーシャトルをご紹介!
「デストロンのエネルギー採掘を止めなければ!」
〇キャラクター解説
「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマーV」に登場した星間輸送戦士。スペースシャトルに変形する巨大戦士で、真面目で責任感の強い性格。普段は移動基地ロケットベースにスペースシャトルモードで駐機しており、大気圏内外を問わずサイバトロン戦士や戦闘に巻き込まれた民間人などの輸送を担当する。
ロボットモードへの変形が数えるほどしかなく、むしろ輸送機に徹して操縦や自衛をホーリーたちの手に委ねて自身は一言も発さないのが専らで、変形した時のサイズもダイノキングを圧倒するくらい巨大な時もあれば、スターセイバーと同等程度の時もあり一定しない(TFでは彼に限ったことでもないが)。
当時の玩具は諸般の事情でロケットベースとセットになるはずが別売りに変更された経緯があり、微妙に設定が定まり切っていなかったのか、第2話ではロケットベースとスペースシャトルが一体になったものを「ギャラクシーシャトル」、スペースシャトルから変形するロボットは「シャトルロボ」と表記され、音声も電子音声めいた甲高いものになっていた。その後は落ち着いた声音で普通に会話するようになっている。
CVは同作の技術騎士ラスターと兼役で、機動戦士ガンダムシリーズのアストナージ・メドッソ役でも知られる広森信吾氏。
〇玩具解説
2023年6月5日~7月10日受注、11月24日発送開始のタカラトミーモール限定品。同時発送物は同じくVS500コレクションの「TL EX-09シャドウストリップ」「TL EX-10ディセプティコンクラッシャー」。
トランスフォーマーシージ版アストロトレインの仕様変更品で、ロボットモード・スペースシャトルモード・蒸気機関車モードに三段変形。炭水車部分と合体してビクトリーモードへとパワーアップするギミックを有している。リーダークラス。
なお、配色がアストロトレインのG1初期玩具に似通っているため「トリプルチェンジャーにパワーアップしたはいいがディセプティコンに見間違えられることがあって困っている」という設定が追加された。
蒸気機関車モード
ギャラクシーシャトルにとっては新モードだが、変形の手順を考えてここから紹介。
転がし走行が可能。
shuttleって「定期往復便」という意味でバスや列車も該当するから、この状態で宇宙を駆ければ立派なギャラクシーシャトルである。
分離!
炭水車部分は切り離し可能。
単独機関車モード
元々のシージ版アストロトレインがアニメ本編カラーのこと再現を前提にしていたためか、本商品はスペースシャトルモードを白く、機関車モードを黒くするために表面塗装を施している割合が高い。
その分、後部天面のジョイント(ロボットモードでスラスターを被せる)周りの塗装などは剥げやすかったりも……
後部スラスターはスペースシャトルモードと共用。シージ系エフェクトパーツで超加速だ!
炭水車オープン
内部には五つの武器が!
武装機関車モード
ミサイルポッド以外は炭水車部分の5mmジョイントに差し込む。シージ版だとそれぞれの武器に名称が付いていたけれど、こちらは特に名称はないらしい。
トランスフォーム!
機関車本体のストーンガード周りを上にスライド。前方カバーをクランク関節で広げる。
先頭部分を一旦二つに割り、煙突を収納して再接合。
後部車輪を根元から回転させ、主翼を展開。
ひっくり返して前方カバーを閉じる。
サイドパネルを下ろし、尾翼を展開して変形完了!
一度メインスラスターを外して腕の固定を緩めてから尾翼を挟んで固定し直すとスムーズ。
スペースシャトルモード
こちらは後部底面に車輪がないのでコロ走行は想定されていない。
天面に向いたサイバトロンマークが眩しい。
こちらも武装強化が可能。ミサイルポッドが片側にしかないのがちょっと落ち着かないかも。
マイクロマスターたちと並べるとまだ小さい……。まあ劇中の輸送機としてのサイズを再現するとなるとそれこそタイタンクラスにしないと物足りないわけだけど。
炭水車オープン!
発射台モード
クローラーを以てシャトルモードのギャラクシーシャトルを運搬するランチパッドにトランスフォーム。左右のパネルはA.I.R.ロックシステムとなっているので、シージ以降のタラップジョイントで連結が可能となっている。
ロケットベースを意識した色合いに変更されているのが心憎いが、一方で水平に広がり切らない不具合はシージ版アストロトレインから据え置きになってしまっている。
そしてさらにトランスフォーム!
シャトル前方を左右に割り、外装をクランク移動させ、足を反転させる。
スラスターと主翼をそれぞれクランクジョイントで折りたたんで背中に密着。
両腕と尾翼周辺、フロントスカートを下ろして変形完了!
ロボットモード
主翼が描くシルエットとカラーリングの妙で割とそれっぽく見えるロボットモード。
パーツ配置はオリジンとはかなり違うんだけどね。
頭部
実は新規造形部分は頭部のみ。ちょっとマイスター副官っぽい。
ボールジョイント可動。
腕は基本的な可動をこなす。手首は回転しないが肘は二重関節。
腰が回転。
180度開脚も可能だが足首の接地性を考えると目測100度弱くらいが限度か。
膝は90度曲がり大腿ロールを備えているが、太腿が短いので片膝立ちは無理。
ベース・セパレート!
炭水車パーツの一部を取り外して下駄履き。
そして残ったパーツは再び箱にして背中に装着。
武装各種を装着、あるいは保持して……
ギャラクシーシャトル・ビクトリーモード
VS500コレクションにて獲得した強化形態。スピードが向上するらしく、VS500レースに蒸気機関車モードで乱入して破壊された道路をスペースシャトルモードで飛び越え、最終的に本モードで優勝して観客の顰蹙を買った。
……たまにははっちゃけたかったんだね、ギャラクシーシャトル。
スタイリング
本体はボイジャークラス相当で、炭水車オプションを加えてリーダークラス……という設計だが、大半を行李よろしく背負っており、同コンセプトのショックウェーブに比べると面白みにはちょっと欠けるかな……
ロボットモードの腰後ろには3mm穴があるため市販のスタンドで空中展示が可能。シャトルモードだと露出しないのが残念。
別売りのシージ系エフェクトでフルファイヤ―!
レスキュー部隊をサポートして戦え!
武装強化
赤い大口径銃の左右に中型ライフル、先端に黒ライフル、その下にミサイルポッドを装着した大型銃モード。
デストロンのエネルギー採掘を阻止せよ!
というわけでギャラクシーシャトルでした!
欲を言えば新規のタイタンクラスか、せめてコマンダークラスで欲しかった……というのはありますが、V本編でもだいぶ地味なキャラだったのでリメイクしてくれただけで御の字といったところはあります。
玩具的な不満点はシージ版アストロトレイン(未レビュー)から引き継いでいるので今更と言えば今更ですし。
ブレインマスター三銃士やマルチ戦隊のリメイクは遠そうですが、それでもTFVのキャラが揃っていくことそのものが嬉しいですね。