今日のといず・くろすおーばーは!
レガシーで復活! 「トランスフォーマーマイクロン伝説(TRANSFORMERS ARMADA)」の司令官、TL-48オプティマスプライム(アルマダユニバース)をご紹介!
コンボォイ! スーパーモード!
トランスフォォォォァムッ!!
〇キャラクター解説
武力による宇宙征服を企むメガトロン率いるデストロン軍の野望を叩き伏せんとする、平和を愛するサイバトロン軍総司令官。
トランスフォーマーを強化する小型トランスフォーマー種族、マイクロンを狙うメガトロンたちを追い、マイクロンを保護するため地球を訪れる。
CVは後にアニメイテッド版のラチェットを演じることになる大川透氏。詳細はこちらを参照。
〇玩具解説
2023年11月25日発売のコマンダークラス。
同時発売物は「TL-49ネメシス」「BWVS-04執念の対決」など。
日本版と海外版で本体仕様は変わらないが、日本版では「マイクロン伝説」当時品を再現したスリーブがパッケージに追加されている。
トレーラートラックがキャブとコンテナに分離し、それぞれロボットと戦闘基地に変形、そして大型ロボットモードへと合体する一連のギミックを再現している一方、電動ギミックやマイクロンとの連動要素はオミットされている。
ビークルモード
当時品や劇中のフォルムを忠実に再現。当時から気になっていたけれどコンテナ後部にクローラーを履いていたり、側面の出っ張りが街路樹とか薙ぎ倒しそうだったり、そもそもスキャンしたトレーラーと全然似ていなかったりするのでもしかしてコンテナに限って言えばセイバートロンモードのままなのでは……
転がし走行と、接続部での首振りが可能。接続部は差し込んでいるだけなので車体を持ち上げると外れる。
キャブ部分
このモードでは特にギミックなし。
トランスフォーム!
まずヘッドライト周りをクランク可動で外にずらし、フロントグリルを底面に折りたたむ。
後は肩を開き、脛のカバーを開いて爪先を出せば完成。
実は胸のグリルを固定するピンがあるのだが、どうも日本版だと金型に若干の不具合があるのかハマりが悪くすぐ胸からグリルが外れてしまう様子。
壱伏はピンそのものを削り飛ばしてしまった。
ともあれ各部を整えて完成。
ロボットモード
力強いフォルムをしっかり再現。何と言うか、実写とかプライム版とかはもちろん、G1オプティマスリメイク系列と比べても安定感があるよね。
当時品のSTDコンボイと。
胴体にエボリューションギミックを備えているのもあって、STDコンボイはよりゴリラっぽさがある。あとブルーの色合いもちょっと違ったりして。
アルマダオプティマス単体だとボイジャークラスくらい……というかかなり実が詰まっているのでこれだけでリーダークラスくらいのコストがかかってそう。
宿敵と
劇中でもこのくらいの対比だった。
可動
首はボールジョイント。
肘は変形の都合もあって二重関節。拳や上腕ロールも回転する。
肩は開く関節の先に回転軸があるタイプ。
腰は回らないが下半身の可動も良好。
実はスーパーモード変形用の可動を用いると1クリック分前屈出来たりもする。
足首の内側スイングで接地性も良好。
マトリクス
胸のハッチを開くことでマトリクスが出現。着脱可能。
コンボイガン
スーパーモードと共用なので結構大振り。
両腕のダブルカットアウトを装着することでパワーアップだ!
また背中のオートボットインシグニアは5mmジョイント接続なので、外して適当なジョイントに付け直せば背面にコンボイガンを懸架出来る。
……ジェットコンボイ、期待しちゃうよね。
コンテナ
旧玩具だとミサイルだったスーパーモードの膝パーツは今回はアウトリガーのように用いられる。
パネルを開いてロックを外し、全体をガバっと展開。
とは言え諸々の都合上、当時品はコンテナ内側を天面に向けていたが、レガシー版はコンテナ外側を天面に向けて広げる形に。
スーパーモードの脛になるブロックを折り込む。展開したままでもそれはそれでかっこいいかな。
シートなのか遮蔽物なのか分からないパーツを起こして完成。
ベースモード
番組当時の「MC-01コンボイスーパーモード」はコンボイ本体がビークル→ロボット→スーパーモード下半身と変形するごとに赤外線指令を発し、受信したコンテナがコンテナ→攻撃基地→スーパーモード下半身に自動変形する、という画期的なコンセプトで作られていた。
そのためモーター制御一つで三形態を作れるよう、ギミックは箱(コンテナ)をバナナの皮をむくように開いて板(基地)にして、さらに裏返してもう一度箱(下半身)を形成する……というものになっており、当然ながら下半身モードの可動など望むべくもなかった。
そのためレガシー版では大幅に変形ギミックを変更しており、四方に広がった何となくの雰囲気こそ踏襲しているもののあまり劇中の基地モードとは似ていない形状になっている。
コンボイガンを据え付けてみる。
対応するマイクロンがいないので、マイクロマスターを配置。劇中でもマイクロンの自衛拠点みたいな扱いだったしね。
メガトロンを一旦退けて距離を取ってから。
コンボイ・スーパーモード! トランスフォーム!
足首を縦に反転して拳を露出。
この時爪先パーツを一旦足甲側に90度曲げてから変形させ、拳を出したら爪先を180度反転させる、という工程を踏むことになる。
肩を畳んでグリルを上げて。
腹部から下を外側に割る。
肘をクランク状に曲げて腹部に固定。
反転してひっくり返し、頭部を出す。またオートボットマーク周辺のルーフをスライドして下げる。
基地は足を閉じて。
クローラー部分を反転。
ぐるっと上部構造物を回して。
クローラーパーツからロックパーツを起こして。
ロックパーツを下ろして上半身を第一段階固定。
上半身を下ろして第二段階固定。
耳を開いて腹部ロックをかけて合体完了!
合体解除の際は腹部ロックを外した後、骨盤あたりの左右にあるスイッチを押し込んでジョイントロックを外すことになる。
コンボイ・スーパーモード
コンボイがコンテナと合体することで巨大化した姿。パワーや火力は上がるものの小回りに難があるためか使用頻度は低い。
右肩にパートナーマイクロン・プライムをエボリューションすることで全身の火器を強化解放するマックスファイヤーを放つ。
スタイリング
この! そびえ立つビルのようなたたずまい!
腰後ろから垂れ下がったパーツもむしろ当時のスーパーモードを思い出させるエッセンスなのでプラス。
サイズ
さすがにコマンダークラスなので巨大である。これ提督もコマンダークラスで出すとかしないとつり合いが取れないな……
司令官色々。
可動
首はボールジョイント。
肩はノーマルモードよりもオーソドックスな、回転軸の外に横へ開く可動軸があるタイプ。
ただし、スーパーモードの肩アーマー=ノーマルモードの腰アーマーという位置取りのため肩アーマー前面を開くことで天地方向を維持したまま腕を前に出したり、変形用の関節を使って肩アーマーごと大きく上に跳ね上げたりできる。
手首は回転可能。指は四指がまとめて開閉する。
武器保持用の5mm穴が別個に備え付けられているが、スカイファイアーやスターセイバーみたいに開閉に合わせて出入りはしない。予定があったけれどオミットされたのかな。
腰は腰アーマーの下で左右に回転。
開脚幅は広く足首も内側に90度倒すことができるのだが、リアアーマーがつっかえて180度開脚しようとすると前方に転ぶとか、股関節の横可動にクリックがないためある程度以上股関節を開くと自重に耐え切れず股裂きになってしまうとか、若干詰めが甘いと言えなくもない。
股関節は前後挙上の方向だとしっかりとしたクリックが入り、膝は90度曲がる。大腿ロールも備えているので回し蹴りも可能。
コンボイガンはこのモードだとちょうどいいハンドガンサイズ。
リアアーマーの砲塔はある程度フレキシブルに動かせる。尻尾かな。
この砲塔パーツは着脱可能でパッケージでは分離した状態で入っているのだが、軸が太すぎて他に付けられる箇所がないという。
なお、ボーナス要素で当時品のウルトラマグナスも装着可能らしい。
マイクロマスター改め、G1マイクロン!
「スターセイバー総司令官から派遣されました!」
「分かった、力を貸してくれ!」
エボリューション!
マックスファイヤー!!
プライムが付属しないので、概ね5mm軸が生えているシージ・車両系マイクロマスターの出番ってことにしよう。
というわけでアルマダオプティマスでした!
電動ギミックやエボリューションギミックこそないものの、変形と可動、プロポーションを高いレベルでまとめて「マイクロン伝説」劇中のコンボイをしっかり再現してくれています。
でかいロボットを豪快にアクションさせられるのは気持ちがいいものですね。
こうなると、合体前後でフル可動のジェットファイヤーも欲しいところですが……新規のウルトラマグナスは流石に厳しいかな……?