そんなわけでビクトリー合体
「戦うべき相手は今宇宙にいる!」
なおスターセイバーは外したヘルメットを固定しておくアームがなく、Vスター状態でのジョイントも背中のカバー移動で半分ふさがっているので中途半端に引っ掛けておくしかなかったりする。
そう言えばこういうフォーメーションはしてなかったな。
気を取り直してトランスフォーム!
ジェットモードとジェットブースターモード!
ビクトリーレオはVロックライフルを外して機首を内側に折りたたむ。
スターセイバーのカバーを跳ね上げて。
スターセイバーの脹脛内側にあるスライドジョイントにビクトリーレオをスライドイン!
カバーを閉じてビクトリーレオとのジョイントを強固なものに。
またビクトリーレオの背中パネルも動かして。
グリップ位置を変えたVシールドや各種武装を装着!
ビクトリーセイバー(Vスタージェット)
初登場時はこの合体ジェット形態で「合体! ビクトリーセイバー!」と名乗っていた。劇中だとシールド、セイバーレーザー、Vロックライフルは外した状態。
デスザラスが人工衛星から地上にミサイル攻撃をかけるという脅しをかけてきた際、センサーにキャッチされてから発射までのタイムラグの間に衛星に肉薄するために初合体を果たした。
だいたいこのジェットモードでコマンダークラス相当ということになり、ボリュームの割に扱いやすい方。ディスプレイスタンドもこの形態で飾る時に真価を発揮する。
フルファイヤー!
さらにホーリーファイヤー(後述)も装着してみる。
そこからの
ビクトリー合体だ!
ビクトリーレオはあちこち畳んだ状態にして首のロックを外し。
胴体部分を分離。
左右に分割し、巨大爪先パーツを出して、左右を接合していたジョイントを畳む。
折りたたんでスターセイバーとの合体ジョイントを起こし、下駄に。
爪先を畳んだスターセイバーと接合してロックを掛ける。
残ったパーツはライオンヘッドを反転させて畳み、スターセイバーの背中に合体。
Vロックキャノン基部でロックを掛ければ合体完了!
究極総司令官ビクトリーセイバー
体力:10 知力:10 速度:10 耐久力:10 地位:10 勇気:10 火力:10 技能:10
スターセイバーとビクトリーレオがビクトリー合体した究極総司令官。テックスペックがオール10となった初のキャラクターとしても有名。
宇宙空間における機動性やVロックキャノン、Vロックライフルを用いた火力などが特に著しく、人工衛星も二撃で粉砕した。
スタイリング
正統派ヒーローロボットらしさを押し出したデザインとプロポーション。
グレート合体だけど胸周りが全然変わっていないのも珍しい。
アクション性能はスターセイバーのものをほぼ引き継ぐ。
下駄を分解すればビクトリーレオの大腿ロールを応用して接地性を高められたりする。
Vロックライフル。後部のパーツを展開することで上腕部を挟み込んで固定することができる。
フル装備
セイバーブレードやセイバーレーザー、Vシールドも引き続き使用可能。
腰や背中に各種武装をセットしておくことで両手をフリーにできるのが個人的に嬉しいポイント。
勝負だ、デスザラス!
スタンド
脚を下ろすとほぼ接地してしまう。
ホーリー(右)/ファイヤー(左)
マイクロ星出身のマイクロトランスフォーマー。残る二人の仲間、ボーターやピーポーと共にサイバトロン救助戦士・レスキュー部隊を形成する。揃って少年っぽい精神年齢。
ホーリーは南風ジャンの相棒的立ち位置で彼の反重力ボードを製作したこともある。他の三人に「リーダー」と呼んでもらいたいお年頃。母星にはガールフレンドのクリッパーがいるが彼女には頭が上がらない。
ファイヤーは甘えん坊で泣き虫とされているが、高圧放水や消火液で部隊のピンチをたびたび救ってきている。
CVはホーリーが「プロゴルファー猿」で猿谷猿丸を演じた頓宮恭子氏、ファイヤーが劇場版美少女戦士セーラームーンRでフィオレ(少年期)を演じた丸尾知子(現・Chiko)氏。
ホーリー・ビークルモード
パトカーにトランスフォーム!
放映当時は玩具が発売されず、後年「トランスフォーマーZ」期にレスキューパトロールチームとして商品化されたが、そちらではアメリカンパトカーらしい黒いボディだった。OVA「トランスフォーマーZ」でも黒いボディで登場している。
白いホーリーの変形玩具は今回が初。
トランスフォーム!
ボンネットを二段階で折りたたみ、脚部を展開。サイズもあって変形ギミックはシンプル。
ロボットモード
ちょっとボンネットがでかいが、後は劇中のイメージに近いロボットモード。
肩付け根・股関節・膝関節がボールジョイント。また首も回転する。
ファイヤー・ビークルモード
消防車にトランスフォーム。
商標の都合で厳密な商品名は「オートボットファイヤー」とされている。
ラダーの回転・伸長が可能。ラダー先端にはシージ系のエフェクトパーツを装着できる。
トランスフォーム!
両腕と両脚を展開。ルーフの白パネルのおかげでホーリーより凝った印象。
ロボットモード
劇中と異なり頭部がボックスでおおわれている感じのデザイン。
膝が軸可動、肩と股関節はボールジョイント。頭部も回転できるが位置が位置だけに綿棒か何かで押さないと動かしようがない。
比較
左からホイルジャック(プライム・サイバーバースウォーリアクラス)、トミカ・レスキューダッシュ5、ファイヤー、ホーリー、ドリフト(レースマイクロン・エクスディメンションズ)
EZコレクション系はもちろん、場合によってはマイクロンより小さいのだった。
トランスフォーム!
実は今回のホーリーとファイヤーはシージでリメイクされた「REDHEAT&STAKEOUT」のリカラー。シージ版マイクロマスターは90年代に展開していたマイクロトランスフォーマーを現代技術でリメイクしたもので、二体一組で武器に合体するギミックが設けられている。
そのため説明書に記載されてはいないが、ホーリーとファイヤーも合体可能。
ブラスターモード
シージ版説明書によればBinerboost Salvage Blaster。他言語での説明も加味するとニュアンス的には瓦礫を排除する合体砲、みたいな感じ?
ホーリーとファイヤーの頭部を反転しておかないと、上から顔が丸見えになってしまうデザイン。
セイバーには大きすぎるしスターセイバー・ビクトリーセイバーだと袖に干渉して持たせられないので、このセットではビクトリーレオの武器として使うのが最適?
銃口にはエフェクトパーツを装着できるがちょっと脱落しやすい。
改めて各種比較
セイバーはデラックスクラスにしては小さめだけど、UW期レジェンズクラスとかデラックスクラスミニボットよりは大きいくらいの塩梅。
「ホーリー。レスキュー部隊を指揮して人命救助に当たれ!」
残る二人は2023年末待ち。まさかの新規造形だしね。
ゴッドジンライと
漫画版では全くの別人設定。
トランスフォーマーレジェンズでは青年ジンライが新たなトランステクターを得てスーパージンライ、ゴッドジンライに復帰しているのでこのツーショットも可能だ!
・転生した親友と同じ外見・同じ性格のTFを目の当たりにするスターセイバー。
・かつてのパートナーにして転生前の自分と再会してしまうビクトリーレオ。
・知らん内に知り合いが増えていることになっているゴッドジンライ。
嗚呼ややこしい。
このツーショットを待ち望んでいた!
というわけでビクトリーセイバーでした!
MPに比べると、ブランドの違いを差し引いても格段に扱いやすい設計になっていて、ガシガシ遊べるのがいいですね。特にセイバーブレードやセイバーの関節周りはそれが顕著です。
一部削減・変更されたギミックもあるんですが、それもまたジェネレーショナイズによるアレンジの一環と思えば個人的には割り切れる範疇です。これだったら一般販売でも行けたのでは……? とつい思ったりもして。
むしろ設計仕様よりもあちこちで不具合報告が出ているのが心配(壱伏所有のものもセイバーブレードの接続が真っ直ぐになりにくい)ではありますが……
何はともあれ理想のスターセイバーが手に入って大満足です。