今日のといず・くろすおーばーは!
30年の時を経て蘇る! GOOD SMILE COMPANY「THE合体」シリーズより、ダ・ガーンXをご紹介!
「あ、そーれ! 地球合体ダ・ガーンX!」
『地球合体ダ・ガーンX!』
「地球合体! ダ・ガーンX!!」
〇玩具解説
2020年12月にグッドスマイルカンパニーの「THE 合体展」にて発表され、2021年3月25日から予約開始された。THE合体ブランドとしてはダイナゼノン、サンダーグリッドマンに次ぐ第三弾となる(公式HPでは端緒となったフルパワーグリッドマンも掲載されている)。
後続商品のガ・オーンとの合体ギミックも予告されている他、2022年の「メカスマインパクト」ではライバル戦士であるセブンチェンジャーも発表されている。
諸般の事情により発売は延期が繰り返され、2022年5月23日にメーカー出荷となった。
〇キャラクター解説:ダ・ガーン
ビークル時全長:5.2m ビークル時最高速度:400km/h
ロボット時身長:10.0m 重量:13.5t 走力:150.5km/h ジャンプ力:60.2m 最大出力:125,000HP
知力:6 防御力:3 攻撃力:3 器用さ:4 素早さ:4 総合点:20
地球意志オーリンに選ばれた隊長・高杉星史を守って戦う「勇者」のリーダー格。
緑ヶ浜にある廃寺の仏像の白毫に使われていた勇者の石が、緑ヶ浜交番に勤務する根元正巡査のパトカー(ランボルギーニ・ディアブロ)と融合したことで復活した。
星史のことはそのまま名前で呼ぶが、他者の前では正体を隠すために「隊長」と呼んでいる。
沈着冷静で生真面目な性格。
主武装はハンドガンのダ・ガーンマグナム。その他に上腕のタイヤを爆弾として投擲するダ・ガーンボンバー、胸部から放つダ・ガーンナパーム、腕部から放つダ・ガーンフレイムなど、見た目以上に豊富な武装を持つ。また胸部には星史や行きがかり上保護した民間人を収容する異空間を有する。
CVは「吸血鬼すぐ死ぬ」のドラウス役、「仮面ライダーゼロワン」で人工衛星アーク役を演じた速水奨氏。
ビークルモード
赤色灯はクリアパーツ。四輪は転がし走行が可能。後部の方は固定ジョイントがないのでカッチリまとめるのはやや難しいかも。
しかし交番巡査所有のランボルギーニ・ディアブロ型パトカーって、冷静に考えるとなかなかぶっ飛んでるような。
比較
ほぼトミカサイズ。この時点で46億点! これを楽しみに待っていた!
チェンジ!
というわけで変形。まずルーフ部分を持ち上げよう。
車体を折って爪先を出して、足を伸ばす。
爪先の他に踵も立てる。踵の位置を固定するクリックなどはないが、ダ・ガーン本体が軽いのでそこまで問題にはならない。
直立させたら今度はリアを折る。
そして肩アーマー前面部を展開して、腕を下ろす。
ルーフを180度回転させ、両側面のウィンドウを内側に折り込んだら完成!
ロボットモード
頭部が小さく肩が大きいので、エクシリオンを期待してたらエクシゲイザーが来ちゃった感は多少あるけれど、このサイズで完全変形することを考えると良好なスタイリング。
ダ・ガーンの当時品は両肩を真っ直ぐ下ろす形で変形していたので肩アーマーがブロック状になっており、映像作品のように横に広がるデザインではなかったのだが(むしろ何で映像作品はあんなデザインだったんだろう……)、THE合体版は独自の工程を入れることで横に広がるシルエットを実現している。
首は頭部側にボールジョイントがあるため、回転の他にある程度首を上下させられる。
肩アーマーが頭部にぶつかるため、腕を横に広げる動きは苦手。肘は90度曲がるが上腕ロールもない。
こうした構造のため、実はダ・ガーンラリアット(ビークルモードで腕だけ変形させて走行し敵を薙ぎ払う荒業)は再現できなかったりする。
一方で変形ギミックの兼ね合いから、腕を前に上げつつ肩アーマーを正面に向けることが可能となっているのが面白い。
大腿部は一見ロールしそうだがロールしない。股関節のボールジョイントで幅広く可動し、膝はデザインが崩れない範囲でも目測100度程度は曲げられる。
また爪先がボールジョイント接続で傾けられるので接地性は意外と高い。
後述するアースファイター用スタンド裏に収納したマグナムを取り出して、と。
ダ・ガーンマグナム
ダ・ガーンの主武装であるハンドガン。
握り拳にそのまま差し込む形で保持させるのでトリガーに指がかからないが、このサイズで別体付属というだけで十二分。
腕を中央に寄せることはできるので、それとなくマグナム両手持ち狙撃とかも再現可能なのが嬉しい。
スタンド穴の類はないが、本体が軽いのとそれなりに引っ掛けられる隙間はあるので空中展示も容易。
サイズ
MPエクスカイザーよりは少々小さ目で、EZエクシリオンとほぼ同等の体格。個人的には許容範囲内。
アースファイター
全長:25.0m 重量:19.2t 最高速度:マッハ3.5
防衛機構軍の試作戦闘機がダイレクターにはめ込まれたオーリンの力で再生・改造されたもの。四基の機銃が武器。
ダ・ガーンXの上半身を形成する。
というわけでサポートメカその1。特定の機種をモデルにしているわけではなく、割と合体の都合がそのまま出ているタイプ。
前1・後2のランディングギアは収納可能。前輪は回転するが後輪は造形のみ。
アースファイター台座
アースファイター空中展示用の台座。先述の通り裏側にダ・ガーンマグナムを収納できる。
6ヶ所の穴にダ・ガーンX交換用手首をセットできる。
空中展示。
アースライナー
全長:44.5m 重量:33.6t 最高速度:650km/h
緑ヶ浜を通過中に戦闘に巻き込まれて脱線した300系新幹線のぞみの先頭車両と後尾車両が、アースファイターと同じくオーリンの姿で修復・改造されたサポートメカ。線路のないところでもビームレールで駆けてくる。
実はデザインの都合上300系のデビューより早くデザイン作業が行われており、営業車両ではなく試作車両の方が参考にされていたりする。
単体でのギミックは転がし走行のみ。
超合金魂ガオガイガーのライナーガオーと。二回りほど大きい。
合体
アースライナー後尾車両側のノーズジョイントとルーフジョイントを引き出す。
先頭車両側は一旦ノーズ部分を伸ばしてから、先端部を反転させて引き出す。
アースファイターはクランク関節で機首を上に移動。
胸飾りパーツは後部カバーにジョイント。
そしてアースファイター内部のジョイントにアースライナーのノーズジョイントを接合させ、ライナーのルーフジョイントをファイター機首裏のくぼみに差し込む。
アースファイター上面のカバーを開き、ビークルモードのダ・ガーンを挟んで完成。
ダ・ガーンジェット
全長:49.5m 重量:66.3t 最高速度:マッハ4.5
アースライナーとアースファイターが合体し、後部にダ・ガーンを収容した航空機形態。勇者の石やプラネットエナジー解放点を巡って世界中を行き来する展開上、長距離移動形態として多用された。
当時品だとアースライナーの車輪が変形して高さを稼ぐことでランディングギアとなっていたが、THE合体版ではそちらの再現はなし。
そのままだと真っ直ぐ置けない。
ダ・ガーンジェット用スタンド
アースファイター用スタンドとは別に付属するスタンド。こちらにも交換用手首を差しておける穴がある。
アースファイター用スタンドでアースファイターを、ダ・ガーンジェット用スタンドでアースライナー部を支えることでダ・ガーンジェットの空中展示が可能となる。
ライドオンギミック
アースファイターのカバーを開いた内側には四角い凹ジョイントがある。
これにダ・ガーン足裏のジョイントを差し込むことで……
ダ・ガーンジェット上にロボットモードのダ・ガーンを乗せておくことが可能。
ダ・ガーン! 合体だ!