今日のといず・くろすおーばーは!
新生破壊大帝! トランスフォーマー:キングダムよりKD-16ガルバトロンをご紹介!
「貴様の戴冠式だと? 悪い冗談はやめておけ!」
「め、メガトロンかい? まさか、そんな……!」
〇G1キャラクター解説
「トランスフォーマー ザ・ムービー」にてコンボイとの決闘の末重傷を負い、スタースクリームらに宇宙空間に放逐されたメガトロンが、ユニクロンの手で強化再生された姿。同じように新生した部下、サイクロナスやスカージらスウィープスと共にセイバートロン星に乗り込み、新破壊大帝スタースクリームを抹殺、デストロン軍団の指揮権を奪還した。
その後マトリクスを入手してユニクロンとの交渉を図るもマトリクスを解放できず失敗。マトリクスを継承してサイバトロンの新総司令官となったロディマスコンボイとの戦いで惑星スラルまで投げ飛ばされることとなった。
「戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマー2010」では落ちぶれたデストロン軍団を再生すべくサイクロナスに救出されるが、ユニクロンの呪縛などの影響で頭脳回路を損傷しており、部下を振り回し精神病院に入れられかけるがその惑星も破壊してしまう暴君となってしまっていた。
しかし昔ながらの部下とのやり取りでは幾分かの冷静さを見せ、最終回では宇宙ペストを収束させたコンボイに敬意を表するなど復調し、デストロン軍団をまとめ上げた。
日本展開の「ザ☆ヘッドマスターズ」以降、海外展開の「ザ・リバース」以降ではそれぞれ異なる経緯を辿るも、「トランスフォーマーG2」の時代にはメガトロンの姿に戻り、コンボイと一度は和解している。しかし……
〇玩具解説
2021年12月29日発売。同時発売物は「プレミアムフィニッシュ・WFC-03ウルトラマグナス」「プレミアムフィニッシュ・SS-03メガトロン」「WFC-19オプティマスプライマルwithラットトラップ」等。
海外では先行して発売されていたが、そちらでは肩フレームの組み間違いがあったことは有名。本商品では修正されている。
本体や武装の他、マトリクスと首からかけるチェーンパーツが付属。
ビーストメガトロン同様、中身をみっちり詰めたタイプのリーダークラス。G1トイのカラーリングを再現したジェネレーションズセレクト版も存在する。
ビークルモード
レーザー砲台にトランスフォーム! 当時品にあったレーザーガン形態は今回削除されている。
サイズ比較
密度感こそ高まっているが、単純な容積はボイジャークラス並。
マトリクスとレーザーライフルを外した状態。
クローラーと支柱部分それぞれにタイヤが設けられているのでコロ走行可能。
変形ギミックを利用すれば仰角を付けることもできる。
なんちゃって飛行形態。支柱部分を跳ね上げても自立できたりする。
レーザーガンへの変形ギミックはない。
トランスフォーム!
先端の砲身と上部のユニットを外して変形開始!
後部支柱を折りたたむ。
ロックを外してクローラー基部を跳ね上げる。片側につき都合4種のジョイントで固定されている部分。
上面部を開き、支柱基部=脚部を下ろし、砲口部分を起こす。
脚部を割って紫の連結パーツを脹脛にセット、足裏からカカトを引き出す。
クローラーを後ろに逃がして肘を伸ばし手首を引き出す。
砲口基部を開き、パネルを動かしてガルバトロン頭部出現。
砲身ユニットをぐるっと回して胴体に固定。後ろを向くことになった砲口基部を上部ユニットの凸ジョイントでさらに固定。
脇を畳んで胴体が完成。
上腕ジョイントにレーザーカノンを組み上げてロボットモード!
スタイリング
力強さと威厳を兼ね備えた理想のガルバトロンフォルム。
バストアップ
シリーズ特有の汚し塗装も健在と言えば健在。サイクロナスにはないんだけどね。
首は単純なボールジョイント。頭部両脇のユニットが特に固定されないのでちょっと持て余す。
肩はレーザーカノンがなければ真横に180度上げることが可能。
クローラーは肩裏に固定するピンが生えているのだが、上腕をロールさせる時には外す必要がある。肘は変形ギミックの都合もあってほぼ180度曲がる。
拳も回転。
腰は背中の外装が干渉するため、気持ちちょこっと傾けられる程度。
股関節は前後左右によく動く。
大腿ロールがあるため表情付けも容易。
膝は90度曲がる。片膝立ちはかなり厳しい。
足首の内側スイングは内部に砲台モードでの支柱脚部パーツが通っているため角度控えめ。でもこの時の動きが簡易メックアライブっぽくもある。
レーザーカノン。先端は5mm穴となっているため、別売りシージ系列のエフェクトパーツで砲撃を再現できる。
レーザーライフル。ザ・ムービーに出てきたデストロン艦がモチーフ。
先端部にはやはりシージ系エフェクトを装着して銃撃を表現。
上下に重ね合わせれば合体レーザーライフルに!
背中への装着は2パターンを選択できる。
マトリクス
首にかけるチェーンはプラ製の一体成型。マトリクスはロディマスコンボイなどに付属しているものと同一となっている。
ビークルモードではチェーン部下のジョイントでガルバトロンに固定可能。
比較
ボイジャークラスのメガトロンよりは頭一つ大きく、リーダークラスのビーストメガトロンとは本体ボリュームがほぼ互角……こうして見るとビーストメガトロン派手だな。
足裏や背中の5mmジョイントを用いてウェポナイズ! ただし本体にエフェクトパーツを装着するペグはほとんどない。
活躍!
うちのロディマス、旧レジェンドクラスしかないので。
とりあえずうちにいる2010サイバトロンですぐ出てくるのが彼だった。
特に理由のない理不尽な暴力がサイクロナスを襲う。
「人違い……いや、オプティマス……いや人違い……? ええいややこしいわ!」
というわけでガルバトロンでした!
G1ガルバトロンは過去に二回リメイクされていましたが、変形!ヘンケイ!版(ジェネレーションズ)はボイジャークラス予定のものをデラックスクラスに変更した上にメッキパーツの厚みのおかげで扱いにくく、レジェンズ版(タイタンズリターン)はヘッドギアのフィット感が低く違和感があるなど、それぞれ癖の強いモノでした。
今回のキングダム版はアレンジ抑えめの直球リメイクとなっており、一番映像作品のイメージに近い、決定版と言っていいものになっていると思います。変形ギミックも各部のロックがしっかりしていて、弄っていて飽きないタイプなのも好印象ですね。