今日のといず・くろすおーばーは!
都合三度目の碇シンジ登場! 新幹線変形ロボシンカリオンZよりシンカリオンZ 500ミュースカイTYPE EVAをご紹介!
『Z合体! シンカリオン!』
〇玩具解説
2021年12月18日発売。500オオサカカンジョウセットの仕様変更品。
新幹線500TYPE EVAがシンカリオンZ 500TYPE EVAへと変形し、2000系ミュースカイ エヴァンゲリオン特別仕様を模したザイライナーミュースカイTYPE EVAとZ合体するシークエンスを再現可能。
モードシンカンセン(新幹線500TYPE EVA)
山陽新幹線全線開業40周年を記念した「新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト」の一環として2015年11月7日~2018年5月13日の期間で営業運行していた新幹線。
形状としてはZ 500こだまのモードシンカンセンと同型。詳しくは前型のレビューを参照。
比較
エヴァを直接描くことなくエヴァを表現する500TYPE EVAを再現するため、細かく塗装されている。
チェンジ! シンカリオン!
まずは普通にシンカリオンを組む。
本来エヴァマスクはモードシンカンセンでは余剰パーツとなるのだが、武器庫の空きスペースに問題なく収納可能。軟質素材製だけど特にゆがんだりしないのはありがたい。
マスクを顔に被せて。
あたかも肩のウェポンラックから引き抜くようなノリで武器を掴んで……
シンカリオンZ 500 TYPE EVA
全長:26.5m 重量:110t
シンカリオン500 TYPE EVAをベースに特務機関NERVが開発した、新幹線超進化研究所京都支部所属のシンカリオンZ。俊敏な動きを活かし「プログレッシブシンゴウトウ」を武器に活躍する。A.T.フィールドを無効化する能力を備えた唯一のシンカリオンZ。(パッケージ裏解説より)
きさらぎ駅捜索中のシンたちが出会った謎の中年、碇ゲンドウを迎えに世界を超えて現れたシンカリオンZ。運転士は引き続き碇シンジが務める。
上述の設定によれば以前の500TYPE EVAを改造した機体のようだが、一方で正式な京都支部所属のシンカリオンとは言い難い面もある上、向こうの世界にもアブトに相当するキャラがいるのかなどやはり詳細は不明。
全電動車のハイパワーを俊敏性に振り分け、短刀を標準装備している分、前型機よりも元ネタに近い。
プロポーション
プロポーションは良好なのだが、エヴァマスクを上から被せているため他シンカリオンZと並べるとやや頭でっかちに見えるかも。
足甲部分のデザインが実は変更されているのだが、ディテールをユーザーシールで塞ぐ形で再現されている。
マスクオフ比較
前型機だと旧設定で「第一形態」と位置付けられていたため500こだまよりややいかついアレンジが入ったデザインだったが、今回はマスクオン状態がデフォルトで行くことが最初から決まっていたためか純然たるZ500こだまの色違い。
元々の500こだまが首可動範囲の狭い部類なのでエヴァマスクを着けても良くも悪くも可動性能は変化せず。
プログレッシブシンゴウトウ
シンゴウトウのリカラー。高速振動する刃が対象の装甲を共振させ分子結合を崩壊させる……はず。
しまった、逆手に持った写真撮り忘れた。
そして名古屋から救援のザイライナー!
ザイライナーミュースカイTYPE EVA(2000系ミュースカイ エヴァンゲリオン特別仕様)
名古屋鉄道の特急車両2000系ミュースカイに初号機をモチーフとしたラッピングを施した「エヴァンゲリオン中京圏プロジェクト~~名古屋・ささしまライブから世界に発信~」(2020年1月14日から3月9日まで運行)のコラボ車両をベースとしたザイライナー。
シンカリオン関連車両としては初の私鉄車両となる。
本来は500TYPE EVA同様にエヴァ世界側の車両だったのが何らかの理由でシンカリオン(Z)世界に迷い込んでいたらしく、綾波レイとアスカ・ラングレー(惣流か式波かは不明)が名古屋駅を捜索し、シンジの元へ送り出した。
こちらは堂々とNERVマークを前面に掲げているのが特徴。ユーザーシールはザイライナー形態だとヘッドライトのみとなっている。
比較
オオサカカンジョウのリデコ品、なのだが実は表面上に見える外装部は全て新造となっている。
Z合体! シンカリオン!
まさかシンジとゲンドウが声を合わせるシーンが見られるとは!
合体ギミック自体は500オオサカカンジョウと同じ。
シンカリオンZ 500ミュースカイ TYPE EVA
全長:26.5m 重量:122t
京都で巨大怪物体”鬼エヴァ”と戦うシンカリオンZ TYPE EVAの元へ名古屋からミュースカイTYPE EVAが急行。超進化研究所京都支部指令長代理・本庄アカギから一時的に指令席を譲られた碇ゲンドウが超進化ブレーカーを起動し合体させた形態。
ミュースカイブレードとプログレッシブシンゴウトウを連結したミュースカイプログレッシブシンゴウトウとミュースカイシールドで武装している。
また、ブンキヌスの槍を召喚する能力も備え、その投擲はあらゆる敵を貫く。
スタイリング
頭部が一回り大きいこと以外は500オオサカカンジョウと同じ。ミュースカイの外装はオオサカカンジョウと異なる新規のものだが、腕やシャーシといった変形で初めて露出するパーツについては同一形状のリカラーとなっている。
ミュースカイプログレッシブシンゴウトウ
オオサカカンジョウシンゴウトウとギミックは同じ。
ただしブレード部分は新造(車体として外部に出る面の形状が異なるため)
何気に刀身の塗装が増えているのも特徴?
アクション性能も500オオサカカンジョウと同じ。ミュースカイシールドが大きく開くので、マントっぽい感覚で扱える。
ブンキヌスの槍
そりゃロンギヌスの槍って分岐した形状だけどさあ! と視聴者が思わずツッコむ本機専用武器。新幹線・在来線モードではどこにも固定できないので余剰パーツとなる。
軟質素材製だが極端にふにゃふにゃすることはない。
要するにグリップが5mm径のロンギヌスの槍なので、色々と応用が利く。
ギリギリ両手持ちも可能。
鬼エヴァを貫け! ロンギヌスの槍!
E5と
シンカリオン世界ではあれから数年経過しているけれど、エヴァ世界は時間の流れが異なる模様。E5の運転士であるシンにハヤトを重ねるシンジであった。
なおエヴァマスクは説明書では500TYPE EVA専用のものと記されているが、ヘッドギア装着用の溝を使うため他のシンカリオンでも装着可能。
E5やE7のような角のあるタイプは畳んだ状態なら装着できる。
Z合体
シンカリオンZ 500TYPE EVAヤマノテ(左)と、E5ミュースカイTYPE EVA(右)
パッケージ裏にあった組み合わせ。もちろん脚部交換なども可能である。
残酷な天使のような悪魔の笑顔
ブラックシンカリオンとコンビネーションさせてみた……が、500TYPE EVA胴体部の後ろに伸びた外装と、ダークバックパックの上に乗せる500TYPE EVA腰パーツが微妙に干渉してしまう。
一応差し込めるので固定はできるのだけれどジョイント等に負荷がかかるのであまりやらない方がいい。
もうダークにエヴァマスクだけ被せた方が早かったかな……
というわけで500ミュースカイTYPE EVAでした!
前型が最初期のシンカリオンのさらに合体用2号ロボ枠でアクション性・プロポーションに難のあった500こだま系統だったので、よく動くシンカリオンZ規格でTYPE EVAが出てくれたのは嬉しいですね。アニメサイドの話になりますが、Z合体のためにJR外の車両まで持ち出してくるところに本気度を感じます。
玩具的には500オオサカカンジョウと比べてマスクと槍が追加されただけなのに値段が大幅に跳ね上がっている(税込6,930円→9,350円)のは賛否が分かれそうですが、本体もザイライナーも細かく塗り分けられている辺りはコストがかかっているでしょうから仕方のないところかと思います。
こうなるとZ500ベースのハローキティも出てほしいところです。大阪環状線ハローキティトレイン自体は実在していましたし!