今日のといず・くろすおーばーは!
ギャラクシーコンボイ……のようでギャラクシーコンボイじゃない? トランスフォーマーWarForCybertron SIEGE(シージ)シリーズよりSG-37ギャラクシーアップグレードオプティマスプライムをご紹介!
宇宙を守れ! トランスフォーム!
〇玩具解説
2019年11月23日発売。リーダークラス。同時発売物は「SG-36 オートボットインパクター」など。
同シリーズの「SG-07ウルトラマグナス」の仕様変更品で、かつての「トランスフォーマーギャラクシーフォース」の総司令官ギャラクシーコンボイを表現しており(ただし海外コミックにおいてはG1オプティマスプライムの一形態みたいな扱いらしい)、消防車から中型ロボットモード、そして大型ロボットモードへの変形が可能となっている。エフェクトパーツ類は付属しない。
ビークルモード
消防車にトランスフォーム! ……消防車なんですってば本当に。ギャラクシーフォースにおいて消防車をスキャンしたギャラクシーコンボイが取った地球上でのビークルモードをかなり頑張って再現している。
シージはサイバトロン星の戦争末期を題材としたシリーズなので、この形態も厳密にはセイバートロンモードになるのだろう。ややこしい。
(ギャラクシーコンボイのセイバートロンビークルモードは劇中未登場)
ギャラクシーコンボイに比べると合体形式の違いから青い部分が多い。
後ろから見ると爪先パーツが斜めに配置されているのはシージウルトラマグナス型の特徴。
ギミック
転がし走行の他、ラダー二基に仰角を付けられる。
分離!
両側面パネルのジョイントを外してキャブを離脱。
キャブ部分
拳が露出してしまっており、まとまりに欠けるのでこの形態単独での活動は想定していない模様。
トランスフォーム!
両腕を一旦横へ展開して上半身回転。
上下半身のレールをつなげて前輪周りを上昇!
踵を展開してスタンドアップ。一旦両脚を左右に広げて大腿部と股間ブロックの間のロックを外してから立ち上がらせよう。
胸ブロックを前に倒して頭部を展開、元に戻す。
両肩で胴体をロックして、上半身全体を後ろにスライドしてレールと密着させ、変形完了!
中型ロボットモード
海外コミックではオライオンパックスに位置付けられている本体ロボット。フロントの面影がほぼ丸ごと残ったビジュアルはどちらかと言うとグランドコンボイっぽい?
頭部はボールジョイント接続だがほぼ回転のみ。
腕部は90度ずつ動かせる標準的な可動で手首の回転あり。
足首の内側スイング幅を超えて開脚可能。
大腿部にロール軸はあるが、外側にしか回せない。
比較
中型ロボット部分はボイジャークラス相当。
JF-15グラビティフォースレーザー
ラダー片側の先端部は取り外すとハンドガンに。
W-30マグネティックインデューサーランチャー
シージ版ウルトラマグナスに付属しているのと同じ武器。ちょっとグリップが長い。
どちらの武器も銃口が5mm径となっているので、別売りのエフェクトパーツを装着できる。
ギャラクシーキャノン(仮)
説明書には書かれていないが、ギャラクシーコンボイの際に車体後部パーツを変形させた砲台モードはそれっぽく再現可能。
またマグネティックインデューサーランチャーはバックパックにも装着できる。
バックパックの前輪はそれぞれ前腕に装着可能。
二連装キャノン(仮)
名称不明の武器。元ネタのギャラクシーコンボイが前腕に前輪およびバンパーを配置していたことの再現なのだが、砲口のような5mm穴が前方を向くのが独自要素。
前腕にパイプ状の連装砲を持つオプティマスと言うと、アルマダコンボイのダブルカットアウトを思い起こさせる。
スーパーモード、アップグレード!
というわけで合体。車体後部ユニットをさらに前後に分割し、後輪ユニットを左右に分割、内部から肩アーマーを取り出す。
本体は両腕に前輪ランチャーを装着した状態で頭部を一旦収納。
腰前面パネルを反転。ここは仕様変更元のウルトラマグナスが「白いロボットがアウターアーマーを纏って青いロボットになる」という表現のために設けられたギミックだが、今回は印象があまり変化しないのでどっちでもよくなってしまっている。
カカトを収納した脚部に後輪ユニットを被せて、アウトリガーを引っ張り出してボリュームアップ。
さらに外側にマグネティックインデューサーランチャーを装着する。
両肩に肩アーマーを上から被せる。
カバーパーツを一旦伸ばして、後輪ユニット固定用の凸ジョイントで挟み込むように。
二門のキャノンを回り込ませてまとめたらバックパックに。
ロボット本体の背面レールにバックパックを固定して、胸部カバーも固定すれば完成!
スーパーモード
細部は異なるが、かなりギャラクシーコンボイスーパーモードの印象を再現している。もう一回り肩が大きければ言うことなし?
バストアップ
首は意外と上向きの可動に強い。
アクション性能は据え置きだが実は足首の接地性は合体前より向上していたりする。
武装各種は問題なく使用可能。
JF-50 ツインブラストギャラクシーパック
バックパック全体がそう言う一つの武器という扱いの模様。二門の砲身それぞれにスライド可能な5mmグリップがあり、保持を助ける。
アクション
結構マスターメガトロン(マスターガルバトロン)相手に格闘を仕掛けていたイメージ。
腰後ろに3mm穴があるが、かなり頑丈なスタンドでないと支えられなさそう。
フォースチップ・イグニッション!
ギャラクシーキャノン・フルバースト!!
いやフォースチップギミックないけど。
ベクタープライムと
当時品のGC-03次元監視官ベクタープライムとツーショット。スーパーモードならいい感じの対比。
あれはベクタープライムの剣! 約束、守ってくれたんだ……!
当時品のGC-01は指の開閉で武器を保持するスタイルだったためベクタープライムの剣を持たせにくかったが、シージ版は通常の5mm穴なのでスムーズに持たせられる。
ハッタリの利いたデザインなので長剣も似合う。
さすがにサンライズパースやまっすぐの突きまではできなかった……
というわけでギャラクシーアップグレードオプティマスプライムでした!
コミック版の設定はさておき、ギャラクシーコンボイをシージフォーマットでリメイクし、ついでにアルマダコンボイやグランドコンボイのイメージもちょっと混ぜ込んでみました的な一品。
さすがに1年物のテレビシリーズを牽引するフラッグシップアイテムだったGC-01に比べると
・フライトモード削除
・イグニッションギミック削除
・後発TFとの合体ギミック削除
と、ギミック面で物足りなくなっているのは致し方のないところ。
しかし現代的なフォーマットでリメイクされたおかげで扱いやすく、5mmジョイントによるさらなる武装強化も可能なため、ポテンシャル自体は実に高いです。
ギャラクシーフォースのギャラクシーコンボイとして扱っていますが、海外版では「TRANSFORMERS CYBERTRONのOPTIMUS PRIME」なのでギャラクシーの文言は本来日本オリジナルなのですが、結構向こうでも日本発の要素を大事にしてくれている……という解釈でいいのでしょうか。