〇キャラクター解説・ビーストメガトロン
全長:2.8m 重量:2.3t
初代メガトロンの後継者を自称するプレダコン急進派のリーダー格。
日本版CVが千葉繁氏と言うこともあり、ユーモアあふれるアドリブ上等の陽気な親分といった風情だが、その実内心では部下を道具としか見ていない酷薄さを持ち、単独でも強力な戦士であると同時に周到に策略を練る戦略家でもある。
ビーストウォーズの時代ではオートボット・マキシマルズ・ディセプティコン・プレダコンがサイバトロン星で平和共存しているため、本来はディセプティコン・プレダコン本部からも追われる身。しかし、逮捕のために追ってきたジャガーに対し、ビーストメガトロンが明かした真の目的とは……
ビーストモード
化石から遺伝子をスキャンしたティラノサウルスに変形。今回、恐竜の外皮として表に出ている部分はPVC製となっており、従来のビーストTFとは違った質感と重量感を楽しめる。
価格帯はリーダークラス。ボリュームもたっぷり。
開いた口の中には5mmジョイントがあるため、別売りシージ系のエフェクトパーツを装着してレーザー・バスターを再現可能。
首を左右にスイングすると両サイドの皮膚がスプリングギミックによって追従する……が、根元から大きく動かすとうなじのカバーが浮いてしまう。
尻尾も二軸で左右スイングが可能。
ロボットモードの脚部にティラノ大腿部のカバーがかぶさっている構造だが、カバーをU字のレールで動かすことによりビーストモードでも脚部のダイナミックな前後動が可能となっている。
前脚はワンパーツ構成。根元がボールジョイントなのでまあまあ表情豊か。
メガトロン、変身(テラライズ)!
まずは大腿部カバーを開く。何となくメタルス時期を思い出す。
レールを伝って90度向きを変えて。
膝横にあった大腿部カバーを上に回転。プラスマ・バスターだけど特にギミックなし。
大腿部カバーを接続していたガワをクランク関節で前方に折りたたむ。
全体的に表皮こそPVCだがそれを支えるフレームやジョイントは従来通りのABS素材なのでカッチリと位置決めはできるし固定も甘くないので扱いやすい。
尻尾を付け根からぐるっと回して。
股関節の左右を接合。ここを分離させるのがかなり力が要るところなのでいつもハラハラする……両手で両足を持って股裂きしないといけないので心臓に悪い。
ティラノ腹部のガワを開いて内側に折りたたみ、ロボット頭部を展開。
腰とロボット脇腹をつないでいたIジョイントを外し、腰フレームに腹部を被せるような要領で再固定。
左右の腕の向きを整え、ティラノ尻尾のガワをたたんで完成。
この時、尻尾両側面のガワの折りたたみに気を付けないと外皮に変な癖がついてしまう……
ロボットモード
威風堂々、迫力のあるロボットモード。背中のガワが目立つが、むしろ威圧感を増している。
バストアップ
額にはプレダコンインシグニアが。
首はほぼ回転のみ。
右腕・レーザーバスター
もう右腕のパーツなので生物として無理な開き方もさせてみる。
肘は内向きにも外向きにも大きく曲がるので、ティラノヘッドを正面に向けたレーザーバスター発射ポーズも決まる。
左腕デス・クロー
ペンチ状の尻尾部分は開閉可能。また左手首はなぜか上向きにスイング可能。
脚部も可動範囲、接地性ともに問題なし。足首が前後左右に大きく動くのでポージングの幅が広い。
アクション!
やっぱりライバルがいると戦闘シーンも燃える!
というわけでビーストコンボイ・ビーストメガトロンでした!
WarForCybertronトリロジーではありますが、エフェクトパーツは付属せず、ビースト外観を重視したためか武装拡張用の5mmジョイントも控えめなのでちょっと遊びごたえが違う点はあります。
一方で外観・アクション性ともに高次元にまとまっていますし、ビーストモードでも動きまくってくれるので、単純にゴリラとティラノサウルスのアクションフィギュアとしても出来がいいのが面白いところ。
今後のラインナップにも期待が持てます!