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〇キャラクター解説・仮面ライダーサウザー
When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born.
Presented by ZAIA.
身長:204.2㎝ 体重:99.1㎏ パンチ力:42.4t キック力:86.5t ジャンプ力:58.1m 走力:100mを1.8秒
ZAIAエンタープライズ日本支社長・天津垓がザイアサウザンドライバーとアメイジングコーカサスプログライズキー、アウェイキングアルシノゼツメライズキーを用いて変身する仮面ライダー。天津曰くその性能はゼロワンの1000%とのことで、最新のライダーとしてゼロワン・シャイニングアサルトホッパーやバルカン・アサルトウルフを圧倒し、のちに現れた仮面ライダー迅・バーニングファルコンとも互角に渡り合った。
本体の拡張性はさほど高くないもののサウザンドシグナルを通じて敵をラーニングし数万通りのシミュレーションから0.001秒で最適解を導き出すことで巧みに立ち回り、専用武器サウザンドジャッカーを用いて敵ライダーのプログライズキーからデータを抽出・複製するジャッキングブレイクで猛威を振るう。
自称永遠の24歳の天津(実年齢45歳)はかつて飛電是之助と共同研究を行っていた科学者でありエリートコースを歩んできた経営者でもあったが、是之助のヒューマギアへの傾倒から袂を分かっており、自らはZAIAスペックを用いた人間自体の処理能力向上を主張。
ヒューマギアの危険性とZAIAスペックの有用性をアピールし、社会をヒューマギア廃絶に向けて誘導するとともに民間自衛武装としてのレイダーシステムと、軍事用強化武装としての仮面ライダーを販売していく流れを作り出そうとしていた。
しかしそのすべては「幼い頃愛したロボット犬・さうざー君の製造元だった飛電インテリジェンスの社長になる」という夢が根底にあったことが終盤明らかになっている。
口癖は「1000%」。小学生時代の体験から、自他を問わず100%では満足せず1000%を要求するようになったのだが、一方で「進捗率999%」のように単に百分率が大雑把なだけともとれる表現をしてしまうことも多い。
飛電製作所編の開始と前後して計画通りに事が運ばなくなった辺りから力押しの行動が目立つようになるが、基本的には綿密に計画を立て他者を目的のため道具として扱う冷徹さと傲慢さ、目的のためなら卑怯な手段もいとわない厚顔さが持ち味。
何しろ人工衛星アークに人間の悪意をラーニングさせデイブレイクを引き起こした張本人であり、ゼロワンと滅亡迅雷.netの序盤の戦いをコントロールし、不破の脳に(バルカン変身に必要なものとはいえ)無断でAIチップを移植して「デイブレイクで全てを失った過去」を捏造した上のちに自己主張を始めたため始末したヒューマギア・亡の人格データもインストールし手駒としていた、という「ゼロワン」における全ての事件の元凶である。
ただし天津の主張する「ヒューマギアには悪意にさらされ自らも悪意を芽生えさせた場合それを抑える理性がない」「やがてヒューマギアは人間の居場所を奪う」という危険性自体は劇中でも厳然として存在するものであり(前者はヒューマギアが夢を持つことで自制が可能になるとされたが)、天津本人としては1000%先を見通して自社と自信の利益につながるよう状況を制御しただけなのかも知れない。
とは言えヒューマギア、ひいてはAIの進化を甘く見ていたため終盤では復活したアークを掣肘できず損害を生み出した旨で新設された閑職「さうざー課」課長へと降格された……のだが、一転して手回しの良さを存分に見せつけ、最終回では破壊されたサウザンドライバーをちゃっかり再建してさうざー君の同型(それぞれ違う名前を付けているらしい)まで増やすなど、案外と水が合っている様子を見せていた。
スタイリング
頭部に5本角があるほか、胸と背中の突起も合わせて5本ある。全て硬質素材なので扱いには気を遣う……
首可動は特に遮るものがないので良好。
腕回りも標準的。肩関節も引き出せる。
サウザンドライバーの締め付けがあまり強くないためか、腰は真横……というか180度回転すらできてしまう。
標準的な可動を仕込みつつもおなかのパツパツ具合が損なわれていない。
下半身可動も特に不自由なし。
手首
まずは拳と平手。
中指と薬指を軽く曲げた平手が付属。
サウザンドジャッカー持ち手は左右とも付属。またジャックリング掛け手が左のみ付属する。
レイドライザー
ボーナスパーツとしてレイドライザーと、その保持用右手首が付属。
レイドライザーはブランク状態。閉状態のプログライズキーをセットするものなのでこれまでのゼロワン系ライダーのプログライズキー(展開状態)はセットできない。
現状では唯一、シャイニングアサルトホッパーの腰ホルダー用ライジングホッパープログライズキーならセットできる……のだがホルダーに差し込むため不自然な段差ができているので見栄えはよくない。
ザイアサウザンドライバー
両側からコーカサスとアルシノのキーが飛び出しているので横幅がすごい。
キーが塗り分けられていないのがやや残念。
二つのキーを抜くことが可能。ただし本来はコーカサスキーとサウザンドライバーの紋章が重なって5本角になるデザインなのだが、フィギュアーツではコーカサスキーにそのまま5本角が描かれるスタイルになってしまっている。
サウザンドジャッカー
グリップエンドのジャックリングは収納状態と伸長状態を差し替えで再現。
まあまあフィットするけれど、やっぱりスーツ姿の人間キャラに押し当てるのが本道か。とはいえサウザーがレイドライザーを強制装着させていた覚えがない……
プログライズキー以外のテクノロジーもいただいてみる。
後半はやられ役に回ることが多くよく爆発していた。
ブラック企業社長頂上決戦。
放て必殺のサウザンドディストラクション!ⒸZAIAエンタープライズ
というわけで001/サウザーでした!
出来に関しては実に安定しています。001の場合は付属品もなくてシンプルなんですが、映画でも少しアタッシュカリバーを使っただけですぐロストして徒手空拳に切り替えていたので、特に不満ということもありません。滅亡迅雷.netの文法でデザインされたゼロワン、といった趣きもまた面白いです。
そしてサウザーですが、こちらも堅実なクオリティ。ゴールドとシルバーの発色もよく、ボリュームのある見た目のわりに不自由なく動かせるアクション性もうれしいところ。ただ、元デザインの都合上突起が多いので扱いには気を付けたいですね。