五体のテックボットが今こそユナイト!
スキャッターショット
基本がシルバーボルト型なので同じ要領でトランスフォーム。
ストレイフ
ロボットモードから腕を後ろにたたみ、頭部を隠したり脚をそろえたりして腕モードに。
足モードでは機首を膝アーマーにする。
アフターバーナ
肘を曲げて後ろに回してボディと密着させ、合体ジョイントを引き出し、足をそろえて腕部に。
脚部にする際はロボットモードの腕部を一度展開して両サイドに添える。
ライトスピード
トリックダイヤと要領は同じ。
ノーズコン
こちらもグリジバーと同じ。
そして合体!
テックボット合体戦士コンピューティコン/COMPUTRON
「データー受信。結論。ただちにオボミナスを破壊する!」
五体のテックボットによるスクランブル合体戦士。初期の合体戦士はメンバーの思考が一致した部分だけが有効に働くため知能低下を起こしやすかったが、コンピューティコンに限っては5人のコンピュータを並列処理に回しているのか、スーパーコンピューター200台分の計算能力、ほぼ無限の演算容量を備えるに至っており、足りないデータは天才化したグリムロックから譲渡された。
5人分の収集データから得られた演算結果と予測される結論を淡々と読み上げ敵を追い詰めていくのが特徴だが、インプットされた情報を完璧に分析するためには若干の時間を要する。武器はスキャッターショットのオートマチック酸性ベレットガン(酸性弾銃)と胸部に仕込まれた一対のレーザー砲。
海外名はCOMPUTRON(コンピュートロン)だが日本では「〇〇トロン」はデストロン軍団に用いられる接尾語だったため、逆に日本では使われていないディセプティコンチームの接尾語「〇〇ティコン」を採用してコンピューティコンと名付けられた。
CVはテックボットの誰とも異なる塩屋翼氏。
スタイリング
右腕にアフターバーナ、左腕にストレイフ、右脚にライトスピード、左脚にノーズコンのアニメ登場パターンで。
突き出した両肩の装備がシルエットを特徴づける。
なお先述のように海外版では手足首は合体専用のもの(UWバルディガスに流用)を使っていたがCWでは可変武器に差し戻している。
バストアップ
頭部はUWで新規造形された物で、アンテナは硬質素材となっている。
スキャッターショット、ライトスピード、ノーズコンの武器を合体させて大型ライフルを形成。
残りの各種武器も全身の至る所にある5㎜ジョイントにセットできる。
アクション性能はスペリオンと同等。また、海外版のようにアフターバーナの前輪周りを回転させておくこともできる。
スクランブル合体システム
手足を交換してみる。デフォルトに比べると今度は横方向への広がりが顕著に。
ノーズコンをビークルモードのまま腕にして掘削機能に特化させてみる。
「私はコンピューティコン。私の演算容量はほぼ無限大です。しかしその容量を満たす情報が不足しています」
「跪けコンピューティコン。私の優れた知性と豊富な情報をお前に授けよう。そして私は再び元の私に戻るのだ」
「しかしグリムロック」
「オボミナスの野蛮な力に対抗するには卓抜した知性の力しかないのだ。これが唯一の方法だ――ウワー! オレ、グリムロック。オマエもう利口になった! オレ、もうオマエの力になれない!」
MPグリムロックにはこのシーンを再現する送信メットが付属しているのだが当方未所持なもので。
さあ、戦いだ!
「データー! オボミナス、結合力に難点あり。結論! 強力な振動を与えれば結合部分が分離する!」
なお当人の計算によればオボミナスと正面きって戦う場合の勝率は48.027%。ギリギリ五割切るのね。
と言ってもオボミナスの弱点は分かっているので割と勝つ。ちなみに分離したテラートロンがコンピューティコンに勝てる確率はコンピューティコン曰く4.1%。
というわけでコンピューティコンでした!
ボルカニカスの実質強化再販ということで、レビューしそびれていたテックボットのご紹介です。
こののちにEXナンバーやPOTPコンバイナーも登場しているのであまり最終商品というイメージもないのですが、一段落つけるつもりではあったのか非常に気合の入った出来になっています。
海外版と比べると手足首パーツを合体専用の物から差し戻しているのですが、分離状態で持て余さなくなる分こちらの仕様の方が好みですね。
全体的な扱いやすさなども含め、UWラインの決定版の一つと言っていいと思います。