今日のといず・くろすおーばーは!
マスターピースでリメイク! 「ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー」よりサイバトロン総司令官ライオコンボイをご紹介!
「光が我々を導いてくれる。サイバトロンの正義を必要としている、次の戦場へ!」
〇キャラクター解説
ロボットモード身長:3.0m 重量:2.0t
体力:10.0 知力:10.0 速度:10.0 持久力:10.0 地位:10.0 勇気:10.0 火力:9.0 技能:10.0
サイバトロン宇宙警備隊にてコンボイ部隊を率いる司令官。元は無銘の「コンボイ」だが、惑星ガイアに不時着し、アンゴルモアエネルギーに満ちた洞窟で白いライオンをスキャンしたことで現在の名と姿になった。
部下の自主性を尊重し、敵とも対話のチャンスを諦めず、超が付くほど無軌道なジョイントロンも「平和の守り方が少し違うだけ」と評する寛容な平和主義者だが、ひとたび決断を下すとその行動は素早く、優れた戦闘能力を持って宿敵破壊大帝ガルバトロン(BW)Ⅱ率いるデストロン機甲部隊の野望を叩き潰す。
部隊司令官の証であるエネルゴンマトリクスと上記の洞窟で出会ったアンゴルモアエネルギーの影響で誕生した新戦士・ライオジュニアからは「父」として慕われるが、戦場で親子として接することで起きる危険を避けるため、終盤までは一人の戦士として接していた。ただし本来は子煩悩でもある。
CVは「装甲騎兵ボトムズ」キリコ・キュービィ役や「魔入りました! 入間くん」ナレーターを務める郷田ほづみ氏。
次作「ビーストウォーズネオ」でも登場。過去の惑星ダイナソアに飛ばされたビッグコンボイたちを現代へ帰還させ、最終決戦ではガルバトロンの体を通じて復活を試みるユニクロンを抑え込み、ビッグコンボイたちの勝利へとつなげた。その後はベクターシグマにより新たなグレートコンボイ(当時のセイバートロン星指導者層の総称)に任命された。
玩具オリジナル展開ではグレートライオコンボイとなった後、レオプライムと名を変えて「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」「トランスフォーマーレジェンズ」の世界を渡り歩いている他、「ロボットマスターズ」でも疾風のライオの二つ名を引っ提げて登場した(この時のCVは加藤将之氏)。
「ビーストウォーズⅡ」は「ビーストウォーズメタルス」放映までの場繋ぎとして制作された日本オリジナル作品だが、海外限定品やアメコミには彼をイメージした「LEO PRIME」や「LIO CONVOY」が存在しており高い人気がある模様。
〇玩具解説
2020年2月29日発売。同時発売物は「SS-44 WWⅡホットロッド」「SS-45ショックウェーブ」など。無印ビーストウォーズからのリリースも続いていたマスターピースシリーズだが、ビーストウォーズⅡキャラクターは初となる。
キャラクターカードが一枚付属。
ビーストモード
アニメのイメージを重視しつつ、ところどころ赤い部分も見える白いライオン。ただし後ろ足の赤いパーツ(ロボットモード膝当て)はアニメ劇中でもくっついていた。
ライオンクロー収納の都合で前足のロール軸はやや使いづらい。前足に三ヶ所スイングする関節があるため躍動感も充分出せそう。
首を左右にスイングできるため表情付けもしやすい。
口は開閉可能。上顎の変形用関節を併用すればもう少し口を開けられるが、開きすぎると不自然になるので注意。
展開ギミック
体側部のたてがみを前方に展開。頭頂部のものは持ち上げて一回転(この時ヒンジ隠しのパーツをクランク関節で後ろに逃がしておこう)。
頭頂部たてがみから砲門基部を展開して。
ライオビーム&ライオミサイル
基部にビーム砲身とミサイルを装着することで武器展開モードを再現!
ミサイルは四基(後述)付属しているので全門ミサイル状態にもできる。
頭頂部の方はライオビームだったりライオミサイルだったりあまり安定しない。
腹部の3mm穴を用いてジャンプ! TFパワーベースは未所持。
ライオンクロー
劇中でもたびたび前足から展開していたクローで空中から襲い掛かる!
比較
パワーチャージバンブルビーやトミカおかたづけパトカーとスケールは近いはず……でかいな。。
ライオコンボイ、変身!
頭頂部、側頭部のヒンジ隠しを後方へ逃がす。
たてがみを開き、上顎も下顎もいったん上に挙げる。
ぐいっと展開。下顎の方のたてがみをアームにくぐらせるのにちょっとコツが必要。
頭部を反転させるとメカメカしいライオンヘッドに。
アームを生ライオン下顎の奥に差し込み、上顎で挟んで一旦終了。
背面~尻尾
背面パーツを回転させて折り込み臀部カバーで覆い、尻尾も畳む。
後ろ足→脚部
カカトを二段階展開。
ライオン後ろ足(爪先関節?)を伸ばすと、まっすぐなロボットのスネに。
足首と大腿部のロール関節で中間部を180度反転し、膝当てを移動。
両足とも同じ工程でロボットモードに。
腹部カバーのロックを外す。
ロボットモード前腕とライオン脇腹のロックを外す。
ライオン喉元のユニットのロックも外す。
肩の基部を折りたたんでまとめる。
ビーストモードの脇腹を外に広げて持ち上げる。
ライオン喉元から展開したユニットを開いてロボットの胸板に。
ライオンヘッドの基部をサイドに持っていき、ロボット頭部を展開。
背筋を伸ばし、胸部も折り込んで。
胸板と脇腹を固定。
前足をまとめて。
ビースト尾部周りを基部をひっくり返すことで胴体上側へ。
そして左肩へ移動。
右肩ライオンヘッドのたてがみを閉じて変形完了!
ロボットモード
劇中のイメージそのまま……というかOPやバンクシーンのメリハリの利いた作画に寄せた感。
さすがに変形ギミックとの兼ね合いもあり劇中に比べるとライオンヘッドが大振り。
一方過去のトイでは大きく跳ね上がり勝ちだった左肩アーマーがコンパクトにまとまっているのがうれしい。
頭部アップ。角度によってはたてがみの裏の生ライオンヘッドが見えてしまう。
目が別パーツで眼差しも鋭い。
俯く際には変形と関係ない土台のスイング関節を活用でき、煽り角度でも胸板越しに頭部を視認できる。
変形ギミックを兼ねた関節で前屈ができる。
ライオンヘッドやライオン尾部は大振りだが基部のアームを動かすことで干渉を避けることは可能。
肘は深く曲がる。
手首は回転の他に手掌・手背方向へのスイングができる。指は親指・人差し指・他三本でそれぞれ可動。
開脚幅は広いが、爪先部分の僅かなスイングしかないので接地性はさほど高くない。
股関節の前後可動は軸を前寄りに配置することで90度以上のハイキックを実現。
マスターグレードのサナリィ系統Ver1.0に近い構造と言える。
膝は深く曲げられるので正座も楽々。
脚部は股関節・大腿部上側ロール・大腿部下側ロール・膝二重関節・足首ロール軸・足首前後スイング関節・爪先ロール軸が備わっている(足首ロール軸直上にビーストモード用変形関節あり)。
左右の接地性は低いがなんだかんだでカバーは可能。
エネルゴンマトリクス
左胸のカバーを開くとそこには部隊司令官に与えられる謎の装置が!
カバー裏のマキシマルエンブレムは、当時品でシークレットエンブレムが貼付されていた部位。
ライオミサイル
腕のたてがみを反転させて放つミサイル。
ライオンクロー
ライオン前足から展開する近接戦用クロー。
今回レーザートンファーは付属しない。
クロ―は反転させることで最終回で見せた一撃を再現できる。
脚部ノズル
ふくらはぎのカバーを展開することでスラスターノズルを展開可能。
ライオビュート
ライオンの尾を用いた鞭。
ビュートはアカレンジャーが使っていたレッドビュート(造語)がいつの間にか鞭を表す単語として定着してしまったもの。
たてがみを展開してライオビーム!
ライオタイフーン
たてがみを高速回転させることで電磁竜巻を発生させるライオコンボイの大技。
MPでもたてがみの回転が可能だがさほど軽やかには回らない他、ビーストモードでの回転は不可能となっている。
右肩ライオンヘッドの顎も開閉できる。レーダー攪乱弾を散布せよ!
サイバトロンバスター
ライオコンボイの他、手持ちの銃器を持たないサイバトロン戦士に支給されているハンドガン。
熱線を照射することで金属壁に穴を空けることもできる。
放映当時はなりきりトイが発売されていたが当時品には付属せず。
三連銃口はそれぞれ開口されている。
ホルダーパーツ
MPオリジナルのミサイルホルダー。ライオビームとミサイル二本を取り付けるよう指示されているが、ミサイルを四本ともまとめておくことも可能。
ぶら下げて持つ他、銃のように構えることが可能。
ミサイル
全部で四本付属しているライオミサイルだが、弾頭がグレー一色のもの(下)とガンメタで塗り分けられているもの(上)の二本ずつという構成になっている。
……当時の作画のブレを再現?
3mm穴
背中、腰裏、股関節下の三ヶ所に3mm穴が設けられているのでスタンドを使った空中展示が可能。
アクション
とりあえず同時発売のディセップに一撃。
二挺拳銃アクションも悪くないかも?
ライオンタイフーン! 派生技にファイヤータイフーンなんてものも。
そしてクロー。
この空と大地に
今回のMPライオコンボイ、頭頂高が約18.5㎝、ライオンヘッド上までが約21㎝なので大体14~16分の1スケールと言ったところ。
やや小ぶりではあるが、フィギュアーツと絡めると結構いい感じになる。
さらに別の次元、別の時代のオートボット戦士とも共闘させてみたりして。
というわけでライオコンボイでした!
「ライオコンボイ(ビーストウォーズ)」って他にライオコンボイいないよね……BWネオで作り分けるわけじゃないよね……? みたいなことを気にしてしまう商品名ですが、それはさておき。
ヒロイック成分の強い和製司令官がさらにマッシブに造形されており、ストレートに「格好いい!」というのが第一印象。ビーストモードの各部位に皺寄せを感じなくもなく、また一部の変形には非常に気を使いますが、全体的に満足度が高いですね。
ライオコンボイ型だけでやろうと思えばブラックライオコンボイ、フラッシュライオコンボイ、伝説の緑のライオンを出そうと思えば出せるので、ちょっと今後が恐ろしいかも……?