獣電竜ディノス/チェイス
黄色い方がディノス、黒い方がチェイス。獣電竜とは賢神トリンの手で進化した恐竜たちの総称で、ディノス族とチェイス族はディノニクスの進化体。主力である十大獣電竜を支援して戦ったガーディアンズ獣電竜のうち二種である。
ガーディアンズ獣電竜は今では肉体を失っており獣電池のみを遺している、とされ、テレ朝公式サイトではその活躍が過去形で記されている。
ディノス・チェイスは一見して肉体を有しているように見えるが、召喚の際はガブリボルバーが着弾した地面から召喚され、特に独立した攻撃を行うことなく投げ込まれた獣電池に噛みついてディノチェイサーとなり、出番が終わったらどこへともなく撤収していくため、今なおディノス族とチェイス族が五組生き残っていずこかで暮らしているかは定かではない。
(十大獣電竜の場合はキョウリュウジャーが獣電池を強肩でぶん投げて潜伏中の獣電竜に直接噛みつかせるため、ガブリボルバーを使った召喚プロセスがない)
口内の黒い突起はスプリング仕掛けで伸縮し、獣電池を固定する。
こちらは前脚が完全固定されており、顎を開閉させようとすると不自然な開き方になってしまう。どちらにせよ変形の都合で動く部分しかアクションは出来ないと見ていい。
合体!
劇中だと噛みついてから変形していたが、チェイスの尻尾をディノスに接続する都合上、両者の変形を終えてから合体させた方がいいだろう。
ディノスは腰(?)を軸に上半身と尻尾を反転させるなど、プロセス数は少ないが大胆に変形する。
チェイスは尻尾を前方に回して顎を開く。この時下顎両サイドのステップパーツを起こす。
口内の突起は獣電池固定用だが、こちらはバネで引っ込んだりしないため、ディノチェイサーを分離させると100%チェイス側に獣電池がくっついてくることになる。
獣電池以外にも、チェイスの尻尾及び頭部突起をディノスに差し込んで固定するため、獣電池なしでも合体可能。
ディノチェイサー
ディノスとチェイスが獣電池を格に合体したスーパーバイク。走破性に優れ、特にスピード戦法を得意とするソウジと相性がいいとされる。結構な暴れ馬で練習中はノッさんを振り落としたりもしたが、その後は問題なく乗りこなしている模様。
ディノチェイサー獣電池が五本存在するため同時に五台出現させられ、実際ブレイブ4では四台による波状攻撃を披露したが、撮影用の実車は一台しか用意されていない模様。
劇中では軽快なオフロードバイク然(多分250cc車両)としているのだが、玩具では全長200mmもあるためか大型バイクっぽい。
後輪の幅が広いため、平らなところであれば後述する「足」なしでも自立する。
ボディが大きい分フロントカウルが相対的に小さく見えて、劇中の車両のイメージとはギャップがある。もうちょっと「フロントカウルの頭」が大きかった方が良かったかもしれない。
足
チェイスの足を展開することでスタンド代わりにして自立。ステアリングやサスペンションといったバイクトイギミックや、武器関係のギミックは特に搭載されておらず、この形態でのギミックは転がし走行程度。
獣電池関連
もちろんチャージ状態や、他の獣電池を核にしても合体可能。また、獣電池の前後を入れ替えてもチェイス口内に充分なクリアランスがあるため合体出来る。
搭乗!
ちゃんとステップに足をかけられるのだが、かなりオーバースケール。大体全長200mmと言えばフィギュアーツ用バイクのそれなわけで。
ハードボイルダー と。何とも他人とは思えない感じである(笑)
ホイールベースもほぼ同じくらいで、ディノチェイサーの方がほんの少しテールが長い。
ライドオン
付属フィギュアではオーバースケールということで、一回り大きいフィギュアーツを乗せてみる。
これでも1000ccクラス以上の大型バイクに見えてしまい劇中のイメージとは少々遠いのだが、対比としては悪くない。
というわけでディノチェイサー&キョウリュウレッドでした!
フィギュアのサイズや仕様からすると「MBAF レッドバスター&チダ・ニックセット」のフォーマットを継承しているので、今後のスーパー戦隊シリーズではこうした「130mm規格のレッドフィギュア+対応バイクセット」を展開していくものと思われます。
……が、今年は獣電池を組み込むというギミック上の要請によりバイクが大型化し、フィギュアーツに釣り合うサイズになったのは嬉しい誤算といったところでしょうか(去年のチダは小さかったので……)。
これのおかげでキョウリュウジャーのフィギュアーツが俄然楽しみになってきたわけですが、劇中設定の再現ということを考えると(たとえ撮影用車両が一台しかなくとも)これをあと4台(+ディノスグランダー?)買わなきゃならないわけで、なかなか厳しいことになってきたなぁ(笑)