今日のといず・くろすおーばーは!
人の命を弄び野心の道を突き進む社長、S.H.Figuarts仮面ライダークロノス クロニクルゲーマーと、あえてラスボスの力を手にした形態S.H.Figuartsゲムデウスクロノスをご紹介!
「ときめきクライシスは絶版だ……」
〇玩具解説
・仮面ライダークロノス クロニクルゲーマー
2018年3月23日~4月23日に1次受注受注、8月17日発送。同年4月23日~5月22日に2次受注、10月16日に発送開始した魂Web限定品。1次の同時発送物は仮面ライダーグリス、2次の同時発送物はキュアパルフェなど。
通常の仮面ライダークロノスの他、ゲーマドライバーが付属しており仮面ライダークロノス(花家大我ver.)も再現可能。
・ゲムデウスクロノス
2019年5月17日~7月23日受注、10月16日発送の魂Web限定品。同時発送物は「S.H.Figuarts仮面ライダーディケイド(ネオディケイドライバーver)(2次受注)」など。ボーナスパーツとして武器として使用可能なガシャコンバグヴァイザーⅡが付属する。
〇キャラクター解説
幻夢コーポレーション初代社長・檀正宗。黎斗の父でもある彼はゼロデイの責任を取る形で逮捕され、社長の座を退いていた。しかしCRとバグスターの戦いの中でゼロデイの真の首謀者が黎斗であることが判明。正宗は釈放され、黎斗が消滅し天ヶ崎恋=ラヴリカバグスターらが仮面ライダークロニクルを運営中の幻夢コーポレーションへと帰還する。
バグスターの好きにはさせないとする正宗は社長室のデスクに保管されていたガシャコンバグヴァイザーⅡを手に取るが、天ヶ崎は人間には扱えない代物だと嘲笑する……
一方初級・中級バグスターのガシャットロフィーを揃えたCRのドクターたち(外部協力者含む)はパラド率いる上級バグスターとの最終決戦に臨む。
小姫を救うべくこっそり仮面ライダークロニクルに参加してラヴリカのゲーム病を発症した鏡灰馬院長は消滅者のデータが保管されたプロトガシャットを確保するべく衛生省との交渉に入るが、プロトガシャットは一足早く何者かに持ち出されていた。
そして始まった決戦の中でエグゼイドがラヴリーガールズをリプログラミングして物理攻撃を通りやすくし、ニコがトドメに動き出そうとしたその時、突然周囲が夜になる。
戦場に悠然と現れた檀正宗は、現状の決戦の無効を宣言し、仮面ライダークロノスへと変身を遂げた……
「天を掴めライダー! 刻めクロニクル! 今こそ時は極まれり!」
身長:205.0㎝ 体重:101.0㎏ パンチ力:110.0t キック力:120.7t ジャンプ力:ひと跳び96.0m 走力:100mを0.96秒
檀正宗がバグルドライバーⅡと仮面ライダークロニクルのマスターガシャットで変身する仮面ライダー。全てのバグスターを凌駕するラスボス・ゲムデウスに唯一対抗できる伝説の戦士として設定されており、本来はライドプレイヤーが到達する強化形態として位置づけられていた模様。変身のためには全てのバグスターウイルスを物ともしない完全な抗体を得ておく必要があるが、正宗は永夢と同時期に自らバグスターウイルスに感染することで抗体を育てることで条件をクリアしている。
圧倒的な身体スペックもさることながら、最大の特徴はゲームエリア内の時間を自由に停止できる「ポーズ」能力にあり、ポーズ中に撃破されたバグスターは死の瞬間のまま時間が停止するため完全体であろうと復元不可能になる。
また正宗自身の特性によるものか、エナジーアイテムの強制管理能力やゲーム内時間を巻き戻すリセット能力も発揮していった。
自ら黎斗のなすりつけた罪を被ってまで黎斗たちが仮面ライダークロニクルを完成させる時間を稼ぐなど、幻夢コーポレーションを世界一のゲーム会社にするために凄まじい執念を燃やす一方で息子であろうとその才能を商品の一部として認識し、紳士的な振る舞いの反面ライダーやバグスターを元となったゲーム名で呼び、消滅者のデータを盾にプレイヤーの増加を目論むなど、他者に対しては冷徹。また消滅した妻・桜子に対する愛情は本物だったり、最初は周到に用意しつつも状況の推移に連れて力任せのプレーに傾倒していったり、興奮したときの言葉の抑揚や笑い声が特徴的だったりと、何だかんだで黎斗と似たもの親子な面も窺わせた。
スタイリング
基本的なプロポーションや可動性能はエグゼイド系フィギュアーツ共通のもの。設定的にも最もベーシックなアクションゲーマーを元にしているためか、CRマスターアームの「レスポンスに優れ畳みかける戦法を得意とする」特性などエグゼイドと共通する部分があったりする。
バストアップ
クロノブレードクラウンやクロノブレードショルダーなど薄く細い硬質パーツが多いので破損には注意が必要となる。
上半身の可動は良好なのだが、下半身はローブが硬質パーツなのでやはり可動を妨げる。
ローブパーツの上端をベルトに潜り込ませるようにするとここまでの開脚は可能。
ハンドパーツは握り拳の他にシリーズ共通の平手と武器持ち手が付属する。
ただしガシャコンブレイカーやガシャコンソード等に対応したタイプなので……(後述)
バグルドライバーⅡ
バグスターバックル(?)から着脱が可能。ただし武器として装備できるガシャコンバグヴァイザーⅡは付属しない。
花屋大我ver.
大我がニコを救うため、ゼロデイの頃にプロトガシャットで戦って5年間の苦しみの中で鍛えられた免疫力任せで変身した姿。
基本スペックは正宗クロノスと同様だが、ゲーマドライバーにライダークロニクルガシャット2本を装填している。停止した時間の中でも行動できるが、時間停止にはバグルドライバーⅡが必要なので宝の持ち腐れだったり、命中するごとに強化されるパンチ力・キック力の向上率が半分(10%→5%)だったりと、見劣りする面もある。一方多様なガシャコンウェポンを召喚することで戦術幅を広げてスペックを補っている。
Vシネクスト「仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ」では密かにバグスターウイルスを取り込んで免疫力を高め続けた大我がバグルドライバーⅡを使って変身を実現している。
というわけで目玉の一つだった大我クロノス再現。上下半身を分離してベルトを交換することで再現できる……のだが、付属する武器持ち手が人差し指の離れていないタイプだったため、劇中で見せたガシャコンマグナム召喚が決まり切らないという欠点がある。
ゲムデウスクロノス
身長:205.0㎝ 体重:102.0㎏ パンチ力:119.0t キック力:124.0t ジャンプ力:ひと跳び108.0m 走力:100mを0.89秒
檀正宗が「仮面ライダークロニクルを終わらせない」ために、ゲムデウスワクチン「ドクターマイティX」で大ダメージを受けたゲムデウスを自ら撃破し、力を取り込んでバグスターとなった後に変身した運営にして真のラスボス。ゲムデウス由来の宝剣デウスラッシャーと宝盾デウスランパートを装備し、自己回復能力も有している。また、攻撃を受けるたびに増加する正宗のストレスがゲムデウスウイルスを活性化させる特性をも併せ持ち、さらなる強化を遂げる……
プロポーション
というわけでゲムデウスクロノス。大半のパーツはクロノスからのリカラーとなっている。造形上の目立った違いはローブの形状程度か。
側面からみるとえぐれたラインになっているが、通常クロノスと比べてあまり可動範囲に違いはない。
なぜかゲムデウスクロノスのみパーに開いた手首が付属。
デウスラッシャー/デウスランパート
武器持ち手を使って保持。デウスランパートはちょっと持たせにくい……
デウスランパートは多層的な造形となっている。どちらも複雑な形状を精密再現。
ガシャコンバグヴァイザーⅡ
ボーナスパーツとして付属。これ以前はポッピーやゲンムレベル0に付属していたものを流用する他なかったが、今回ようやくグラフィックがクロノス仕様でライダークロニクルガシャットも装填された専用のものが手に入ったことになる。
カバーを外して刀身・銃身パーツを交換すればビームガンモードからチェーンソーモードへチェンジ!
チェーンソーモードのクリティカルサクリファイス、ビームガンモードのクリティカルジャッジメントで運命を掌握せよ!
“PAUSE”
ゲームエリアの理を支配する運営の横暴。
ハイパームテキ登場以前も対抗手段のトライアンドエラーが繰り返された……
大我クロノスVSゲムデウスクロノス
ガシャコンマグナムはまともに保持できないがガシャコンブレイカーなら問題なく持てる。
まさかの特番バレで視聴者に困惑をもたらした最終回の剣盾装備クロノスも可能に!
「語るな……お前が人の命を語るなーっ!!」
まさかの復活を遂げた永夢の一撃が、最後の運命を動かした……
というわけでクロノス・ゲムデウスクロノスでした!
クロノスをレビューしそびれていたのでゲムデウスクロノス到着を機に……と思ったらそっちもずれ込んでしまいました。
大まかなクオリティはエグゼイド系として安定した出来ですが、やはり共通してローブが可動の妨げになっている点が惜しいといえば惜しいところ。とはいえ布製ローブは真骨彫くらいのコストでないと無理でしょうから仕方がない面はありますね。むしろ通常クロノスに限って言えばアクション性能よりも手首と付属品にもう少し気を使ってほしかったのですが、後者はゲムデウスクロノスで補完されたので一安心……かな?