今日のといず・くろすおーばーは!
3体のシンカリオン700シリーズが合体! 新幹線変形ロボシンカリオンTHE ANIMATIONよりDXS10シンカリオントリニティー3両合体セットをご紹介!
後は超進化研究所と電動貨物とお片付けボックスと……
〇玩具解説
2018年9月6日発売。専用Shinca1枚付属。
3体のシンカリオン700シリーズがそれぞれ一両変形し、三体合体することでシンカリオントリニティーとなる。
旧玩具展開のものとほぼ同一仕様となっているが、DXSシリーズではバラ売りはなくセット版のみ。
モードシンカンセン
まずはシンカリオン700のぞみ。700系のぞみの山陽新幹線バージョンを再現している。
32話から登場した当時最新のシンカリオンなのだが、ベース車両はN700Aよりも前世代。旧玩具展開ではN700Aの方が後発商品だったのでちょっと齟齬が。
シンカリオン700ひかりレールスター。基本構造は700のぞみと同一。
シンカリオンN700みずほ。上記二体とやはり同一構造。
いずれも転がし走行が可能。
ウェポンベース
今回は後部車両も中間車両もなく、代わりにウェポンベースが三基付属。
各機の武器とトリニティー合体用のヘッドギアを固定しておける。
5㎜ジョイントの集合体で前後連結も可能……なのだが組み上げてもどうにもならない感。
チェンジ! シンカリオン!
繰り返しになるが三機とも同一構造なので変形ギミックは同じもの。
まず車両を前後に割って、後部をさらに伸ばす。
股関節を開き脛を伸ばし足首を展開して下半身完成。
車両前部を展開して腕部に。(あ、拳が出てた)
カバーを開いて……
上半身と下半身を接合するとスプリングギミックで頭部が出現!
シンカリオン700のぞみ
全長:19m 重量:45t
山口在住の双子の漁師、五ツ橋兄弟の弟五ツ橋ジョウが搭乗するシンカリオン。
後発の様々な新幹線のベースとなった700系の特性を受け継ぎ、いかなる戦況でも戦える汎用性を誇る。
武器はShincaを模した発光が特徴のシンカブレード。
シンカリオン700ひかりレールスター
全長:19m 重量:45t
五ツ橋兄弟の兄、五ツ橋ギンが搭乗するシンカリオン。カンカンガンでカンカンと音を鳴り響かせるド派手な射撃戦を得意とするが、サイレンスカーの特性を活かしたサイレントモードの狙撃戦にも対応している。
シンカリオンN700みずほ
全長:19m 重量:45t
実家が鹿児島で料亭「きりしま」を営み自らも料理修行中の少年、霧島タカトラが搭乗するシンカリオン。急勾配をも走行するN700系の特性を活かしたパワータイプで、ドウリンハンマーを振るう打撃戦を得意とする。
各機プロポーション
腰の後ろの5㎜ジョイントに武器などを装着できるが他シンカリオンに比べると武装拡張はあまりできない方。
シンカブレード
折りたたまれている刃を展開!
カンカンガン。銃口が5㎜凸ジョイントの他、ストック部分にも凸ジョイント、銃身両脇に凹凸のジョイントを備えている。
両サイドのジョイント配置と、そもそも通常新幹線なのに踏切由来の名前になっていることには理由があり……(後述)
ドウリンハンマー
打面の片側に凸ジョイント。柄の先端と両側にもジョイントがある。
アクション
両肩を左右に広げられる他、上腕ロールと肘関節、シンカリオンとしては唯一の腰回転可動によって表情付けができる……と言いたいが変形合体ギミックの都合上腕を前に出せないためだいぶ制限をされてしまうのが難点。
比較
設定よりも小ぶり。二両変形と一両変形なので、単純に半分くらいのボリュームになっている。
旧玩具オリジナル合体
シンカリオンにウェポンベースと変形させた下半身を装着! 上半身は余剰となる。
ギガブースターモード
旧玩具展開では存在した従来型シンカリオンとの合体フォーメーション。DXSシリーズになって通常規格シンカリオンがプロポーションを重視した設計となったため、そのまま合体させると後方に転倒しやすくなると判断されたか、説明書にも記載されずアニメにも登場していない。
700ひかりレールスターの武器が「カンカンガン」なのはミニ新幹線であるE6と合体しフミキリガンと合わせた大型ライフルにするのが前提だったため。
Shinca
超進化マスコン・シンカギアの第一スロットに装填することでシンカリオントリニティーへの合体音声が鳴る。単体で完結しており、他Shincaとの組み合わせは想定されていない。
合体前後で同じShincaを使うことになってしまい、TVとの乖離がちょっと目立つのがトリニティー版の難点。
何はともあれトリニティー合体!
まずは700のぞみの脛と足首、腕をたたむ……が、腰を接合したままだと腕をたためないので一度上半身と下半身を分離させ、腕をたたんでから再合体する必要がある。
残る二体の下半身は股関節を収納し、脛と足首はそのまま。
そして合体。
上半身(新幹線車両前部)はいったん伸ばして折り曲げて……
ノーズを反転させてから700の胴体にセット!
拳は左右共用の造形になっている。
ヘッドギアをかぶせれば合体完了!
シンカリオントリニティー
全長:28m 重量:140t
700のぞみ、700ひかりレールスター、N700みずほがトリニティー合体したシンカリオン。高いパワーを誇る他、操縦を分担することで運転士の負担を軽減し、長期戦に対応しているのが特徴となっている。適合率が一致しているギン・ジョウ・タカトラの三人でなければ合体が不可能。
必殺技は胸部と両腕のノーズからビームを発射するトリニティーストライク。また終盤では三体の武器が合体したトリニティーハルバードも実戦投入された。
プロポーション
合体後の形態がプロポーションの基準となっているようで、単体時に比べてもバランスよく仕上がっている。
旧展開ではシンカリオントリニティーN(ネオ)と呼ばれていた。
ヘッドギアは700系を意識したもの。
シンカリオントリニティー(ひかりバージョン)
700シリーズの三体は同一構造なのでポジションを入れ替えた合体も可能。
こちらは700ひかりレールスターを中核としたひかりバージョン。旧名:トリニティーH(ハイパー)。劇中未登場。
レールスター、ということで星を意識したヘルメット。
シンカリオントリニティー(みずほバージョン)
旧名:シンカリオントリニティーM(メガ)。やはり劇中未登場。
タカトラを中心に両サイドに双子をぶら下げているので何となくバランスよさげに思えなくもなく。
こちらは桜島や「さくら」を意識したのかヘッドギアに桜があしらわれている。
首と肘の関節がないものの、腰・肩・上腕に加えて大腿ロール関節(合体前の腰ロール)があるため、何気に合体前よりポーズを決めやすくなっている。
トリニティーハルバード
てっきり玩具オリジナルかと思ったら劇中でも勇者パースを見せてくれた合体武器。
様々に組み替えて戦術に幅を持たせてみよう!
比較
三両合体なのでバランスは違うがボリュームは同等。
撃て! トリニティーストライク!
というわけでシンカリオントリニティーでした!
500こだまと同様に旧玩具版からほぼ変更なしで発売された商品なので、ブラックで息切れしたかな……なんて購入当時は思ったりもしました。実際この後のドクターイエローが本来の最終商品だったわけですが、その後の延長でさらにシンカリオンが増えていったのは皆さまご存じの通り。
本玩具に目を向けると、同規格のロボットが三体合体し合体武器を手にする、というコンセプトに勇者シリーズの三体合体サブロボチームの遺伝子が感じられて、いろいろと懐かしくなる玩具です。小ロボに一番しわ寄せが来ているあたりも同じく、ですが。
共通規格を活かしてチーム内での組み換え合体が可能ですし説明書から削除されたとはいえギガブースターモードもあるのですが、チーム内で完結してしまって他シンカリオンとのリンク合体・クロス合体に対応していないのも少し見劣りするところかも知れません。
ただ今回は単体売りはされずセット版のみなので、ひと箱単位でのプレイバリューは十二分に高いですね。欲を言えば肩に担ぐ四両目が欲しかったくらいでしょうか。