今日のといず・くろすおーばーは!
清州リュウジの最初の愛機、のちに弟タツミが受け継いだシンカリオン! 新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATIONよりDXS05シンカリオンN700Aのぞみをご紹介!
チェンジ! アドバンスドモード!!
〇玩具解説
2018年4月12日発売。第2クール前半を牽引する目玉機体と言え、Shinca2枚付属、単独でアドバンスドモードへの強化合体が可能と高いプレイバリューを誇っている。
Shinca
まずは通常の変形用Shinca。シンカギアの1番スロットにセットすることで変形音声が鳴り、必殺技「エアロダブルスマッシュ」が発動可能となる。
モードチェンジカード
こちらは1番スロットにN700AのShincaを挿入したのち、2番スロットに挿入することでアドバンスドモードへの変形を可能にするもの。1番スロットにセットしても、他シンカリオンのShincaと組み合わせてもそれぞれエラー音声が流れる。
ただしブラックシンカリオンのバーサーカーモードShincaと同じピン配列になっているので、ブラックシンカリオンShincaとの組み合わせではそのままバーサーカーモードに移行してしまう。
(そしてShincaメガコンプリートセットではこれら二枚は一枚にまとめられていた)
モードシンカンセン
新幹線の王道、代名詞ともいえる東海道新幹線N700Aに変形。初めののぞみは300系だったな……などと思い出す。
比較
エアロダブルウイング分、ちょっとノーズが長い……かな? 誤差か。
チェンジ! シンカリオン!!
基本的な変形ギミックは標準型シンカリオンと同じだが、足首のサイドパネルを折り返さないのがデフォルト。
腹部を下ろすと運転席ウィンドウが前方にスライド。
頭部と手首を展開して変形完了!
シンカリオンN700Aのぞみ
全長:26.5m 重量:100t
新幹線超進化研究所・名古屋支部所属のシンカリオン。当初は当時唯一の中学生適合者・清州リュウジが運転士を務めていたが、リュウジがドクターイエローの運転士に選ばれたのを機に弟の清洲タツミが独断でテストを受け、紆余曲折あって二代目運転士となった。
格闘性能に特化しているため適合率の高低に関わらず専用の手持ち武器を装備していないが、運転士の空手の腕を反映し高いパフォーマンスを発揮する。
バリアを展開して敵の逃亡と増援を防ぎ単騎でこれを打倒するデュエルモードを持つが、仲間を信頼していない証としてハヤトたちに非難されて以降は用いられず、仲間を守るドクターイエローのケンソクレーザーシールドとして後に昇華された。
必殺技は光刃を発生させた両手突きの「エアロダブルスマッシュ」。タツミが運転士になってからは専用の超進化電動貨物で運搬されるマクラギヌンチャクを振るって戦うこととなる。
スタイリング
青と白のさわやかな色合いに各部のドラゴン意匠が実に主人公チック。
可動性能は標準的シンカリオンのそれ。お前の空手を見せてやれ!
光刃エフェクトの類は付属していないが、心の目でエアロダブルスマッシュ!
残念ながらマクラギヌンチャクは商品化されていない。
リンク合体
リュウジ搭乗時は落ち着いた佇まいだったが、タツミに交代してからは一転アクティブでやややんちゃな印象に。上田アズサからはブルース・リーとジャッキー・チェンに例えられたりして……
タツミ仕様は派手なポーズをとらせるとそれっぽい。
チェンジ! アドバンスドモード!
本機最大の特徴を発揮せよ!
中間車両をバラバラに分解。このギミックのために他のシンカリオンと違いN700Aの中間車は電動車両化できなくなっている。
N700A本体は脚部のサイドパネルを折り返し、脛のパネルを上にスライド。旧版では足首を伸ばして身長を上げるギミックが搭載されていたのだがDXSでは強度面からかオミットされており、パーツの移動で足が長くなったように見せる方法を採用している。
アドバンスドショルダーを展開。シルエットを変える他、天面の5㎜ジョイントを外に向けることもできるのでオリジナル武装の時にはありがたい。
中間車両から分離したパーツを左腕に組み上げてクルマドメシールドに。
シャーシのスタビライザーを反転させ、背中に装着すればアドバンスドブースターに。
右の拳を引っ込めてアドバンスドアームを装着!
ヘッドギア装着!
玩具だと中間車両に格納されていたヘッドギアを装着するのだが、劇中(旧PV含む)では側頭部やうなじあたりからパーツが展開して変形していた。
シンカリオンN700Aのぞみ アドバンスドモード
全長:27.5m 重量:140t
N700Aが中間車両と合体し、特化した格闘性能をさらに増強させた強化形態。アドバンスドレッグやアドバンスドブースターが機動力を、アドバンスドショルダーとクルマドメシールドが防御力を向上させている。
必殺技はアドバンスドアームから右拳を射出して敵を打ち砕く「ドラゴンナックル」。
タツミは本形態を運用したことがなく、実質リュウジ専用のスタイルといえる。
スタイリング
劇中に比べるとやや太めというかゴツめ。
身長がほとんど伸びておらず、正面から見ると両腕のボリュームアップが顕著なのが原因だろうか。これはこれでパワフル。
前腕のジョイントに大型装備をつけただけなので可動への干渉も最小限。
クローを畳んで必殺技発動準備。
上部のボタンを押せばスプリングギミックで拳が飛ぶ!
放て! 必殺必中のドラゴンナックル!
対ブラック救援組
まだ700シリーズが出てこなかった頃の総力戦。クルマドメシールドこそ破壊されなかったもののN700Aもリュウジも大ダメージを受け、復帰してからはドクターイエローに搭乗……ということであのブラック戦が実はアドバンスドモードの最後の出番だったという。
ハヤト! タツミ! 合体だ!
現場指揮官となったリュウジの音頭で、ハヤトのE5MkⅡとタツミのN700Aがオーバークロス合体!
ほとんどのシークェンスは従来通り。N700Aのヘッドギアは前頭部から頭頂部に伸びる形状なのでE5MkⅡ側のヘッドギアは使わない。
左腕のパーツを外してアドバンスドアームを装着、右腕にはクルマドメシールドをセットするのが他機体との違い。
E5MkⅡ×(オーバークロス)N700A
E5MkⅡとN700Aがオーバークロス合体したシンカリオン。N700Aの格闘性能を受け継いでおり、タツミがそれまで使ってこなかったクルマドメシールドとアドバンスドアームが装備に追加された。
必殺技は胸部から放つミカワアンジョウグランクロス。
スタイリング
手に武器を持たせるでもなくカイサツブレードケースに武器を装着するでもなく……と、N700Aの独自性が意外と色濃い合体形態。
どうも個体差なのかクルマドメシールドの右腕装着がやりづらい(左腕には問題なく装着可能)他、E5MkⅡ前腕の5㎜ジョイントの位置が微妙に後ろ寄りなのでアドバンスドアームは前腕側面ではなく拳の5㎜ジョイントを使って固定する必要があるなど、E5MkⅡ側の練りこみがちょっと足りない感。
五両合体同士なので並び立つと映える。
ブレードケースの他にオーバークロス合体左前腕部が余剰となるので適当なジョイントにくっつけておく。
N700Aのシャーシは……どうにもならないか。
ミカワアンジョウグランクロス
N700Aのエネルギーを加えて放つデュアルグランクロス。名称は東海道新幹線の三河安城駅に由来するけどあの駅のぞみは停車しないよね……。
というわけでN700Aでした!
旧展開では最終商品だったこともあり、元のコンセプトがすでに練り込まれているため単体でのプレイバリューと完成度も標準型シンカリオンの中では断トツに高い機体です。やっぱり中間車両が余らない、というのが個人的な好ポイント。
劇中での活躍も印象的で7:20分頃にハヤトたちを助けに颯爽と現れ山寺宏一氏の挿入歌(旧版主題歌)をバックにドラゴンナックルをぶちかましていく美味しいポジションとして認識している視聴者も多いので、行きつけの売り場でも早めに売り切れていた記憶があります。
唯一の不満点はマクラギヌンチャクが商品化されていないことですが、ここで言っても仕方のないことなので……