今日のといず・くろすおーばーは!
劇場版公開決定! 新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATIONよりDXS102シンカリオン923ドクターイエローをご紹介!
ハヤト! このままオーバークロス合体だ!
玩具解説
2019年6月8日発売。第72話ラストでワンカットだけ姿が映ったのち、発売日当日の第73話に本格登場した。
E5MkⅡとのオーバークロス合体によりシンカリオンE5MkⅡ×(オーバークロス)923ドクターイエローとなる。
基本的な構成はDXSシリーズの標準的シンカリオンを踏襲しているため、その他の合体も可能。
モード新幹線
三両編成バージョンとなったドクターイエロー。実車に準拠すると1号車・6号車・7号車の組み合わせ?
リュウジのドクターイエローと比較。どちらも923形ドクターイエローT4編成なので中間車の台数といった玩具的な構成を除くと同一モデルだったりする……
先頭車(左・リュウジ機 右・ホクト機)
後述するグランクロスギミックのためノーズ先端の形状が異なる。
チェンジ! シンカリオン!
変形ギミック自体はDXS01から始まる標準的シンカリオンと同一なので省略。
中間車も恒例の武器庫となっている。今回トロリブレードが比較的大振りなので斜めに収めるよう説明書でも指示されている。
うなじのボタンを押して頭部がポップアップ。カバーを後ろに折りたたんで完成!
シンカリオン923ドクターイエロー
全長:26.5m 重量:100t
速杉ホクトがシンカリオン500こだまに代わって搭乗する最新シンカリオン。フレームが金色で覆われている高性能機で、武器は近距離用のトロリブレードと遠距離用のレールガンに変形する。
終盤の激動のさなかに登場したため機体についての詳しい説明はなされていない(スペックはタカラトミーの特設ページを参照)が、大人であるホクトが搭乗している割に戦闘力は高く、ブラックシンカリオンナンバーズの一機をトロリーブレードの一撃で撃退している。
スタイリング
玩具的な新味は薄いのだが「ドクターイエローが標準型シンカリオンに」という点での見どころが大きい。
関節は金色だがラメが入っているわけでもないのでそこまで心配はいらない……はず。
頭部
額のスキャンアイカメラを下ろすことでスキャンモードにチェンジ! 変形時の角の可動などを除くと、頭部本体にギミックが付与されたのはこれが初。
トロリブレード/レールガン
グリップと刃とストッパーを展開すればトロリブレード、銃身を伸ばせばレールガンとなる。
トロリブレードはドクターイエローがトロリ線の修復作業を行うことから着想を得た、とされている。劇中だと「トロリーブレード」とも呼ばれていた。
展開ギミックがあるので結構見栄えがいい。
オーバークロス合体用にグランクロス砲口を備えているが単体での発射はしない様子。
比較
まずはE5はやぶさと。基本的なプロポーションは同一というかいつも通り。
500こだま
最終回の光のレール疾走を考えると3両編成版500こだまでもよかったような気も……
ドクターイエロー
リュウジ機の方が車体側面のラインが目立つところに出るので若干派手。やはり5両合体は伊達ではない。
共通規格なのでリンク合体も可能。頭部にスキャンアイのスライドギミックがあるにも関わらず他シンカリオンのヘッドギアをちゃんと装着できるのは嬉しい。
そしてE5MkⅡと
何となく子供に身長抜かされちゃったお父さん感。
オーバークロス・シンカリオン!
というわけで合体開始! 今回は923ドクターイエローの中間車も合体にかかわってくる。
基本的な組み立て方はこれまで通り。
カイサツブレードのブレードケースにハヤブサコアを装着して足横のハードポイントにセット。
中間車外装をE5MkⅡ背面ジョイントにセット。シャーシ部分は余剰となる。
そして銃身を伸ばしたトロリブレードにカイサツブレードを接続して合体完了!
シンカリオンE5MkⅡ×(オーバークロス)923ドクターイエロー
シンカリオンE5はやぶさMkⅡと923ドクターイエローがオーバークロス合体した姿。ハヤトとホクト、子供と大人の合体によってあらゆる状況に対応する万能の機体となっており、ドクターイエローの追尾センサーを活かした追跡能力に長けている。必殺技は胸部から放つトリプルグランクロス。
923ドクターイエロー以上に情報が少ない(公式HPの用語集くらいしか現状手掛かりがない)機体ではあるが、背面の集光パネルの存在などから初めからE5MkⅡとの合体を前提に設計されているものとも考えられる。
スタイリング
ウイングの他に背部にパネルを背負っているため、それまでのオーバークロス合体とはまた違ったシルエットを構築している。
とはいえこの中間車外装の分離・ジョイントギミックもまたこれまでの標準型シンカリオンと同じもの(ソーラーパネル風のシールのみ本機オリジナル)なので、ブラックとN700A以外なら同じことができたりする。
頭部
合体用のヘッドギアにもスキャンアイカメラギミックが搭載されており、カメラを下ろすことが可能。
カイサツナギナタ
しまった、劇中だとブレード部分がピンク発光してた。
モードチェンジ
今回のオーバークロス合体の特色。
まずは背面パネルをいったん外して。
ドクターイエロー先頭車天面ジョイントにトロリブレードを装着。銃身は伸ばしておく。
銃身両サイドのジョイントにパネルを再接続!
胸部砲口を展開して……
グランクロス発射モード!
トリプルグランクロス
E5MkⅡ×923ドクターイエローの必殺技。
劇中では決戦での全機一斉攻撃で披露。劇中描写からすると、背面パネルから集めたエネルギーをE5MkⅡノーズ部に集中し、中央ドクターイエローと合わせた三門の砲口から一気に解放する仕様らしい。
比較
E5とドクターイエローの組み合わせ。基本的に合体前後を通じて923ドクターイエローはドクターイエローのコンセプトを踏襲しつつ従来型のフォーマットに落とし込んだ印象を受ける。
交換
MkⅡ分だけ金色が増えたE5同士の合体にくらべるとドクターイエロー同士の合体は色数が増えていないので溶け込みすぎてパワーアップ感がない……
ホクトさん機合体
もちろん500こだまとのクロス合体も可能。500こだまの設計の古さはやはり否めないが、シンゴウスピアとトロリブレードの合体は個人的にシンカリオンの武器合体の中で一番好きなバランス。
というわけで923ドクターイエローでした!
E5のMkⅡへの乗り換えに伴い従来のドクターイエローと合体できなくなったので、MkⅡに合わせたドクターイエローを用意してみた、といった性格の玩具となっています。遠近両用武器や頭部のスキャンアイなどコンセプトをスリム化して受け継いだのが分かりやすいですね。
一方で前年度の大型アイテムを退場させるのも忍びなかったのか、そちらのドクターイエローは据え置きのまま、(設計の古い)500こだまに代わるホクトさんの機体として登場したため、新幹線モードでは見分けのつかない車両が並ぶというちょっとややこしいことに。
500こだまの3両構成化のほうが収まりがよかったようにも思いますが、やはりドクターイエローの特別感が優先されたのでしょうか。
TVは最終回を迎えましたが500TYPE EVAの復刻も兼ねた超全集クラウドファンディングも始まりましたし8月にはブラックシンカリオンオーガ、冬には劇場版(恐らくはDXS仕様のアルファエックスも)が控えていますし、まだまだシンカリオンは止まりませんね。