今日のといず・くろすおーばーは!
実写劇場版「バンブルビー」にて大活躍のディセプティコン兵、スタジオシリーズSS-28ドロップキックをご紹介!
「こんな鎖で俺を縛れるかッ!?」
※映画の内容ネタバレありです。
〇キャラクター解説
サイバトロン星におけるオートボットとディセプティコンの戦いはオートボットの劣勢を覆しようがない状況に陥っていた。そこで態勢立て直しのためにオプティマスプライムはオートボットをサイバトロン星から脱出させ、しかる後に再集結する計画を立てる。
ディセプティコン側はオートボット殲滅のためにオプティマスプライムを追跡。その過程でバンブルビーのパルスをキャッチして地球に飛来したディセプティコンの一人がドロップキックである。
相棒(姉貴分?)のシャッターとともに1987年当時のセクター7からの接触を受け、反逆者バンブルビー捕獲を名目として協力を取り付けた。
基本的な主導権はシャッターが握っており、彼女がセクター7を言いくるめるために宇宙パトロールを名乗った際には面喰いつつも渋々話を合わせていた。ノリはそこそこ軽いが地球人のことを完全に見下しており、やむを得ず姿勢を低くしなくてはならない時は不平を隠さず、また人体を水風船のように破裂させてしまう光弾を撃ち込むことに何のためらいも持たない。
最後はシャッターともども宇宙のディセプティコンにオプティマスの居場所を示す通信を行おうとしたところでバンブルビーの妨害を受けて交戦。自分のメインローターの回転で絡まってしまった鎖をほどけず、逆にバンブルビーの牽引で全身を引きちぎられて爆発四散した。
AH-1WスーパーコブラとAMC・ジャヴェリンに変形するトリプルチェンジャー。
CVはトランスフォーマーアドベンチャーでサイドスワイプを演じた濱野大輝氏。
〇玩具解説
2019年3月21日発売。同時発売物は「SS-23 ラスティバンブルビー」「SS-24 ボーンクラッシャー」「SS-25 オプティマスプライム」「SS-26 ジェットファイヤー」「SS-27 メガトロン」など。
ロボットモードでのイメージスケールを合わせたスタジオシリーズは本作の主力シリーズの一つでもあり、完全変形とフリーポーザブルの両立を実現している。また台紙は戦闘シーンを再現したディスプレイスタンドを兼ねている。
本玩具はヘリコプターモードへの変形のみを再現したものとなっている。
実は海外版だと通しナンバーが「SS-22」。
ビークルモード
セクター7が差し向けたAH-1Wスーパーコブラにトランスフォーム。今回はしっかりベル社のライセンスも取得している。
メインローターとテイルローターの回転が可能だがメインローターはやや回転が渋め。
比較
あくまでロボットモードのイメージスケールを合わせただけなのでビークルモードで同価格帯のオートボットと並べるとかなり小ぶり。と言うわけでEZコレクション相当のキャラを引っ張ってくる。
トランスフォーム!
大雑把に言えばコクピット周辺が頭部~胸部、ボディ本体が下半身、テール部分が両腕を構成している。
途中でルーフと機体本体を半回転させるダイナミックさが特徴。
ロボットモード
劇中に比べるとグレー面積が広いかな……劇中だとほぼ真っ青だったし。
ただスマートな佇まいと背中からぶら下げたメインローターは劇中通り。
比較
ビーはリージョンクラス相当のエネルゴンイグナイターズ:スピードシリーズ(日本ではクリアバージョンがテレビマガジン4月号付録という形で発売)。
実際のところ車モードを持つトリプルチェンジャーなので本来のロボットモードのサイズはオートボット並なのだが、どちらにせよディセプティコンの中では小柄な部類か。
肩関節は胴体側の接続軸から持ち上げる必要があるタイプ。
肩関節自体はボールジョイントなので上腕を90度外転させることも可能。肘周りは標準的。
頭部は左右に90度ずつ振れる。
下半身も変形の都合で180度開脚が可能なほか、膝も180度曲がる。腰回りに妨げになるものがないから片膝立ちも楽々。
武器
主翼から5mmジョイントで懸架するミサイルポッド。砲身を展開するとガトリングガンに!
ロボットモードだと手に持たせる以外に懸架・収納しておく部分がないのがちょっと残念かも。
アクション!
ビーとの格闘だと膝裏を攻められて関節を極められて投げられていた印象が強い。
たどり着いた時代を間違えた場合。
というわけでドロップキックでした!
スマートでややコンパクトなボディにみっちり詰まった変形ギミックと必要十分な可動性能、という高水準にまとまった一品です。
ただ最近のTFトイにしては珍しく(?)スタンドを差し込める3mm穴がないので空中展示はやや難儀するかも知れません。
ジェットモードに変形するシャッター姐さんと並べたくなるところですが現状スタジオシリーズで予定はないようで……エネルゴンイグナイターズともども期待したいですね。