今日のといず・くろすおーばーは!
ついにリメイク! S.H.Figuarts仮面ライダーウィザードフレイムスタイル(真骨彫製法)をご紹介!
さあ、ショータイムだ。
〇キャラクター解説
身長:198cm 体重:90㎏ パンチ力:推測値4.5t キック力:7.3t ジャンプ力:ひと跳び35m 走力:100mを5秒
操真晴人が変身する指輪の魔法使いウィザードの火炎属性形態。最も戦力バランスが取れており、また他スタイルの時にダメージを受けてこの姿に「戻る」こともあるため、ウィザード全形態の基礎となる形態であるとも言える。
ウィザードリングを両手中指に嵌めているため基本的にパンチは使わず、エクストリームマーシャルアーツと中国拳法を組み合わせた軽快な格闘戦や各種魔法、ウィザーソードガンを用いた銃撃・剣戟で怪人ファントムと戦う。
必殺技はロンダートで勢いをつけて放つキックストライクウィザード。精神世界アンダーワールド内では自分の中に潜むウィザードラゴンを召喚してともに戦うことも可能となる。
〇玩具解説
2018年11月23日発売。同ブランドの同時発売物は特にないが、前日22日に魂ウェブ商店限定品が発送されている。
ウィザードリングの交換仕様と布を用いたローブ表現が最大の特徴と言える。
スタイリング
丸みを帯びて意外とボリュームのある首~背中周りをはじめとしてプロポーションの再現度はさすが真骨彫。
比較
旧版(写真の物は首延長工作済)はどうにも練り込みが不足しており、特にフィギュアーツとして公式には初の「胴体分割・ベルト&ローブ交換ギミック」を搭載したしわ寄せもあって多数の批判が巻き起こっており、バンダイ側も承知していたのかオーズ・フォーゼをすっ飛ばしての真骨彫化となった。
また「鎧武」以降はフィギュアーツの発売を多少遅らせてでも仕様の練り込みに注力していき、真骨彫要らずと言われるだけのクオリティアップを実現している。
胸部フレイムラングストーンの分割が「上2・下1」から「上1・下2」に変更されたことで段差が控えめになっているのも効果が大きい。
頭部
ちょっと影が出来たせいで何だか左右非対称っぽく見えるけれど実際はそうでもない。
腕
肩は水平以上に上がり肩アーマーは軸・ボールジョイント可動で動きに追従する。自分で自分の肩を触ることが可能。
最上段のフレイムラングストーンはボールジョイント接続で多少の角度変更が可能。下二段は上下にスライドするギミックを持ち、体をそらせた時にラングストーンが途切れてしまわないよう調整可能になっている。
前後屈はこんな感じ。前屈はちょっと控えめ。
下半身可動も優秀。足裏には魔法陣が造形されグレー塗装されている。
ローブは左右とも縁に沿って針金が仕込まれており、ひらひらさせつつも固定が可能。これは真骨彫仮面ライダーエターナルを事実上のプロトタイプとしたもの。
ウィザードライバー
左右のレバーとハンドオーサーは可動式(それぞれ連動はしない)で、変身モードと魔法モードを切り替え可能。
リングホルダー
ウィザードリングを差し込んで固定できる。右上から時計回りにキックストライク・コピー・ビッグ・ランドスタイル・ハリケーンスタイル・ウォータースタイル。
手首
珍しく平手がデフォルトとなっている。左手にはフレイムウィザードリングを装着しよう。
動きのある平手
ウィザードの左右の手首の中指には指輪基部が設けられており、ここにリングをはめ込むことで各種魔法発動シーンを再現する。
開き手
デフォルトで右手に装着するのはドライバーオン。
揃えた平手
なお本レビューでは撮っていないが、左手のウィザードリングをウォーター他に交換すればスタイルチェンジ直前のシーンも再現可能。
グー
ちなみにフィギュアーツとしては相当珍しいことに、グー拳が右手分しかない。確かにウィザードは原則的にパンチをしないけれど……右拳があるから「フォーゼとの友情のシルシ」「平成ジェネレーションズでの五大ライダー拳突き合わせ」は再現できるが、左拳もあってほしかった。
ホルダー
パッケージでは全ウィザードリングがここに収まっている。
付属ウィザードリングはドライバーオン・キックストライク・コピー・ビッグ・四大スタイルの合計8個。
つまり手首を交換するたびにウィザードリングも移し替える必要がある。ちょっと不便。
ウィザーソードガン
旧版に比べると多少シャープさを増した……かな? キーアイテムを差し込むようなギミックは元からないし旧版でもハンドオーサー展開やらクリアパーツ採用やらで完成度が高い部分だったので、あまり弄りようがなかったりする。
キャモナシューティングシェイクハンズ! ヒーヒーヒー! ヒーヒーヒー!
ハンドオーサーも問題なく展開可能。放てフレイムシューティング!
基部
旧版ではガンモードとソードモードが別個に付属していたが、真骨彫では基部を残して銃身・刀身を交換することで再現している。
ソードモード
ソードモード専用の角度が付いた右手首が付属するのも旧版同様。
アクション
コピーウィザードリングに交換して。
ルパッチマジックタッチゴー
コピー・プリーズ
先述の通り今回付属するのはデフォルトのドライバーオンと必殺のキックストライクを除くとコピーとビッグという、「印象深いけれど何でそのチョイス?」といった内訳。
ただ旧版があれば分身シーンに使えるし、ビッグはエフェクトセットで付属した巨大な右手を活かせるので、「ウィザードリング8個付属」という制限の中で旧版を集めていたユーザーへのサービス的な側面が強いものと考えられる(前腕を引っこ抜くギミックは真骨彫にはないが)。
今後ウィザードシリーズを出すとするとフリー枠が二つあることになるので、ランドスタイルでディフェンドとドリルを付属させるとか、ウォータースタイルにリキッドを付属させるとか言ったサービスを期待したいところ。あとコネクトも欲しい……
チョーイイネ!
キックストライク!
サイコー!
引き続き魔法陣もエフェクトセットから。
放てストライクウィザード! ローブはもっと派手に翻した方が良かったかも。
旧版に比べて巨大化しているのでちょっとキツいが、マシンウィンガーへの搭乗も可能!
というわけで真骨彫ウィザードでした!
本体に関しては文句なし。付属品についても満足のいく内容になっています。
左拳がないのがやっぱり気になるので後々他の魔法リングともども補完してほしいのと、手首交換の際にリングも移設しなくてはならないのが鬱陶しい……くらいでしょうか。
一つ一つ識別可能なレベルで造形・塗装してくれているのは実にありがたいんですけれど、壱伏が当時から求めていたのは「無地の魔法リングを着けて何にでも見立てられる右手」だったので、気遣いが行き過ぎて明後日の方向に飛んで行ってしまった感も。
ともあれ基本4スタイルは揃ってほしいですし、時間はかかるでしょうけれどドラゴン4種とインフィニティーにも期待したいところですね。