今日のといず・くろすおーばーは!
ULTRA-ACT ウルトラマンネクサス ジュネッスをご紹介!
「俺はただ……俺が得た光の意味を、探し続けているだけだ!」
東都日報新聞社のカメラマンだった姫矢准は、紛争地域で仲良くなった少女セラが戦闘に巻き込まれて死んでしまう場面に出くわし、さらにその時の写真が世界的な賞を取ってしまったことで自分を追い込んでしまう。
自分の罪に心を擦り減らして放浪していた彼は、夢の中でセラに導かれて“遺跡”に辿り着き、“光”を受け継ぐことになる。
姫矢はスペースビーストから人々を救い死んでいくことが贖罪であると考えて戦いに身を投じ心身をすり減らしていくが、一方でTLT実働部隊ナイトレイダーの隊員・孤門一樹と出会い、彼を導くように共闘していく。
戦いの中、自分の戦いと光を得た意味を悟った姫矢は、ダークメフィスト・溝呂木眞也との決戦で爆炎の彼方に消え、その光を千樹憐に託した――
長らく生死不明とされていたが最終決戦では"光"を受け継いだ孤門にメッセージを与え、その一年後には新宿でナイトレイダーとスペースビーストの戦いを見守る様子が描かれ、ファンを安堵させた。
身長:49m 体重:44,000t
適能者(デュナミスト)と呼ばれる人間が夢の中で遺跡と出会い、光を受け継ぐことで変身する銀色の巨人――ウルトラマンネクサスは、アンファンスとジュネッス、二つの形態を持ち、初期形態アンファンスは適能者共有の形態だが、ジュネッスは各適能者によって異なる強化形態である。
姫矢准が変身するネクサスのジュネッスは赤を基調とした体色となっており、彼の性格のままの実直な戦闘スタイルを取る。
その"光"の正体は7年前にスペースビースト・ザ・ワンを追って地球に飛来したウルトラマンノアが、最初の適能者・真木舜一と融合して変身したウルトラマン・ザ・ネクストを経て地球人と一体化してこれを守るために変化した姿。第24話のセラの幻影によれば、真木と姫矢以外にも長き時の中で多くの人間がノアの"光"を受け継ぎ、時に傷付き大切な物を失いながらも立ち上がり、戦って"光"を継承していったらしい。もしかするとノアは、ネクサス世界の地球以外でもこうした活動を行っていたのかも知れない……?
2013年2月27日発売。ウルトラマンネクサス、及びULTRA N PROJECT登場キャラクターとしては初のACT化を果たした。
交換用手首やコアゲージ(カラータイマーに相当)、光線エフェクトの他、魂Stage用接続パーツが付属するガイア(V2) 以降の仕様を踏襲している。
裃をモチーフとした、他のウルトラマンに比べるとややアニメロボット的なデザインをしっかりと再現。
目(というか頭部前面)及び胸部エナジーコア・コアゲージはクリアパーツで再現されているが、背部クリスタルや腕部アームドネクサスなどは塗装で表現している。
ガイア(V2) の時はえらくマッシブにアレンジしたものだと思ったが、もはや標準的なゴツさに見えてくる(笑)
さすがにSV ほどむっきむきではないが、元々装飾が多く硬そうなスタイルなので筋肉質なスタイルもあまり違和感がない。
しかしネクサスって、特撮TV番組の制約から解き放たれたノアとネクストの間を繋ぎながらちゃんとウルトラマンに見える、という秀逸なデザインだよなぁと再認識。
首を上向かせるのは少々苦手。残念ながら担当者が「塗装する」と言っていた目尻のグレーは造形の陰影のみの表現とされている。
肩から装甲が張り出しているため、腕を真上に上げるのは不可能となっている。この辺りは上体全体の動きで補いたい。
上腕末端のディテールは薄手のPVC素材なので、肩関節の可動に巻き込む形で動かせば上腕ロール関節への干渉を最小限にとどめることが出来る。
ただし胴体の関節カバーとこすれ合って塗装が傷付いてしまうことになるので、慎重な対処が必要となる。
引き出し式股関節や多軸足首関節など、現在のULTRA-ACTの標準と言える可動。
ネクサスはこれまでのACTに比べると関節の保持力が高く、ポーズは安定しやすい。一方で個体差かも知れないが、肩関節がギチギチ言ったのでシリコンスプレーを使用した。
特徴的な体表のディテールは余すところなく再現されているのだが、腹部の銀色V字部分の幅が着ぐるみより広く取られているため、胸を可動させると鳩尾の赤が隠れてしまう。許容範囲内ではあるが、ちょっと違和感。
背部カバーを取り外し、接続用パーツに交換。心なしかカバーが外れやすかったので少々調整している。個体差だろうか。
これにより、派手なアクションもビシバシ決まる!
基本的にネクサス(ノア、ザ・ネクスト含む)は腕を挙げずに飛ぶ。ただし第24話などでは従来のウルトラマンのように腕を突き出して飛行することがあった。
ジュネッスになることで胸部に発生するカラータイマー。戦闘用不連続時空間「メタフィールド」での戦闘は約3分間に限られ、そのタイムリミットを示す。
コアゲージは点滅時の赤に交換可能。
また、その接続部分はエナジーコアを形成するクリアパーツと一体となっており、ちょっとニヤリ。
左右ともに拳・手刀・開き手の3種が付属。武器を持たないウルトラマンの場合はこの3種があれば事足りるよね。
アームドネクサスから発せられる光を表現したエフェクトパーツ。オーバーレイ・シュトローム用とされているが、むしろ汎用性を重視した仕様となっている。
クロスした両腕に組み合わせるため、装着難易度が高く塗装剥げが警戒される。
戦闘用不連続時空間「メタフィールド」を展開する各ジュネッス共通の能力。その亜空間の外殻はウルトラマンの肉体と同質の組成で作られており、文字通り身を削って構成していると言える。
メタフィールド内ではネクサスが本来の力を発揮しスペースビーストの力を抑えることで有利に戦える環境となっているが、3分間のタイムリミットを過ぎてコアゲージの光が消えてしまうと適能者も命を落としてしまう。
また中盤からは暗黒巨人が発する極性反転作用を持つダークフィールドに侵食されてしまいかえって不利になってしまうことも多かったが、それでもなお現実空間への被害を抑制するためにネクサスは身を削ってメタフィールドを作り出す……。
腕を真上に上げにくいのが惜しい。前腕の向きに違和感が……
ンンネクサスッ(アイキャッチ風に)。
アンファンスの時から使える、腕を十字に組んで発する光線。オーバーレイ・シュトロームに比べて出が早いため、ジュネッスでも幾度か使用された。
チャージの後腕をL字に組んで放つ強力光線。大量のエネルギーを消費するため一回の変身で一度しか使えないが、スペースビーストを粒子化消滅させてしまう威力を持つ。
これまでのULTRA-ACTとは異なり、手首や装備を交換することなくアームドネクサスの突起に光線エフェクトを直接嵌め込む形で再現している。
そのため着脱が手軽に行える一方、アームドネクサスの塗装剥げが警戒される他、腕を若干寝かせないと光線エフェクトが真っ直ぐにならないという難点もある。
汎用なんだったら敵と交差した時のエフェクトに使ってもいいよね。
ストライクチェスターは「ウルトラメカBEST」の物。PVC製で分離変形ギミックはないが、おもちゃ屋で購入しやすいのとスケール的に釣り合うのとで結構お勧め。
難点らしい難点が特にない、ハイクオリティな一品と言えます。また「ウルトラマンネクサス」はその内容からセールス的には不振だったものの高年齢層からコアな支持を受けているため、ACTジュネッスの売れ行きも好調な様子。
このままアンファンスやジュネッスブルー、ザ・ネクスト二態、そしてノアとリリースしていって欲しいものです。