今日のといず・くろすおーばーは!
ついに昭和ライダーも真骨彫化。S.H.Figuarts仮面ライダー新1号(真骨彫製法)をご紹介!
出たなショッカー!
〇解説
キャラクターとしての仮面ライダー1号はこちらを参照。
2017年12月16日発売。同時発売物に「本郷猛(仮面ライダー)」がある。
交換用マフラー、手首各種の他、予備のアンテナが一対付属している。
スタイリング
よりたくましく(生命の人ほどじゃないが)より自然な、中に人が入っているかのようなプロポーションは真骨彫ならでは。
比較
こうしてみると旧版は設定画準拠っぽさがあるな……全体的にボリュームがアップしている他、コンバーターラングの質感がかなり実写作品寄りのヨレヨレ感を演出している。
頭部
当時の造形物を意識してわずかに左右非対称な造形になっている。主にCアイ。
目の周りに影が発生していないあたりがポイント大か。
腕
肩のジョイント(二パーツ構成)は前側が黒、後ろ側が銀成型となっており、肩や上腕のカバーと合わせて可能な限り体側の二本ラインを途切れさせないよう工夫されている。
こうした工夫は肘膝の関節パーツや股関節カバーにも表れており、これまで以上に見た目に気を使っていることがうかがえる。
一方上腕に明確なロールを設けたことにより、腕の外転内転の際にラインが途切れるようになっている。
肩は水平どころか横開きでほぼ真上まで上げられる。
前腕のグローブは別パーツとなっており回転可能。
コンバーターラングは段になった部分のインテークも造形されている。最上段はダブルボールジョイントである程度回転させたり内に寄せたりはできるが、正直気休めといったところで特に右胸が吹っ飛んでいきがち。
腰の前後屈は大人しめ。コンバーターラングがタイフーンの内側に入り込んでくれないし。
そのため前方宙返りなどは旧版の方が決まりやすいかも。
下半身も必要十分なだけよく動く。膝を曲げすぎると太腿との繋がりが少しおかしくなってしまう感はある。
交換用マフラー
方式自体は首を覆うリング状の基部にボールジョイントで接続する、旧版と同じ仕様。
タイフーンの厚みもアップ。
手首
まずはデフォルトの握り拳。
なんか真骨彫ってこの指が開いていない平手がよくついてくる印象。
構え開き手。人差し指が立っているので指差しにも使える。
手刀
親指を折り込んだもののみ左右とも付属。親指が出ている手刀は付属しない。
持ち手。本商品では特に持たせられるものはないが……
旧版新1号に付属していたショッカーサーベルなどを持たせることが可能。
搭乗
別売りの新サイクロン号に一応搭乗可能なのだが、腕と腰周りが窮屈なのでしっかり調整しないと尻が浮いたり手が届かなかったりしがち。
出たなショッカー!
戦闘員から武器を強奪。
キュピィィィィィィンッ!
トォウ!
ライダァァァァッキィィィィック!!
足首のサイズが上がっているのでキックエフェクトは装着できず。
というわけで真骨彫新1号でした!
TV画面はスチルからそのまま抜け出してきたかのごとき存在感はさすが真骨彫といったところです。体形バランスのみならず、アクションフィギュア泣かせの体側2本線についても可能な限り対応してくれているところは感動すら覚えます。
ただ動かしているとあと一歩のところで届かない点はあり、可動フィギュア玩具としては旧版のほうが扱いやすい部分も見られます(とはいえあの時期特有の造形によってこちらもこちらで制限は多いほうですが)。
一般販売の骨戦闘員や魂ウェブ限定の地獄大使の他、新2号の発売も決定していて、昭和系真骨彫もどこまで出してくれるのか興味は尽きませんね。
ストロンガーあたりは可動性能を強化する方向でリメイクしてほしいところですが……