2015年版はこちら!
2017年版ビークルモード
タンクローリーにトランスフォーム!
キャブとタンク部分は真っ直ぐのまま固定されておりスイングなどはできない。10輪とも回転してのコロ走行が可能。
武器を外した状態。
運転席が運転席にない……タンク上にあるピンでヘッドマスターを立たせることができる。
ヘッドマスター
ここでいったん、設定上の本体へ。付属コミックではプロトフォームになったブラックコンボイ(この時点で人間大)がハードヘッドらをスキャンしてヘッドマスター化した。
プラズマガンはウェポンビークルでもあるのでヘッドマスターを搭乗させられる。
さらにプラズマガンにブラックソードを装着。この柄のポジション、先端恐怖症にはキツそう。
コンバットロン出撃! 悪の華を咲かせるのだ!
トランスフォーム!
まず武器類を外して。
タンク側面のパネルを開く。
タンクを開いて羽を取り出し、機首を展開・反転。
タイヤユニットを反転させてタンクを閉じ合わせる。
パネル閉。
キャブを二つに割って機体サイドに。
尾翼を起こして底面パネルを閉じる。
水平尾翼を展開。
主翼の二軸を駆使して角度を変えて本体にフィットさせれば……。
ビークルモード(ジェットモード)
タイタンズリターンのボイジャークラスはトリプルチェンジャーとなっている。
底面のタイヤでコロ走行が可能。
フルウェポン
側面にプラズマガンとブラックソードを装着。
またコクピットハッチ上にプラズマガンを装着することも可能。固定しにくいためか説明書には記載なし。
コクピットハッチはタンクローリーモードと共通。座る向きはタンクローリーモードとは前後逆となる。
空中戦に自らも参加し、ヘプターとシャトラーを指揮!
本来ありえない組み合わせで。
トランスフォーム!
そしてロボットモードへ!
機首周りはタンクローリーモードを基準に、後輪ユニットから足首を展開し、側面パネルを畳んで脚部へと変形。
主翼を背中に向かって畳みながら、運転席を展開・回転して肩の武装ユニットへと変形。
股関節を前方へとスライドさせるのを忘れずに。
拳を出して胸部パネルを下ろし、尾翼ユニットを下ろすと「量産型ドローン」モード。
尾翼のスラスター孔を単眼センサーに見立てている。こう、実写第一弾の頃のスィンドルとかを思い出す解釈。
垂直尾翼もろとも真っ二つに開いて背面に回して。
ヘッドオン!
さらに鳩尾のグリルを押し込むとスプリングギミックでヘッドガードが展開!
ブラックコンボイ、トランスフォーム!
スタイリング
デラックスクラスと打って変わってがっしりと力強いフォルムに。カーロボットの頃のブラックコンボイのイメージに近いのはこちらか。
タイタンズリターン系ボイジャークラスは胴体から飛び出すヘッドガードによって頭身を調整するギミックが搭載されている。
ヘッドガードの根本から左右に30度ほど首を振ることが可能。ヘッドガードを下ろした状態だとヘッドマスター側の関節依存で首を動かせる。
可動性能はボイジャークラスTFとしては標準的。ただし腰は回らない。
肩の張り出しが大きく主翼に干渉してしまいがち。
プラズマガンとブラックソードを装備。かなり元のブラックコンボイ(さかのぼればG2バトルコンボイ)に寄せたデザインとなっている。
ツーショット
キャブから変形するという点ではデラックスクラス版の方が原典に近いのだが、印象を強く引き継いでいるのはボイジャークラス版。現代風バトルコンボイを志向したレーザーオプティマスプライム型と、当時品のイメージを強く残したTRオプティマスプライム型のデザイン思想の違いが見て取れる。
ドローンモードは肩のユニットを畳んでしまった方が地味さが増すかも。
トランスプレイ・基地モード
付属コミックでも披露した基地形態。失われたバトルベースの代わりとしても使えそう。
今回のブラックコンボイは公称3段変形なのだが、コミックに基地とドローンが出てきて五段変形となっているほか、あちこちのパネル移動ギミックが秀逸なので人によっては20段変形くらい行けてしまうという恐ろしいポテンシャルを誇る……
コンバットロンと
デラックスクラス版とのそろい踏みはUWバルディガスレビューにて。
コンバットロン、悪の五体合体だ!
デラックスクラス版とも改めてツーショット。
正義に目覚めよ!?
タンクローリーモードを抱えて撤退するバルディガスも完全再現!
やはりボイジャークラス版の方がドルレイラ―とのツーショットも決まる。
ちなみにヘッドガードギミックはおまけ的な存在で、説明書ではヘッドオンしただけでロボットモード完成という扱い、コミックでは悪の心を取り戻した際にヘッドガードが展開していた。
正義のブラックVS悪のブラック!
プラズマガンにデッドメーザー、ブラックソードで破壊せよ!
というわけでブラックコンボイでした!
コンボイの黒バリエーションはそれ以前からあったものの、黒地に赤窓、若竹色のラインのスカージorネメシスプライムの始祖(厳密にはブラックライオコンボイの方が早いですが)でカーロボット劇中でも中盤のストーリーを実質的に回していたこともあり高い人気を誇るキャラクターです。
……があくまで日本発で、その個性まで引き継いだリメイクも意外とされていない、ある種の「一発キャラ」ということもあってタカラトミー側も需要を読みづらかったのか、LG-EX枠で二度商品化されながらも共に東京おもちゃショー限定という扱いになったのも無理からぬところかなとは思います。
ただ、東京おもちゃショー2017限定版に関してはUWバルディガス発送にともなうブラックコンボイ需要の高まりもあったので、短期間ながらもタカラトミーモールでの受注再生産に踏み切ってくれた点は非常にありがたかったですね。
主に話題になっているのは2017年版ですが2015年版も違うベクトルで尖った個性を持っており、アクションフィギュア的な遊び方をするならこっちかな、と思わせてくれます。
どちらも買ってよかったと思わせてくれる逸品ですね。