今日のといず・くろすおーばーは!
未来からの刺客、S.H.Figuarts仮面ライダーダークドライブ タイプネクストをご紹介!
「Start our mission...」
〇キャラクター解説
身長:199.5cm 体重:103㎏ パンチ力:24t キック力:40t ジャンプ力:ひと跳び50m 走力:100mを0.446秒
「劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」に登場した劇場版オリジナル仮面ライダー。ロイミュードに支配された未来を変えるべくタイムロードを越えてきた泊エイジを追って、愛車ネクストライドロンを駆って2035年から現れた。
スタインベルト式ドライバー(ドライブドライバーとシフトブレス)を装着しているがクリム・スタインベルトの人格が移植されていないため発声は簡単な音声応答のみとなっている。
エイジを抹殺すべく、おりしもドライブドライバーの悪性プログラムの影響でベルトさんが不調に陥っていたドライブを圧倒。ベルトさんの再起動のためエネルギー施設からの盗電を試みたエイジを射殺しASTACOを召喚したダークドライブは、ドライブとマッハの前に敗れる(ASTACOはチェイサーが破壊した)。
だがエイジの正体はロイミュード108だった。気性の荒さゆえに2015年時点では封印されていた108は2035年に再起動を果たすとエイジの命と姿、ドライブシステムを奪い、障害となる現代のドライブ(蛮野の悪性プログラムに侵されやがて004と共にロイミュードの王となるクリム)を排除して永遠のグローバルフリーズを実行するため片道のタイムワープを行ったのだ。
進ノ介がベルトさんを破壊したことで目的の半分を達し、超デッドヒートドライブを退ける中で過去の自分の再起動に成功した108はドライブドライバーを放棄、過去と未来の自分を融合させることでパラドックスロイミュードへと超絶進化を遂げた。
エイジに擬態した108からは「ダークドライブ」と呼称されたが、実際は本物の泊エイジがドライブドライバー(おそらく2号機)とシフトネクストスペシャルを用いて変身した「仮面ライダードライブ タイプネクスト」と推測される。
遠近両用武装のブレードガンナーで武装している他、強化スーツ部分のみでもある程度の戦闘行動が可能な機能を持ち、108の自作自演を成立させていた。劇中冒頭ではネクストシフトカー三種を放出し未来型ロイミュードを生み出してもいる。
108が放棄したドライブドライバーはベルトさんの真意に気付いた進ノ介の機転によりトライドロンキーに保存されたベルトさんの人格データの受け皿とされ、シフトネクストスペシャルは霧子がマッドドクターを使って再調整することでドライブタイプスペシャルの誕生に繋がった。これは「相手をだます時は真実を8割語る」という108の手法が裏目に出た形であるが、もしかしたら108にコピーされた泊エイジの想いが行動にバイアスをかけて進ノ介の勝利を引き寄せたのかも知れない……
〇玩具解説
2017年3月24日~5月22日受注、8月25日発送開始の魂Web限定品。同時発送物は「仮面ライダーレーザー バイクゲーマーレベル2」「キュアブルーム」「キュアブルーム&満セット」「ストロング・ザ・武道(キン肉マン)」「ナッパ(ドラゴンボールZ)」「アイアンマンマーク2(アイアンマン)」「ホール・オブ・アーマー(アイアンマン3)」「クワイ=ガン・ジン(スターウォーズエピソード1/ファントム・メナス)」など。
劇場版ライダーらしくドライブ・タイプスピードのリデコ品となっている。
スタイリング
どうも全体的にO脚気味になっているらしい脚部だけがちょっと惜しい。
ワイヤーフレーム状のボディパターンは精密に塗装で再現されている。
タイプネクストタイヤはプラ製。着脱可能だが背面ジョイントの規格が変わっているためドライブやデッドヒートマッハ等には装着不能。
一方ダークドライブ側はタイプスピードタイヤを装着させられる。これが後発機種の強みか……と思いきやマックスフレアなどの交換用タイヤは装着できなかった。
頭部
青く鋭いまなざしがクール。
オプション手首
まずは拳と平手が二種。
ハンドル剣持ち手。
銃持ち手。
アクション性能
タイプスピードとほぼ同等。まあ造形的に異なる部分って頭部と胸部、肩アーマーくらいだしね。
シフトネクストスペシャル
さすがにボンネットのブルーラインまでは再現されていないが、タイプスペシャルの際の装填ジョイントは再現されている。
ドライブドライバー
表示はタイプネクストの「N」。
ネクストシフトカー
ネクストトラベラー、ネクストハンター、ネクストテクニックの三種。何気にフィギュアーツ用のデコトラベラー、ジャスティスハンター、シフトテクニック各車モードは初立体化となる。うちシフトテクニックは本来のカラーでタイプスペシャルにも付属予定。
劇中ではシフトカーというよりは次世代型バイラルコアといった趣で、冒頭でそれぞれデコトラ、パトカー、ASTACOと融合し、運転手兼行動端末としての未来型ロイミュードを生成したが、ハンターはマッハ、テクニックはチェイサー、トラベラーはゴーストの手でロイミュードごと融合している車両を粉砕された際にもろともに破壊された。
そのため、進ノ介の前に姿を現すシーン以降のダークドライブはこれらシフトカーやシフトカーホルダーを装着していなかったりする。
ブレードガンナー
タイプネクストタイヤから生成される手持ち武器。ブレイクガンナーにハンドル剣の刀身を付けたような形状をしており、シフトカーやバイラルコアの装着こそできないが剣・銃・ナックルの機能を持つ。
基本的には銃持ち手で持たせた方がフィットするが、逆手持ちで殴りつけるアクションは棒持ち手の方が適している、かも。
Start our mission...!
順手でガツガツ殴りつけて、最後に逆手持ちでチャージナックル、という感じだけどこれエイジの戦闘スタイルじゃないよね多分。
逆襲。
そして超デッドヒートドライブの面を割りに行く。未来型のハイスペック故に劇中だとほぼ勝ち逃げに近かったよねダークドライブ。
というわけでダークドライブでした!
よく言えば安定した、悪く言えば玩具的な目新しさの薄い、総合すればダーク系ライダーアーツとして実に手堅い出来の一品です。ドライブ系アーツのクオリティを過不足なく楽しめますし、独特のワイヤーフレーム的なデザインも精密再現されているので、満足度は実に高いです。
ぜいたくを言えばネクストライドロンも欲しかったところですが、トライサイクロン同様ベース車両が車両だけに権利上ややこしいという話も見かけますし、さすがに無理かなぁ……と。