今日のといず・くろすおーばーは!
この男も刑事で仮面ライダー! 真骨彫で登場、S.H.Figuarts仮面ライダーアクセルをご紹介!
「福井警視……」
「照井です」
〇キャラクター解説
強盗行為を働くロイミュード051のコピー元らしき男性が死体で発見された。捜査のために赴いた進ノ介と霧子、剛だがその死体は東京と風都市の境界に倒れており、風都署超常犯罪対策課と特状課で捜査の主導権を巡る縄張り争いで足止めされてしまっていた。
超常犯罪対策課の課長・照井竜警視は風都に蔓延するガイアメモリの根絶を使命としており、死体にガイアメモリの使用痕があったことからガイアメモリの副作用による死を疑い、それが判明するまでの捜査権を主張するが、進ノ介たちとしても051の足取りを掴むために譲れない状況にあった。
チェイスのピンチをベルトさんから知らされた進ノ介に、照井は仮面ライダーとして仲間を助けに行くよう促し、捜査の経過を逐一特状課に報告することを約束し、仮面ライダーの流儀を語って送り出す――のだが、進ノ介の元に追田現八郎から051のコピー元である三輪利雄を逮捕したという知らせが入る。
そして死体と思われていた男が突如動き出してロイミュード077の正体を明かすとビーストのガイアメモリを奪還、ビースト・ドーパントへと変貌する。三輪をコピーしたロイミュードは二体おり、077は風都でガイアメモリを盗み出して自分に使用した結果、突然変異を起こして倒れてしまった、というのが事の真相だったのだ。
駆け付けたベルトさんと共に進ノ介=ドライブと剛=マッハはこれに対処するが予想外の力に苦戦する。だがそこへ照井が重さ20㎏の剣を振り回して介入、仮面ライダーアクセルへと変身した!
身長:197cm 体重:93㎏ パンチ力:10t キック力:12t ジャンプ力:ひと跳び47m 走力:100mを3秒
「Vシネマ 仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーチェイサー」に登場する、風都署超常犯罪対策課課長・照井竜警視が変身する仮面ライダー。初期の進ノ介たちと同様に警察には正体を隠して風都の平和を守っている。
あらゆるエンジンの能力を内包した「加速の記憶」を宿すガイアメモリ「アクセル」とその能力を解放することに特化した変身ベルト「アクセルドライバー」、多機能剣「エンジンブレード」、ギジメモリ「エンジン」で武装している。
必殺技はアクセルメモリの能力を倍化するマキシマムドライブを発動して放つ後ろ回し蹴り「アクセルグランツァー」。劇中未登場ではあるがバイクフォームへの変形能力、サポートマシン「ガンナーA」、高速形態アクセルトライアル・飛行形態アクセルブースターなどを有し、高い戦闘能力を誇る。
照井自身も若くして警視の座に就いたエリートであり、通常の警察捜査のセオリーが通用しないガイアメモリ犯罪に対して警察機構の本陣を改革し、超法規的に動ける超常犯罪対策課のコンセプトを承認させ、自らがその課長として風都に赴任したという経歴を持つ。クールに見えるが内に熱い正義感と仲間への愛を持ち、プライベートでは妻子に対する良き夫・良き父親でもある。
〇玩具解説
2017年6月17日発売。同日新発売のフィギュアーツはないが、「仮面ライダーW サイクロンジョーカー(真骨彫製法)」が再販されている。
スタイリング
鮮やかなメタリックレッドと撮影用スーツを思わせる好プロポーションはさすが真骨彫製法といったところ。
比較
左より「WFC05仮面ライダーアクセル」、「S.H.Figuarts仮面ライダーアクセル(2010年版)+アクセルブースター同梱頭部」、本商品。
真骨彫って何気に巨大化してるよね……
なおこちらが2010年版アクセルそのままの状態(修正前頭部を箱ごと奥にしまい込んでしまったので過去記事の写真を流用)。
可動範囲
肘や手首の可動は標準的。肩アーマーは多軸関節で上腕に接続されているが多少癖がある。上腕側にストッパーとなるピンが設けられているが、削り飛ばした方がいいのかもしれない(※自己責任で)。
肩関節基部は若干の引き出しが可能。
胴体は前後に大きくスイング。なお背中のホイールは回転するが足首のホイールは固定となっている。
開脚と片膝立ちも自然にこなす。
頭部
上が通常、下が発光状態を再現したもので頭部丸ごと交換する……フェイスシールドのブルーが濃すぎるのか、発光頭部も「ディテールが分かりやすい」くらいしか効果がないのがちょっと残念。
各種オプション
平手は脱力した物とぐわっと開いた物がそれぞれ付属。
アクセルドライバーのグリップを握るための手首も左右とも付属。アクセルドライバーはバックルが着脱可能でアクセルメモリも取り外せる。
真骨彫Wのダブルドライバーに比べるとアクセルドライバーのスロットは程よいきつさとなっており、逆さにしてもメモリが落ちて来ることはないが取り外しも容易。元々ちょこっとメモリが飛び出しているデザインで助かった。
メモリ&メモリ持ち手
真骨彫W同様にメモリ用の持ち手が左右とも付属。「加速の記憶」のアクセルメモリ、そしてアクセルメモリの触媒として任意の能力を引き出すエンジンメモリが付属する。
エンジンブレード
持ち手が左右とも付属。
サイズ自体はこれまでのSHFアクセル付属のものとあまり変わらない。
折れ曲がりギミック搭載。
さらにエンジンメモリを装填するギミックが追加されている。こちらは奥まったところに装填する都合上、逆さにしたら簡単にメモリが抜けるようになっている。もちろんブレードを伸ばせばメモリ装填部が蓋されるため勝手に落ちてしまうような事態は起こりにくくなっている。
なお旧アクセルに付属していた「親指を立てた右手首」は今回付属しないが、旧アクセルと手首ジョイントの規格が近いので流用可能。まあサムダウンにせよメモリ押し込みにせよ劇中であまり使われていた表情ではなかったのだが。
さあ、振り切るぜ!
仮面ライダーの先輩として、ドライブ、マッハと共に戦う仮面ライダーアクセル!
”イマスグ! トマーレ!!”
”ヒッサーツ! フルスロットールゥ!!”
"アクセル! マキシマムドライブ!!"
マッハが止めたビースト・ドーパントにアクセルグランツァーとスピードロップ(ドライブ単体発動版)が炸裂だ!
というわけで真骨彫アクセルでした!
真骨彫は造形がハイレベルな分「好きなポーズで飾れるディスプレイモデル」という性格が強く、実は動かして遊ぶという面では旧版アクセルの方がやりやすい面も多少あったりします……が、やはり今の目で見るとプロポーション面のアレンジが顕著で、近年(主に鎧武以降)のキャラと並べるならばこちらの方が違和感がないですね。
プレイバリューも高く、Wの時に見られたメモリが抜けやすい欠点も(元設定に助けられている面があるとは言え)解消されていて扱いやすさも向上しているのが嬉しいですね。