今日のといず・くろすおーばーは!
恐らくユナイトウォリアーズ最終商品、そしてデストロンガー第三のリメイクキャラ、UW-EXバルディガスをご紹介!
「コンバットロン、合体指令!」
〇玩具解説
2016年10月25日~11月28日受注、2017年3月31日発送開始のタカラトミーモール限定品。
元のコンバットロン部隊がG1コンバットロン(ブルーティカス)の一部改修品であったように、本商品も「UW-07コンバットロン合体兵士ブルーティカス」のリカラー+一部改修品となっている。
五体のコンバットロンがそれぞれビークルモードからロボットモードに変形し、劇中通り2パターン(玩具ギミック的には本商品のみで24パターン)の合体形態を再現している。
〇キャラクター解説・コンバットロン部隊(カーロボット)
「トランスフォーマーカーロボット」に登場したデストロンガーのサブチーム。
元々はブレイブマキシマス制御のために太古の時代から地球に眠っていたサイバトロンのプロトフォームだったが、ギガトロン率いるデストロンガーがこれを奪取、地球の軍事兵器をスキャンしギガトロンの悪のスパークを注入することで「誕生」した。文脈次第では同じ経緯で誕生したブラックコンボイもこのカテゴリーに入ることがある。
誕生後はブラックコンボイの指揮下に入り堅実な活躍を見せていくが、ブラックコンボイの野心に乗ってデビルギガトロンに反逆した結果、ブラックコンボイともどもデビルギガトロンに鎮圧・再洗脳されてしまった。
その後はサイバトロン次元パトロール隊との戦いに敗れセイバートロン星に連行されたことが最終回エピローグで描写されていたが、ユナイトウォリアーズプロモーションコミックにて「(再洗脳は解けたようだが)裁判の結果悪の心をなくすことは不可能と判断されリフォーマットされる寸前にユニクロンの介入を受け、取引に応じ新たな力を手に入れた」と語られた。
劇中での描写はないが、設定上揃いも揃って風呂が好き。悪の五体合体によりバルディガスとなる。
〇鋼鉄将軍ドルレイラー
コンバットロンの中で最も早くに覚醒し、残り5人の誕生までの時間を稼いだことでリーダーに任命された……が最後に登場したブラックコンボイに威圧され指揮下に入った、コンバットロン全体のサブリーダー的存在。
コンバットトレーラーに変形し、全形態通して背中のツインドルバスターを主力武器とする。
ブラックコンボイとはその後対等の戦友のような間柄となり、むしろ親身になってサポートするなど、命令に忠実な軍人気質と面倒見の良い性格がプラスに働いた様子。一方短気な上官とボケに走る部下に挟まれた苦労人という一面も仄見える。一番風呂でないと気が済まない性格。
CVはビーストウォーズネオでガイルダートを演じていた金子はりい(現・かねこはりい)氏。
ビークルモード
ツインドルバスターにドルレーザーライフルを接続した長砲身のキャノンが特徴のコンバットトレーラーにトランスフォーム!
ツインドルバスターは5mmジョイント天面ボックスの側面に固定されており仰角をつけることが可能。
合体用手足首パーツをまとめたものは分離状態では基本的に余剰となるが、ドルレイラーの側面にくっつけておくことが可能。
実はドルレイラー(及び元となったUW/CWオンスロート)はCWホットスポットのパーシャル品。
ビークルモードの前後を反転させることでさらに印象変化をもたらしている。
メガエンプレスを後ろに向けるとほらそっくり。
ドルレイラー、トランスフォーム!
上に乗っている構造物のウイングを開いて。
脚部の展開はホットスポット型同様。
ドルレイラーの変形と言えばぐわっとこじ開けるような腕の動きなので再現できるのがうれしい。
腕を下ろして肩の運転席(?)をたたみ頭部を展開して完成!
スタイリング
スマートながらも力強いドルレイラーの新たな姿。
バックパックがやや大きいか。
アクション性能もメガエンプレスと同様。
メガエンプレスの女性アピール部位と背負いもの以外だと肩と爪先が目立った相違点。
ドルレーザーライフル
カーロボ当時だと一挺持ちだったがUW版では二挺となった手持ち銃。
ツインドルバスター
ドルレイラーの「主砲」。もともと前かがみになって発射する武器だったが、UW版ではバックパックユニットに角度をつけられるためより自然な砲撃が可能に。
航空参謀ヘプター
見晴らしのいい露天風呂を好むコンバットロンの航空参謀。
ヘリコプターとしての飛行テクニックに優れ、滑走するペンギンの頭上からデータディスクをかっさらうような芸当も可能。比較的口数が少なく堅実に仕事をこなすタイプのため若干地味に見られがちだが、シャトラーの苦し紛れクイズに乗ったりペンギンやビルドマスターを「ペンギンさん」「ビルドマスターちゃん」と呼ぶことがあったりと、それなりにノリの良さと茶目っ気を見せることもあった。
CVは鋼の錬金術師(2003年版)のデニー・ブロッシュ軍曹を演じた原田正夫氏。
ビークルモード
戦闘ヘリにトランスフォーム。メインローター直下のダクト兼5mmジョイントに武器を装着するのが説明書でのデフォルトスタイル。
メインローターはもちろん回転可能……なのだがちょっと回転が固め。
カーロボ劇中では赤いヘプターガンを機首に装着していたので、底面5mmジョイントを用いてそれっぽく。
玩具的にはCWアルファブラボーからの派生タイプ。UWブルーティカスのボルターとなった際にメインローターを四枚羽に改修され、そこからリカラー+武装追加でヘプターになっている。
ヘプター、トランスフォーム!
変形ギミックは同一なので省略。
ロボットモードスタイリング
メインローターの折りたたみ方以外はそれまでのヘリタイプと同様。
両腕にミサイルが造形されているのがヘリ姉妹との相違点……というか向こうが女性型アピールのために前腕変更したのだけど。
武器
赤い方はヘプターガンとしてグレーの方は名称不明。玩具的にはUWデバスターに付属するミックスマスター用武器(ビームボンバー)の成型色変更品となる。
こっちもヘプターガンでいいのかな。
衛星参謀シャトラー
ぬるめの長風呂を好むコンバットロンの一員。スペースシャトルに変形するため宇宙空間での活動が可能。資料によっては単独での大気圏離脱が可能とされているが劇中では人類のスペースシャトルにすり替わり補助ロケットを利用することで衛星軌道に上がっていたので、実際はそこまでの推力はないのかも知れない。
コンバットロン一のお調子者ではあるが、衛星軌道上からサイバトロン戦士を発見、追跡し、高度を考慮すれば極めて精密な狙撃が可能な射撃能力と、意図しない大気圏再突入にも耐える耐久性を持つ。
……のだが追跡したスピードブレイカーのナンパ癖に振り回され、射撃は発射から着弾までのタイムラグの間に標的が動いたせいでブラックコンボイに当たり、大気圏再突入もほとぼりが冷めるまで宇宙にいようとしていたところを人工衛星と衝突し、GOLD FINGER’99(郷ひろみ)のような「あーちーちー、あーちー!」と悲鳴を上げての物で全体的にギャグとして処理されていた。
CVはBWネオでシャープエッジを演じた近田英紀氏。
ビークルモード
スペースシャトルにトランスフォーム! CWではスリングのリカラー品でジェット戦闘機だったBLAST OFFだが、日本導入に際して新規設計でスペースシャトルに変形するUWブレストオフを導入。これを一部改修したのがUW版シャトラーである。
本体天面に一ヶ所(垂直尾翼を外せば+二ヶ所)、側面ブースター上面に二対四ヶ所、主翼裏面に一対二ヶ所、機体底面に二ヶ所、推進器内側に各一ヶ所(計四ヶ所)、合計して15ヶ所もの5mmジョイントを有するため、重武装スペースシャトルにすることも可能。
シャトラー、トランスフォーム!
尾翼がきれいに二つに割れるのが何だか心地よい。
機首の折り畳みとそこからの復元はちょっとコツがいるかも。
ロボットモード・スタイリング
UWブレストオフとは胴体の前後を反転させており、それに合わせて左右の腕も逆に組まれているロボットモード。
背中のパネルをたたむ工程で胸の合体用ジョイントが軽く押し出されてしまうのがちょっと気になる……
一つ一つの関節可動範囲は広く基本的なポージングには対応している……のだが、肩と股関節がデザイン上の都合で微妙に干渉しやすい。
足首を内側に傾けて接地性を高めることができる。
パルスレーザー
白いほうはビークルモードで前方ランディングギアになる。グレーのものはUWスクラッパーのビームハリケーンと同型のもの。シャトラーの銃器はどっちもパルスレーザー。
5mmジョイント
ノズル先端にも5mmジョイントがあるので、合体用手足首を接続することが可能。
物はデラックスクラスだが疑似ボイジャークラスに!?
装甲参謀ダンガー
砂風呂を好む、砂漠迷彩を施された戦車型コンバットロン。一日一度は砲撃をしないと寝つきがよくない、と豪語する好戦的な性質であるが、一方でシャトラーの苦し紛れクイズに真っ先に回答したり、超ロボット生命体なのにハッカは知っていてもハッカーは知らなかったりととぼけた面を持つ、コンバットロンのボケ担当でもある。
戦車だけあり火力とパワーには自信がある。
CVはマッハアラートと兼役の近藤孝行氏。
ビークルモード
戦車にトランスフォーム! CWブロウルで初めて導入された型で、UWブロウルの他CWノーズコンにも用いられている。
ダンガーカノンは仰角を付けられるが砲塔旋回ギミックはなし。
砲塔の後部を回すと凸ジョイントが。ここはCWブロウルが合体用手足首パーツ(武器)を接続していた名残。
ダンガー、トランスフォーム!
胸のバルカンだかスモークディスチャージャーだかよくわからないパーツがビークルモードでは履帯に隠されているのが個人的ツボポイント。
ロボットモード・スタイリング
胸が突き出し背中に砲塔、というスタイルは見事に元デザイン(さかのぼればG1ブロウル)を再現している。
こんなデザインだがちゃんと腕を横に開けるし肘も曲がる。
腰の構造が独特、というか斜めの板一枚でボディの上下がつながっているようなものなので、意外と前屈できるものの構造的に不安でもある。
足首は内側スイングが可能。
バランスをとれば大胆なキックポーズだってこなすぞ!
ダンガーガン
ダンガーカノン
アニメでは強引に跳躍砲撃しないと使えなかった背中の主砲だが、UW版では取り外して手持ち使用が可能に。
撃って撃って撃ちまくれ!
陸上参謀グリジバー
雨の日とサウナを好む、コンバットバギーから変形するコンバットロン。常識人寄りの性格で、他メンバーへのツッコミやフォローが多い。特にダンガーのすっとぼけた発言にツッコミを入れるのは彼の役目と言え、戦闘時でもコンビを組んで活動することが多かった。
クリスタロキューションの達人と設定されているがアニメでは他メンバーとそろっての射撃戦がメインで、UWのWebコミックにて初めてその腕前を披露していた。というか日本未展開のアクションマスターでしか触れられていない用語なので2000年当時のTFファンは相当なマニアでないと首を傾げたのではなかろうか……
CVはスパイチェンジャーのウォーズも兼任する北沢力氏。
ビークルモード
コンバットバギーにトランスフォーム! 大本は装甲車に変形するCWプロテクトボットの新メンバー・ルークで、これを大幅に仕様変更することでバギー化しており、CW/UWスィンドルのみならず、CW/UWハウンドともほぼ同型となっている。
分かりづらいが小さいハンドルが左シートに造形されているので見た目以上の大型車両っぽい。
お分かりいただけるだろうか。
グリジバー、トランスフォーム!
ロボットモード・スタイリング
かなりマッシブ。これなら柔術やクリスタロキューションの達人といわれても納得である。
基本的な関節はやっぱり可動。
足首の内側スイング機構も備え、手足参謀ズの中では一番扱いやすい印象を受ける。
ジーブラスター/グリーガン
多分UWロングハウルのビームミラクルを流用した大型のものがジーブラスターで、小型の手持ちガトリングガンがグリーガン……になるはず。
余剰パーツとなる合体手足首はロボットモードではグリジバーの両肩に接続するよう説明書で指定されている。
シャトラー・グリジバー・ダンガーには腰裏に3mm穴があり市販のスタンドで空中展示が可能……なのだが、壱伏所有の個体ではダンガーのみ穴がきつくて軸が刺さらず。
集結、コンバットロン!
LG-EXブラックコンボイ小さいな……!