今日のといず・くろすおーばーは!
トランスフォーマーレジェンズより復活のゴッドマスター、LG35総司令官スーパージンライをご紹介!
「俺がリーダー!? 冗談キツイぜ!」
〇キャラクター解説
様々な次元のトランスフォーマーたちが集うレジェンズ世界に、かつてデストロンを陰から操った総統デビルZが出現し、ヘッドマスター・ワイプのトランステクターと自らの洗脳能力を活用してデストロンを掌握してしまった。
そんな折、街中に落下した隕石がトレーラートラックに変化するという事態が発生。デビルZは配下としたデストロンヘッドマスターたちにこれの破壊を命ずるが、トレーラートラックは再生してしまう。
その時、一人の青年が現れた。
「なんだ人間! 邪魔だ消えろ!」
「そいつは聞いてらんねえな どうやらこいつは俺のボディみたいなんでね」
ミネルバたちの導きでレジェンズ世界に現れたかつてのゴッドマスター総司令官、ジンライはG星雲89から送られた新トランステクターに乗り込み復帰。デビルZのデビルパワーの前に一度は苦戦するも、マスター戦士を体内に招き入れる新機能「ゲットオン」を駆使するゲットマスターとしての能力を発揮、ラットルの獣超魂パワーを得て鮮やかな勝利を決めた。
そしてジンライはコンボイに間違われたりしながらも、レジェンズ世界にてデビルZとの新たな戦いに挑むのであった……(説明書付属コミックより)
1988年の「トランスフォーマー 超神マスターフォース」に登場したゴッドマスター。長野県出身の自由気ままなトラック野郎ジンライがトランステクターと出会うことで戦士として選ばれて誕生した。当初は組織に縛られることを嫌ってサイバトロン入りを辞退するも、自分に間違われてトラック仲間たちが殺害される事態に接し、デストロンの非道から世界を守る正義感に目覚めていく。もともとノリは軽いが面倒見はいいため、ヘッドマスターJr.たちのよき兄貴分としてふるまうことも多い。サイバトロンゴッドマスターが四人揃った際に、プリテンダー四人の協議の結果、セイバートロニアンと地球人のサイバトロンを繋ぐエースとして総司令官に任命された。
宇宙のパワー天超魂、地球のパワー地超魂、人間のパワー人超魂を駆使することで従来のトランスフォーマーを超えた戦力を発揮する。
のちにボンバー計画で建造された人造TFゴッドボンバーと合体することでゴッドジンライへと強化。決戦後はトランステクターにジンライの人格が転写されて独立した超ロボット生命体となり、次作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV」にて活躍するも重傷を負い、武装騎士ビクトリーレオへと転生することとなる。
CVは機動新世紀ガンダムXでランスロー・ダーウェルを演じた竹村拓氏。
〇玩具解説
2016年12月28日発売。同時発売物は「LG36サウンドウェーブ」「LG37ジャガー&ブルホーン」「LG38コンドル&エイプフェイス」「LG39ブレインストーム」がある。
元々のG1スーパージンライはゴッドマスターであるジンライがアイアコーンエンジンに変形しトレーラーキャブと合体(ゴッドオン)、小型ロボに変形し、コンテナ部分とさらに合体(ダブルオン)してスーパージンライとなっていたが、今回はジンライがヘッドマスターとなり、トレーラートラックが分離合体せずに一体の巨大ロボットに変形するスタイルとなっている。
本商品のベースとなったのは「LG14ウルトラマグナス(さらに厳密に言えばその元となったConbinerWarsウルトラマグナス)」。
これが「タイタンズリターン(海外のG1リメイクシリーズで主にヘッドマスター系を取り扱い、小型フィギュア・タイタンマスターを軸に展開する)」版パワーマスター・オプティマスプライムに改修され、さらに日本版レジェンズにローカライズするにあたってさらに新規パーツに置き換えた結果、変形機構の一部を除きほとんど共有パーツが見当たらない状態となっている。
(なおタイタンズリターンでは形状を変更するリデコに留まらず、設計を共有し金型を差し替えることで別キャラクターを造形するパーシャルという手法を積極的に用いているらしい)
5月発売の日本限定製品「LG42ゴッドボンバー」と合体することで新たなゴッドジンライになる予定。
「マスターフォース!」
というわけでまずは今回ヘッドマスターとなったジンライから。タイタンズリターン共通規格となっており、ロボットモードの頭部は剥き出し。
首と肩がボールジョイントで回転のほかわずかにスイング角度をつけることが可能。
膝下は左右で一体化している。
座らせたり、トランステクターの各部にあるピンを足裏に差して立たせたりすることが可能。
フィギュアサイズは旧トミカタウンのものに近いため、実はトミカとの相性も抜群だ!
ダイアクロンは持ってないんだ……
トランステクター・ビークルモード
トレーラートラックにトランスフォーム! これ自体が魂を持たない機械生命体であり、再生能力と擬態能力を持ち、共鳴する相手と一体化することで完全な生命体となる、という設定。
今回のトランステクターはG星雲89にて進行していたジンライ再生計画で建造されたもの。
ウルトラマグナスと
トラクター部分はもちろんキャブ部分も大半が新規パーツになっている。タイヤとシャーシの一部くらいしか共通パーツないんじゃなかろうか。
コンテナ天面のジョイントに武器を装着するときは内側から手で押さえないと崩壊してしまいがち。
前面を開いてジンライを搭乗! 88年当時のゴッドマスターはビークルモードでの搭乗ギミックがなかったのだが、今回はリベンジを果たした格好。
手元にあるコンボイ系はデラックスクラス・ウォーリアクラスばかりなので適当に並べる。
コンテナのハッチをオープン。ロボットモードの拳や胸部パーツが内側にあるためデラックスクラスなどを入れようとすると干渉してしまう。
旧レジェンズクラスやサイバーバース、リージョンクラスといったEZコレクション系なら問題なく入れられる。
大体トミカ二台分と考えるとわかりやすいか。変形ギミックの都合でコンテナの側面を開くことができるので内部の様子もチェックしやすい。
トランスフォーム!
コンテナの側面を開いて。
天面を前方・後方それぞれ折り畳み。
腕部を縮める。
そして左右に展開。
コンテナ後方を左右に割り、外装を90度回転。
足首を引き出しつつ爪先と踵を展開。
コンテナ外装を折りたたんで脚部が完成。
胴体を折りたたみつつ、キャブの前半分を180度回転。
シャーシをコンテナに固定してキャブを下ろす。
搭乗していたジンライさんを降ろし、シートを持ち上げて頭部の土台に。
ヘッドオン! そして胸部にアイアコーンエンジンをゴッドオン!
ヘッドギアを被せ両肩にパーチカル・ビームキャノンを装着、ダブルオン完了!
ロボットモード
超伝導ライフル二門を備えたロボットモード。スーパージンライの姿を現代的にリメイクしており、プロポーションは良好。
ただやや後方に倒れやすいのが難点。
武装を取り外した状態。デストロンを超魂パワーと肉弾戦で叩きのめす!
付属コミックだとヘッドギアを外した状態がデフォルトで、ゲットオンすることでメットオンもしていた。
素のジンライヘッドモードは旧玩具の小ロボ状態を思わせる優しげな眼差しが特徴的。
ヘッドギアの基部となる土台ごと首が回転するので、メットは可動の妨げにならない。
メットオンすると内部フェイスの目が見えるようになっている。マスクの奥行きが表現されている造形がツボ。
アクション
肩は前後に360度回転し横には水平まで上げられる。上腕ロール、肘90度スイングあり。
さらに手首を回転させられるためポーズ幅が広がる。
脚部の可動域はウルトラマグナスと同等。さらに足首の内側スイング機構が加わり接地性がアップ。
超伝導ライフル
拳は5mm穴による保持に改められている。
超伝導ライフル内側には5mm凹ジョイントがあるため、邪魔な時やパーチカル・ビームキャノンにくっつけておいてもいいだろう。
ウェポンビークル
パーチカル・ビームキャノンはそのまま、超伝導ライフルは二挺連結することでタイタンマスターを搭乗させるウェポンビークルや銃座となる。
さらにトランスフォーム!
キャブ底面から支持脚を引っ張り出す。
腰周りをビークルモードのそれに戻し、脚部を開く。
腕を上に上げ、プレート裏のロボットモード拳に超伝導ライフルを差し込む。上に伸びたプレートが垂れ落ちない支えにもなる。
胸部プレートや脚部の形状を整えてパーチカル・ビームキャノンを取り付けて……
指令基地モード
タイタンズリターンにおけるリーダークラス以上のTFには基地モードが与えられている。
さすがにG1TOYの基地モードとはだいぶことなっている。
左右の銃座にタイタンマスターを乗せてゴッドファイヤーベースアタック!
後方に伸びたプレートはタイタンズリターン系の他TFの基地モードと連結が可能。
EZコレクションと絡めて基地遊びだ!
ヘッドチェンジ
LGサウンドウェーブのヘッドを入れればG1TOYを思わせる赤目も再現可能。
胸にいろいろとゲットオン!
主題歌の「Get on, God on Head on」を28年越しに回収してくるとは誰が予想しえたであろうか……
コンボイに間違われることも多いけど戦えジンライ!
というわけでスーパージンライでした!
ウルトラマグナスの改修品と聞いていましたが、実際には全然別物になっています。LGウルトラマグナスがベースなので小型ロボの分離合体ギミックがオミットされているのは残念ですが、劇中イメージを受け継ぎつつ現代的にアレンジの利いたデザインと高いアクション性は満足度充分です。タイタンマスターが自分にとって理想的なサイズだったので、基地遊びもはかどります。
5月発売のゴッドボンバーが待ち遠しいですね。