今日のといず・くろすおーばーは!
S.H.Figuartsにも登場、初代ウルトラマンおよびオプションがひとまとめになった「ウルトラマン 50th Anniversary Edition」をご紹介!
来たぞ、我らのウルトラマン!
○キャラクター解説
M78星雲光の国の宇宙警備隊員である“彼”は、宇宙の悪魔と呼ばれた怪獣ベムラーを護送する最中に逃げられてしまい、地球に飛来した際に科学特捜隊のハヤタ・シン隊員が乗る小型ビートルと衝突してしまい、その命を奪ってしまう。
責任を感じた“彼”はハヤタと一心同体となり、ベムラーを退治することに成功する。
そして彼は「ウルトラマン」として、地球の平和を守るために怪獣や侵略者たちと戦い続けていく……
身長:40m 体重:35,000t 飛行速度:マッハ5 走行速度:450km/h 地中速度:マッハ3
水中速度:200kt ジャンプ力:800m 腕力:10万tのタンカーを持ち上げる キック力:320文
年齢:約2万歳 家族構成:父(宇宙保安庁長官)・母(ウルトラ学校教師)
趣味:読書
職業:宇宙大学教授、宇宙警備隊銀河系局長(のちに支部長)・ウルトラ兄弟二男
光の国からやってきた宇宙人。第二期ウルトラシリーズ以降は宇宙警備隊のエリート集団である「ウルトラ兄弟」の二男として位置づけられることとなる。
後のウルトラシリーズの基礎を築いたキャラクターであり、その分個人の性格は超然としつつも模範的で、人間臭さと神秘性を併せ持つ意外とつかみどころのないタイプ。超能力に長けたシルバー族でありながら、プロレススタイルの泥臭い肉弾戦を好む技巧派でもある。
○玩具解説
2016年7月23日発売。ウルトラマン放映50周年を記念した特別パッケージとなっている。
同時発売物である「S.H.Figuartsウルトラマン」に「魂OPTION ACT BUILDING(ノーマル)」の特別カラー版を同梱したもので、セット限定品としてさらに「バルタン星人の円盤」がセットになっている。
「ACT BUILDING(DAMAGE Ver.)」は付属しない。
スタイリング
公式ページで「劇中そのままのプロポーション」を謳っているように、かなり人間的なプロポーションとなっている。シルバーは艶消し。
ULTRA-ACT初代ウルトラマン(Ver.2)(右)と。もともとのサイズ差はともあれ、ACTはかなりマッシブアレンジされている……が、メビウス本編や劇場版Xなどではかなり筋肉質なスーツになっていた印象があって、アーツ版はちょっとスマートすぎるかも。
上半身
ちなみに頭部は当時の造形物のゆがみを意識して左右非対称に作られている……そうな。
首の後ろのヒレは可動の際に内部に引き込まれるため、ラインを崩さないまま上を向くことができる。
肩
引き出すことで腕を伸ばしたまま胸の前で手首をクロスさせるだけの可動範囲を誇る。
真横に挙げるためには上腕を胴体に潜らせるよう、工夫が必要。
肩下の上腕ロールだけではなく、肘関節も上腕側でロールができるため、ULTRA-ACTでは苦手だった前腕内転がかなり改善されている。
腕組みもできる!
胴体の前屈はアーツとしては標準的。ラインの美しさをこだわったからか後ろには最低限反らせられる程度。
股関節は鎧武以降のアーツで見られるようになってきた多軸タイプ。
膝関節の大腿部側にスイング関節があるため、膝下を左右に多少揺らすことができ、ポージングの幅を広げている。
片膝立ち程度なら余裕。
手首オプション
拳と手刀の他、開き具合の違う開き手が二種付属。
飛行ポーズ
手足を伸ばして背を軽く反らした美しいラインを描くことができる。
ULTRA-ACT同様、カラータイマーは差し替えで赤青の変化を再現している。
スペシウム光線
ウルトラマンを代表する必殺光線。これもACT同様、エフェクトが一体となった右手首を装着することで再現している。
ウルトラバリヤー(リバウンド光線)
PETシートと専用スタンドが付属。
ACTでは付属しなかったエフェクトなのでなかなかに新鮮なものがある。ACTにも使えるサイズ。
ここまでは単品版と同一仕様。
セット版限定品
まずは魂Stage。ACT4仕様のものが付属。アーツウルトラマンには3mm穴がないため付属のクリップで固定する。
バルタン星人円盤
本セット版のみの付属品。先述の魂Stageのアームを用い、後部の3mm穴に接続できる。
裏側。
ビル群
四棟が付属。どれも形状が異なっている。
ベース
同一のベースが二つ付属しており、片方には道路プレートがかぶせられている。
道路プレートを使ってベースを連結することも可能。
下側からベースを連結するパーツが四つ付属しているが固定力はあまり高くない。
ビル用の両凸ジョイントも四つ付属。
ビル裏面の穴に差し込むことでベースへと固定する。
というわけでビル四棟を固定した状態。「魂OPTION ACT BUILDING」の一セット分となる。
それぞれのビルの屋上にある構造物を外すことで……
魂Stageのアームを屋上に接続可能。これによりウルトラマンやバルタン円盤を高めに展示できる。
というわけで
ウルトラマン登場!
一セットしか使わない場合、ビル四棟を一直線に並べるくらいでないとボリューム不足。ACT BUILDINGは複数買いするしかないのか……
なかなか巨大感を出すのって難しい。
別売りの魂EFFECTを使ってウルトラ水流を再現してみる。
おまけ・ULTRA-ACT版(Ver.2)
2012年7月27日発売(2015年4月18日再販)。同年5月にゾフィーと同時発売されたブラザーズマントに対応している。
グレンファイヤー以降の、ULTRA-ACTがコミック寄りの筋肉質なアレンジを入れ始めてからリニューアルされたバージョン2であり、3mmジョイント用のアダプターが付属する。
股関節は引き出し式。胴体の前屈幅も大きく、隙間を隠すカバーパーツが内部に仕込まれている。
開き手、手刀の他、ファイティングポーズ向きのやや力の抜けた平手が付属。
タロウ誕生を祝うVサイン右手首も付属している。
右手首を交換してスペシウム光線。ダッシュエフェクトが二つ付属し、足元を彩る。
八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)
こちらも右手首と一体化している。アーツ版には付属していない。
発表当時は「決定版」を謳っていただけあり、こちらも腕組みポーズができたりする。
こちらもウルトラ水流させてみる。
大胸筋バリアーはACT(Ver.2)の方が強そう……
というわけでS.H.F初代ウルトラマンでした!
ACTからアーツへ仕切り直しということでいろいろ物議をかもしてはいますが、全体的に満足度の高い内容です。
単体でも高いアクション性能で劇中の動きを再現できるようになっており、BUILDINGと組み合わせることで臨場感が増す他、現状の主力ソフビである500シリーズと組み合わせてもいいでしょう。バルタン星人やゼットンも商品化するらしく、今後にも期待が持てますね。
……ところでうちの初代兄さん、巷の評判とは逆でACTの方が関節がしっかりしていてアーツはやや股関節が緩いんですが個体差でしょうか。