今日のといず・くろすおーばーは!
S.H.Figuarts555系ライダーのトリを務める仮面ライダーオーガをご紹介!
海堂……結花……俺は、俺は今まで何をやってきたんだ……!!
○キャラクター解説
遠くない未来、どこかの国。オルフェノクが支配する世界で木場勇治、長田結花、海堂直也の三人は人間とオルフェノクの共存を夢見て人間解放軍に味方する立場をとっていた。しかし水原の死(半ば事故のような自業自得なもの)に関わったことをきっかけに人間解放軍から追放されそうになり、信用を得る条件としてスマートブレイン社が有する「帝王のベルト」を奪取するよう要求されてしまう。
スマートブレイン社に潜入した三人だったがその計画はスマートレディに筒抜けになっており、エラスモテリウムオルフェノクの猛攻を受けて結花と海堂が死亡。木場はその場にいた真理(※)に売られたと思い込まされ、絶望の末にオルフェノクとして生きることを決意する。
公開処刑されかける真理を救うためスマートブレインアリーナ(仮称)に突入した巧が天の帝王・サイガを一刀両断して下した直後、一万人の観衆のオーガコールを受けて現れた木場の腰には、地の帝王のベルトが巻かれていた……
※「信用できない木場たちを売った」と発言した真理の正体は変装したスマートレディだったが、突入直前に木場はオルフェノクの聴覚で真理のオルフェノクに対する抵抗感を聞き取っており、人間とオルフェノクの間の溝を実感してしまっていた。
身長:202cm 体重:101kg パンチ力:4.5t キック力:9t
走力:100mを5.6秒 ジャンプ力:ひと跳び38m
スマートブレイン社が作り上げた二本の帝王のベルトのうち「地のベルト=オーガドライバー」を用いて木場勇治がSB-000オーガギアを纏った姿。『劇場版仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』に登場する。
機動性はさほど高くないが、通常時ですらサイガの二倍を誇るフォトンブラッド生成量に裏打ちされたハイパワーとワイズマンローブの防御力を兼ね備え、全ライダーズギア中トップの攻撃力を発揮する。それだけに、心技体すべてを兼ね備えた最高クラスのオルフェノクでなければ変身することすら許されない。
武器はSB-000Pオーガフォンを変形させたフォンブラスター(劇中未使用)と、冥界の剣の異名を持つSB-000Sオーガストランザー。後者を用いたオーガストラッシュを必殺技とする。
○玩具解説
2015年9月4日~11月9日受注、2016年2月25日発送開始の魂ウェブ限定品。同時発送物は「黄金騎士 ガロ(流牙ver)」などがある。
素体構造などは旧来の555系ライダーフィギュアーツを踏襲している。
スタイリング
555系のマッシブなプロポーションを踏襲……というかワイズマンローブのおかげで大腿部が目立たないんで案外スマートな印象も。
同じローブ系ということでウィザードを(フレイムスタイルは首延長工作済)。
ローブ交換を前提に設計されたウィザードと異なり、あくまで555系設計なので腹部を引っこ抜くことは想定されておらず、ワイズマンローブもアクション用などは用意されていない。
バストアップ
上半身の各部にクリアパーツを使用。
背面のローブ部分は軟質素材で左右にスイング出来るため、多少動きに合わせてなびかせることが可能。
アクション
上半身はいつもの555系で上腕が太いこともあって肘の曲がりには限界がある。
下半身はワイズマンローブに覆われているため残念ながら可動範囲は狭い。
腰の引き出しギミックのおかげで上体のスイング幅はかなり広めとなっている。
交換用手首は平手・武器持ち手。オーガは元々指先が銀色ではない設定なのでご安心を。
足首はダイキャスト製で裏面のブラッドマズルはΩ型を描いている。
さすがに今更初期フィギュアーツの設計流用でG3マイルドを出すとも思えないので、これが事実上最後の足首ダイキャストフィギュアーツか……
SB-000Bオーガドライバー
555系おなじみのバックル交換ギミックで通常時・ミッションメモリー取り外し・オーガフォン取り外しの三モードを再現できる。
バンド部分はワイズマンローブの上から巻かれている。
SB-000Pオーガフォン
携帯電話型トランスジェネレーター。変身コードは「000」で、設定ではフォンブラスターにも変形可能。
武器持ち手に比べるとフォンの横幅が広く、長時間持たせていると手の保持力が下がってしまう可能性もあるので注意が必要。
劇中未登場のフォンブラスターも付属。サイガのフォンブラスターがそれだけで並みのオルフェノクを灰化させてしまう威力だったので、オーガのものともなると上の上の威力なのだろう、多分。
SB-000Sオーガストランザー
まずはホルスターに納める短剣モード。この状態でも武器として使える上にビームガンにもなるとのことだが、やはり劇中未使用。
そしてこちらがミッションメモリーを装填した長剣モード。
ちゃんとミッションメモリーやその装填部も造形されている。
きれいな両手持ちは少々厳しいが、劇中でも本格的なチャンバラはしていなかったから問題はない、か?
基本的に劇中だと必殺技以外は素手の殴り合いに終始していた(途中でオルフェノク疾走態のバトルが挟まる)ので再現しようとするとやや地味。
こうして見るとやっぱりファイズ(特にブラスターフォーム)は小顔すぎる……
というわけでオーガでした!
できれば腹部設計を見直したうえでワイズマンローブの交換ギミックとか実装してほしかったところですしエフェクトの類も付属していないのは寂しいですが、そこを除けばさしたる不満点もなく、そつなくまとまった出来になっています。
完成度の高いデザインなので立たせておくだけで高級感というか威圧感のようなものがあふれ出ているのも好感触ですね。
待たされた甲斐はあった、というところですが、なおさらファイズの小顔っぷりが目立ってしまうのでむしろそちらの真骨彫リメイクに期待してしまいます。
あと、ホースオルフェノク激情態・激情疾走態も出してほしいなぁ……