今日のといず・くろすおーばーは!
ジュウオウジャーの一号ロボ、ミニプラ・動物合体シリーズ01ジュウオウキングをご紹介!
第2話時点でのネタバレ要素も収録だ!
○玩具解説
2016年2月23日発売。「1.キューブイーグルA」「2.キューブイーグルB」「3.キューブシャーク」「4.キューブライオン」「5.キューブキリン&キングソード」の5種各350円。
キューブキリンは2月23日時点で本編未登場・DX玩具未発売となっており、ミニプラ版が最速立体化となる。
なおキューブイーグルはABをそろえただけでは完成せず、キューブシャーク付属の青パーツを取り付ける必要がある。
またキューブシャークもキューブライオン付属の黄色い膝パーツを装着することで初めて完成する。
キューブキリンにはスタイリング重視のキングソードが付属する。
○解説・ジュウオウキューブ
ジューランドに伝わる王者の資格=ジュウオウチェンジャーが召喚した、ジュウオウジャー用巨大動物メカ。いずれも共通して一辺13mの立方体状に変形することであらゆる攻撃を跳ね返す鉄壁の耐久性を発揮する。
内部にはシートと回転キューブ型のコンソールが存在し、コンソールを回転させたりつかんだりすることで意思を伝達し、ジュウオウジャーの意のままに動かすことが可能。
初戦の後は特にどこかへ帰還することもなく手のひらサイズの動物メカとなり、ジュウオウジャーに付き従っている。
キューブイーグル
全高:12.5m 全幅:39.5m 全長:24.0m 重量:600t 飛行速度:マッハ1 出力:500万馬力(動物モード)
キューブナンバー1。風切大和=ジュウオウイーグルが所有する鷲の本能を宿したジュウオウキューブで、ビッグイーグルウイングの力により現状唯一空中戦が可能。頭部上の円筒部分からビームを発射することが可能。
裏返し
先述のとおり青いパーツはキューブシャークに付属する物。箱に同梱するランナー数の兼ね合いで分割されたものと思われる。
変形!
ジュウオウキングの拳を出し忘れないように。
動物モード
この形態では特にギミックなし。
後部中央の大穴はDXトイでビッグキングソードが貫通する部位だがミニプラでは単なるディテールなので、市販パーツでスラスターっぽくしてみるのもいいかも。
頭部の嘴・頭頂部はそれぞれ別パーツとなっており、パーツ単位で色分けされている。
キューブイーグル、GO!
キューブシャーク
全高:17.5m 全幅:13.0m 全長:30.0m 重量:600t 航行速度:200ノット 出力:500万馬力(動物モード)
ジュウオウシャークことセラが有するジュウオウキューブ。水中戦を得意とするが陸上においても他のジュウオウキューブと比べて遜色ない機動性を発揮する。鋭い歯ビッグシャークファングによる噛みつきも強力だ。
ジュウオウキングの膝アーマーとなる黄色と白の部位はキューブライオンに付属。
シャーク頭部となる部位の肉抜きやジュウオウキング脚部の可動クリアランスの都合上、かなり凹凸が目立つ。
変形
DXではシャークの頭部を展開すると尾鰭が飛び出し、尾鰭を引き出すと背鰭が飛び出す連動変形ギミックを搭載しているが、ミニプラでは胴体内部に分割収納されている尾鰭パーツを取り出し、組み立てて再接続する形にアレンジされている。
背鰭も手動で引っ張り出す。
動物モード
胸鰭が奥まった位置にあるのは劇中準拠。
劇中プロップは口を開閉させていたが、そちらのギミックは再現されず。
キューブシャーク、GO!
キューブライオン
全高:20.0m 全幅:13.0m 全長:22.5m 重量:600t 走行速度:400km/h 出力:500万馬力(動物モード)
ジュウオウライオンことレオと共に戦うジュウオウキューブ。陸上を駆け回り敵の急所に噛みつき攻撃を敢行する他、ビッグライオンメインを震動させて放つ咆哮ビームで砲撃戦にも対応する。
「3」の文字面が肉抜き穴となっておりシールで蓋をするスタイルとなっているが、肉抜き穴が整然としたグリッドを形成しているためこれをガイドとして「3」の字を描くことが出来たりする。
また裏面のライオンフェイス二面は目の部分がヌキとなった別パーツとなっており、キューブ本体の浮彫部分にメタリックシールを貼る(または塗装する)ことで両目の色分けが可能な設計となっている。
変形
途中段階で何かかわいい置物みたいだ。
さらに広げて完成。
動物モード
頭部の目、後頭部の「3」と後ろ足側面の黒ライン以外はパーツ単位で色分けされている。
キューブキリン
第3話でジュウオウジャーが入手すると思われる武装メカ。キューブモードでは数字ではなくエクスクラメーションマークが描かれている。
変形!
開いて立てて頭部展開。実にシンプル。
動物モード
確かにキリンと言えばキリンなんだけど、何というかキリン型の小道具っていうか…… これがトコトコ歩いてくるところが楽しみで仕方ない。
キャノン砲なんだからこういう活躍をしてくれるはず?
ジュウオウキューブ集合!
キリンは一回り小さい。
また、ジュウオウキングのプロポーションを重視したためか、厚みにもバラつきがある。
エレファントとタイガーは4月まで待て!
動物合体!
空中に現れたゲートをくぐった先着三匹がキューブモードへと変形!
サン!
ニイッ!
イチッ!
ビッグキングソード
ジュウオウキューブが積み重なったのちに天から降ってくる巨大な剣。
DX版では三つのキューブを縦に貫くだけの長さがあるのだが、ミニプラでは可動との兼ね合いでキューブイーグルの中ほどまでしか突き刺せないため、刀身の比率も1/3弱となっている。
くるっと反転した三段積みキューブにビッグキングソードが突き刺さる!
胸部と腕部を展開。
グリップをつまんで180度ひねるとフェイスが露出。
そしてビッグキングソードからキングソードを引き抜いて持たせれば……
ジュウオウキング1・2・3
全高:45.5m 全幅:26.0m 胸厚:15.0m 重量:2,000t スピード:500km/h 出力:1,700万馬力
キューブイーグル・キューブシャーク・キューブライオンが動物合体した巨大ロボット。イーグルのスピード、シャークの柔軟性、ライオンの攻撃力を兼ね備えたオールラウンダーで、キングソードを用いた接近戦を得意とする。
必殺技は敵を一刀両断しキューブ状に分解するキングソード・ジュウオウ斬り。
アクション仕様
シャーク側についていたフェイスパーツを外してイーグルの青パーツへと移動。
足首を外し、収納されていたボールジョイントに再接続。ここまでは説明書に描かれていたりする。
シャークプレート
シャークの数字プレートを外してピンを起こして背中に接続。
そしてキングソードをキリン付属のロングバージョンに持ち替えれば……
スタイリング重視版
アクションギミックを解放し、プロポーションも改善。今そのポテンシャルが全開する!
改めて頭部アップ
フェイス部分が奥まっているので明度を上げてみる。兜の赤い部分は別パーツで色分けされているが、額のゴールドや緑の瞳はシールか塗装が必要となる。
腕部
肩の開き角度はさほど大きくなく、上腕ロールもない。
しかし腕に被さるビッグイーグルウイングが中ほどから折れ曲がることで肘可動に追従する。
手の甲にもキングソードを持たせる(?)ことが可能。これはDXトイにも見られたギミック。
シャークのプレートもジョイントで手に持たせてシールドにすることも出来る。
脚部
脚部は執拗な分割により、開脚、挙上、片膝立ちをこなすことが可能!
股関節が三重関節となっていたり、膝の接続軸と可動軸が離れているため微妙にテコの原理でジョイントに負荷がかかりそうだったり(説明書でも膝ジョイントは合体の際にしっかりと差し込むよう指示されている)、クセのある構造なので取り扱いには注意が必要となる。
あと脚部に厚みがありすぎて正座や膝立ちが多少シュールな恰好になるのも避けられない(笑)
キングソード
合体用ビッグキングソードに収容されている小さい物(キューブイーグルBに付属)とスタイリング重視の長い物(キューブキリンに付属)の二種類があるため、大小二刀流も出来るぞ!
キューブキリンと
動物武装(仮)だ!
キリンの頭部を上げてグリップを引き出して。
ジュウオウキングに持たせれば完成!
ジュウオウキング+キリンバズーカ
キリンを肩に担いでバズーカに! ってまた大胆な発想だ……
必殺の砲撃でデスガリアンの怪人をぶっ飛ばせ!
何故か先端にキングソード(小)を取り付け可能。
キングソード大小をランスっぽく持たせてフル装備。
比較
シュリケンジンは350円×5箱。ジュウオウキング本体は350円×4箱で完成するので一回り小さい。
とどめだ!
キングソード・ジュウオウ斬り!!
というわけでミニプラ・ジュウオウキングでした!
まず特筆すべきは執拗な分割による色分け。
今回は各アニマルのパーソナルカラー四色に白・黒・銀(というかグレー)の合計七色が使われており、キリンはさすがに砲口と首ジョイント以外はオレンジイエロー一色ですが、ジュウオウキングに関しては一部を除きこれまでのミニプラにはなかったレベルでの成型色による色分けがなされています。
さすがにMGガンプラ級とは言いませんが初期のHGUCよりパーツ分け頑張ってるんじゃないかって思うくらいで、軽い部分塗装だけでも充分劇中のカラーリングを再現できるという気合いの入れようです。
そしてアクション性能も上半身こそ地味ですが、下半身は実にダイナミックに可動してくれます。
一方でジュウオウキング基準での充実度を追求した代償でパーツの強度が心配だったりシャークのフォルムが崩れていたりしますし、そもそも劇中・DX通りのシークエンスで合体させるとライオン・シャーク間のジョイントがしっかり差し込みきらずに(力を間接的にかけることになるので嵌まりが甘くなりがち)可動の際に負荷をかけてしまう可能性もあります(よってまずライオンを左右に割って片方ずつしっかりシャークと接続するのが吉)。
その他にも、キングソードがギミック用とスタイリング用の二種が存在するなど、総じて例年以上に高年齢層向けという性格が強く感じられる構成になっているのが特徴的です。
DX版や本商品の他にも前々年から継承したファイティングアクション(変形合体ギミックをオミットしてアクション性能に特化した物)や、簡易変形版(食玩)が予定されているため、ミニプラは「余剰パーツなしの変形合体・装備拡張を多少アレンジ込みで再現しつつアクション性も可能な限り高めたやや高年齢層向けモデル」というスタイルを実現できたとも考えられます。
もしかしたら今年はミニプラを含めた戦隊ロボトイのありようが変わる重要な年なのかも……?
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動物合体シリーズ01 ジュウオウキング
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