今日のといず・くろすおーばーは!
仮面ライダードライブの愛車、S.H.Figuartsトライドロンをご紹介!
Start your engine!
○車体解説
トライドロン(タイプスピード)
型式番号:TRIDORON-3000
全長:4.9m 乾燥重量:1,450kg 出力:3,000ps(2,206kw) 最高速度:560km/h
攻撃装備:フロントマシンキャノン×2
グローバルフリーズ後、プロトドライブの敗北を経験したベルトさん(ドライブドライバー/クリム・スタインベルト)がプロトトライドロンを経て開発した「戦士を守るためのクリムの新たなるボディ」。
プロトトライドロンで実装されたキャビンの分離・自走ギミックをさらに発展させた三段変形機構と、戦士ドライブにシフトカーの能力を付加する各種タイヤの生成射出能力を有する。また、トライドロン自身がタイヤを追加装着する「タイヤフエール」により武装強化が可能。
普段は特状課に配備された車両として久瑠間運転免許試験場の建物入り口付近に駐車されているか、地下のドライブピットで整備を受けている。後にライドブースターを装着した飛行形態・ブースタートライドロンが追加される。
後部のグランタイヤが目を引く特徴的なデザインだが、特状課の車両として出動する際は進ノ介や霧子が重加速粒子測定器(通称ピコピコ)を運搬することで怪しさの種類がぼやけ、戦士ドライブの装備として活躍する際は多くの場合重加速状況下にあって一般人に目撃されにくいため、中盤で進ノ介が正体を明かし本願寺が情報を敢えてリークするまでは正体が発覚することはなかった。
○玩具解説
2015年3月24日~6月22日受注、9月24日発送開始の魂ウェブ限定品。同時発送物に「キュアロゼッタ(ドキドキ!プリキュア)」「アルティメット孫悟飯(ドラゴンボールZ)」「ファイアマリオ(マリオシリーズ)」「スーパーマリオ あそべる!プレイセットD 敵わらわら入門編(同)」などがある。
S.H.Figuarts仮面ライダードライブ タイプスピードの他、既存の「タイヤコウカーーーーーンキャンペーン」にて配布されたタイヤとも連動する。
ただし基本形態であるタイプスピードの再現性を重視したため、DXトライドロンやライドブースターのような変形合体ギミックは搭載されていない。
ライトギミックに単4電池三本(別売り)を使用。
○スタイリング
底面にダイキャストがふんだんに使われているため、ズッシリと重い。
受注締切日になって「表面はポリカーボネートの成型色仕上げ」とアナウンスされたことで物議を醸したが、クリアーが吹かれているようで質感は充分。
劇中の実車も割とテカテカしていたこともあって安っぽさは感じられない。
電池ボックス
底面のビスを外し、別売りの単4電池をセット。赤いスイッチをONにすると……
前方のフロントマシンキャノンとマルチハイビームランプ、後方のラリーハイビームランプが発光!
なお、リアのエンブレムが上下さかさまになっているのは劇中準拠。タイプワイルドの際に正位置となる。
ライトがパーツそのものを照らすが、内側から光が透けることはほぼない。
左右のドアが開閉。ドアミラーはフィギュアーツ系バイクによくあるシルバー塗装ではなくメッキ仕上げとなっており、後方をはっきり映し出す。
前輪は左右連動してスイングする。ホイールの周りをプラの円柱が囲っていたDXトライドロンに比べると格段にスムーズなコロ走行が可能となっている。また、後部グランタイヤも回転する。
特状課ボンネット
ドライブ変身前のボンネットパーツが付属。というかパッケージ内ではこちらが装着された状態で梱包されている。
ボンネットパーツを外し、カバーパーツを装着することで変身モードへとチェンジする。
リアシフトゲート
リアウィンドウに守られた機構も精密再現。
分解
ルーフ&フロントウィンドウ、リアウィンドウ、ドアウィンドウはそれぞれ取り外しが可能。また、後述する展示ギミックのために運転席とグローブボックスも取り外しが可能となっている。
メーター周り
ハンドルは回転可能。奥まったところにあるが、メーター類も精密に印刷されている。
助手席
シフトカーパーキングを搭載。ドライブの腰に装着するシフトカーを、固定は出来ないが乗せることは可能。
搭乗準備
同梱されている「タイプスピード用ハンドル持ち手」と「タイプスピードタイヤの後ろ側」を装着。
胴体を可能な限り前屈させ、膝関節を大腿部側から90度曲げて……
ライドオン!
なお、公式ページに説明はないが、取り扱い説明書にシートベルトのペーパークラフトが印刷されており、シート側にもベルトを通すスリットが四つ設けられている。
下のグローブボックス寄りのスリットが一番大変……
壱伏は光沢紙でカラーコピーを取って使用。
後ろから覗き込むとシートベルトの切れはしが映っちゃってちょっと微妙かも。
神様と
「あー、前のやつね!」の、本当は知らなかったのに取り繕ってる感が素敵。
ただし、ドライブタイプスピードはともかく、鎧武は前立てがルーフやドアウィンドウに引っかかってしまいがち。
タイプワイルド・タイプテクニックも同様に車内であちこちが干渉しまくるため、かなり車内内側に体を寄せないと厳しい(タイプワイルドの場合は肩のタイヤを外さないと搭乗できない)。
元々ベース車のNSXがかなり車高が低くキャビン容積も余裕がないため、ライダーの搭乗の際は走行用車両とは別に内装を外した物が用意されていたという……
スタンド
ドライブのライダーエンブレムを模した台座とラチェット関節搭載のアームを組み立てて。
装着
取り外した運転席(とグローブボックス)をセット!
キャビン展示モード
ドライブの運転姿のみを展示・観賞するというギミック。どうしても車トイだと屋根や助手席などが邪魔で「ドライバーが運転席で行うアクション」を楽しむことが難しくなるため、運転席の情景のみ切り取って堪能できるのは面白い試みである。
でも運転席って左足は床に置いて右足でアクセル・ブレーキペダルを踏み込むから、この展示だと左足を持て余すよね……
その他運転席ギミック
シフトレバーとサイドブレーキがそれぞれ可動。
ベルト用クレードル
デフォルトで装着されているパーツをベルトさん装着用のものに交換し、付属のセントラルフェイスパーツ(後述)及び既存のSHFドライブのドライブドライバー(前面カバー)をセットすることで、トライドロンにセットされて進ノ介に語りかけるベルトさんの姿を再現可能となる。
……ドライブに変身中はベルトさんは進ノ介の腰にいるし、進ノ介のフィギュアがないから微妙と言えば微妙だけど、でもあると嬉しいギミック。
タイヤフエール!!
まず付属の台座を使ってトライドロンを斜めに傾ける。
ホイールキャップを外してタイヤ装着用ジョイントと交換して。
「タイヤコウカーーーーーンキャンペーン」で配布されたタイヤを各部に装着!
写真では左側面に集中させているが、全六輪ともこのギミックを搭載している。
さらに言えばタイヤ装着用ジョイントも6つ付属しているため、最大6本のタイヤを装着することが可能。
また、交換用タイヤと同型のホイールパーツが付属しており、タイプスピード用タイヤを装着することで変身シーンを再現可能とされている……が、隙間を埋めるパーツがないので多少違和感があったりする。
またタイプワイルド・タイプテクニック付属タイヤは装着できない仕様になっている。
ここは是非とも、残るタイヤの補完を希望するところだが……
交換用セントラルフェイス
まずはデフォルト。
笑顔。進ノ介の健闘や成長を讃えよう。
怒り。無茶をしたら叱る。
疑い、というか呆れ。進ノ介のネーミングセンスにツッコミを入れよう。
悲しみ。過去の戦いや罪を悔いる時に。
苦痛。敗北の記憶が蘇ったり乱暴な扱いをされたらこれだ!
そして消灯状態。
劇中だとベルトがアップで映る≒ベルトさんが喋る、なので個人的には各タイプ表示以上にベルトさんの表情パーツの印象が強く、今回の付属は非常に嬉しい。
比較
DXトライドロン(左)と。意外なことにグランタイヤの出っ張り度合いはSHF版の方が上。
左前輪は「実車では構造上切り欠くことが出来ない部分を黒く塗装することでそれっぽく見せる」という手法を使っているため、実際に切り欠きが設けられているDX版(そちらの方が設定には忠実)と大きく印象が異なる。
車体の長さもだいぶ異なるが、これはDX版がタイプワイルドへの変形の都合でリアバンパー部をかなり切り詰めたデザインになっていることも大きい。
ちなみにこの写真で助手席に座っているのはRX。膝を曲げてやや浅めに座らせれば特に干渉なく助手席に収められる。
以下アクション
進ノ介(代理)を用意して、と。
変身!
"DRIVE!"
"TYPE SPEED!!"
併走
「先行ってるよ、進兄さん♪」
「車好きとしちゃ、二輪に負けるわけには行かないな!」
死神
チェイサーを振り切れ! 大ジャンプだ!
タイヤフエール!
タイヤを武装して反撃せよ!
戦闘
戦闘の際は遮蔽物としても使えるぞ!
必殺!フルスロットル!スピード!!
進ノ介もだけど、シートに座らせられる霧子も欲しい……GIU風アレンジでいいので!
というわけでSHFトライドロンでした!
・ギリギリで成型色とアナウンスされる。→質感や光の透過性は問題なし。
・シートベルトが付属しない。→説明書にペーパークラフトで再現。
と、実際に手を取ると事前の不安要素はほぼ払拭されているのですが、同時に「乗せ方にアレンジを加えないと頭がつっかえる」という弱点が判明するなど、各所に波紋と混乱をもたらしてしまっているのは否めないところです。
ただしタイプスピードを乗せるだけならばちょっとの工夫で余裕を持って乗せられますし、何より重量感と質感が素晴らしい! 同じフィギュアーツのライダーマシンでもバイク系とは一線を画す情報密度で(元設定の情報量の違いも大きいのですが)、ディスプレイモデルとして観賞するには打ってつけと言えるでしょう。
その分、気軽に遊び倒すというのは抵抗がありますし器械的ギミックの多くが省略されているので、DXトライドロンがお役御免になると言う事もないのですが(笑)
またレビュー文でも触れていますが、ベルトさんの表情パーツが付属しているというのも大きな魅力ですね。
ともあれ、間違いなく買ってよかったと思える一品です。
……ネクストライドロン欲しいなぁ。
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S.H.Figuarts トライドロン
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