今日のといず・くろすおーばーは!
昭和ライダーNo.5とその愛車、S.H.Figuarts仮面ライダーX&クルーザーセットをご紹介!
Xライダーッ!
○玩具解説
2015年3月24日~5月31日受注、8月20日発送開始の魂ウェブ限定品。同時発送物は「クルーザー(単品版)」、「仮面ライダードライブ タイプテクニック」等。
クルーザー自体はセット版・単品版で差異はないらしいが、同梱の仮面ライダーXは2013年5月発売の単品版(同時発売物は「マシンウィンガー(仮面ライダーウィザード)」)と比べ、水色がかっていた体色をグレー寄りに変更している。
○キャラクター解説
身長:178cm 体重:70kg ジャンプ力:85m
沖縄の水産大学に通っていた神敬介は、実家に帰省したところで父・神啓太郎教授の研究を狙うGOD機関の襲撃を受け、教授もろとも銃撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまう。
啓太郎の命を引き換えにした改造手術によって深海開発用改造人間カイゾーグ=Xライダーとして蘇り、GOD機関の野望を粉砕すべく立ち上がる。
当初は恋人である水城涼子の裏切りに動揺していた敬介だったが、依存心を戒めんとする啓太郎の意識を宿した神ステーションの自爆、涼子と瓜二つの顔を持つ謎の女霧子の真相と死、立花藤兵衛や歴代ライダーとの出会いを経て一人前の戦士として成長していった。
「科学者と言えど腕っ節は必要」という方針の父に剣道・柔道・空手などを叩き込まれ、過酷な運命に晒されながらも変装や作戦立案という形でアグレッシブにGODと渡り合う姿は、演じる速水亮氏のドスの利いた声質と相まって骨太な印象を与えている。
「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦feat.スーパー戦隊」では昭和ライダー側のメイン格として登場。海沿いの街で町医者をしており、本作独自の昭和ライダーと平成ライダー間の対立構造の中にあって仮面ライダーファイズ・乾巧を導くような役割を務めた。
当初はベルトにセットされたレッドアイザーとパーフェクターを段階的に装着していく「セタップ」で変身し、ベルトから引き抜く万能武器ライドルを駆使して戦っていたが、後期は風見志郎によるマーキュリー回路移植手術を受け、一定のポーズによる「大変身」で変身し、肉弾戦をメインに戦うスタイルに変更される。
後に「仮面ライダーストロンガー」「仮面ライダー(新)」で素顔の客演を果たした際は「大変身で変身しライドルで戦う」という折衷スタイルだったが、「仮面ライダー大戦」ではセタップ方式の変身を披露した。
撮影の都合上、本来のグラウンドである水中の戦いを描かれることはあまりなかったが、歴代ライダーの中では回復力と耐久力の高さが強調されている印象が強い。
スタイリング
フィギュアーツ昭和ライダー系に共通する、「やや小顔だが人間らしく多少の野暮ったさを残したプロポーション」となっている。スーツの皺なども精密再現。
Xマスク
真正面から見るとわずかに目が小さい印象があるようなないような。角度を付けると気にならないレベル。
Xマフラー
首の後ろにボールジョイント接続される。前垂らしと靡きの2種類が付属しているが、前垂らしバージョンはかなり強引にひん曲げているような……
前屈・後屈
胸部ガードラングは軟質素材となっており、下側ガードラングが上側ガードラングを貫通しつつどちらもダブルボールジョイントで接続されているため追従性が高い。
あまり強引に腕を内側に寄せようとすると上ガードラングのジョイントが外れてしまうので注意。
上腕に明確なロール関節があるため腕の自由度はライダーマン同様に高い。
単品版では前腕の赤ラインが剥げていたり剥げやすかったりする物が多かったようだが、本商品では問題なし。
下半身も毎度の昭和ライダー規格。足首が一軸ボールジョイントだが自立性は高い。
オプション手首
上写真であげた拳・親指を折り込んだ手刀以外にも、表情付け用だけで4種8個の手首が付属という充実っぷり。
上から開き手・ポーズ手(?)・平手・ジャンプ等の平手。特にジャンプポーズ用は親指をやや離しているのでライドルに添えるポーズ等にも重宝する。
ライドル
神ステーションで目覚めた敬介の腰に飛んできた変身ベルト。
グリップ部分は着脱可能。
変身完了後、引き抜いて――
ライドルホイップ
ライドルの収納・基本形態である片手剣。GOD戦闘工作員やGOD怪人との剣戟を披露した。
ABS製で非常にシャープ。もはや針。
スイッチ付きグリップ
ホイップ・スティック・ロングポールのグリップと交換可能な、切り替えスイッチが造形された物が付属。ただしジョイントが凹型なのでベルトへの装着は出来ない。
ライドルスティック
最も多用されたロッド形態。 突風を起こして敵の攻撃を跳ね返すライドル風車や、大上段から敵の頭部に振り下ろすライドル脳天割りといった技で戦う。
「仮面ライダー大戦」では空中に描いたX字を飛ばすことで遠距離攻撃が可能となっていた。
Xライダーの武器持ち手首は「グリップ握り用」「ポール握り用」の二種類が左右それぞれ付属しているが、ポール部分を握ろうとするとやや滑りがち。
ライドルロングポール
ライドルスティックをさらにロングにした状態。フィギュアーツでの全長は約22cmにも及ぶ。こちらもABS製なので折ってしまわないよう注意が必要。
付属してくれたのは嬉しいけれど使いどころは難しい……
ライドロープ
ライドルロープとも呼称されるロープ形態。鞭のように用いることが出来、敵の手元からアイテムを奪取するといった使い方も可能。
恐らくはPVC製で長さはロングポールを超える約42cm。狙い通りに巻き付かせるのはちょっと難しい。
Wルナセットのメタルシャフトもこう言うスタイルであってほしかった……
クルーザー
全長:2,250mm 全高:1,240mm 重量:330kg 出力:1,500馬力 最高速度:700km/h
白い弾丸の異名をとるXライダー専用水陸両用バイク。X同様に太陽エネルギーと風力エネルギーのハイブリッドで稼働する太陽エンジンを動力源とする。Xの脳波を受けての無人運転や200mの大ジャンプ、そこから空中旋回するクルーザー大回転といった機動を可能としている。
必殺技は体当たりのクルーザーアタック。
スタイリング
スタンドの可倒、後輪サスペンション、前輪ステアリングといった基本ギミックを搭載。今回は予備ハンドルが付属しない。
フロントのプロペラは息を吹きかけると回転するが、リアのプロペラはそこまで軽やかには回らない。
パイプ類やボディ内部のエンジンも精密再現されている。
専用に作られただけあり、Xライダーとのマッチングは良好。
ハリケーン同様に底面にアダプターを装着することで、3mm軸スタンドを用いた空中展示が可能である。
海を、空を駆け抜けろ、白い弾丸!
クルーザー大回転難しい……
背中にライドルを回し、左手を突き出してのファイティングポーズ。
脳天割り。SPIRITSだと再生アポロガイストの脳天を割ってたよね。
ライドルを投げ上げて……
空中で固定されたライドルを掴んで大車輪!
飛び出してXポーズで力を漲らせ――
X!キィーック!!
MEGAMAXだとコピーウヴァを撃破!
マーキュリーパワー全開
溢れる力が爆発を生む!
真空――地獄車ァ!
あんまりに地味だからか、SPIRITSやガンバライド等の近年の作品では演出がパワーアップしている柔道技。敵を地面に打ち付けて抵抗力を奪い……
投げ上げてからのキックで粉砕!
お前……平成ライダーだな?
色々思うところはあれど、「あの日の親父めいて迷える後輩を導くかつての英雄」というXライダーの立ち位置は結構好き。
さすがに実車としてのクルーザーは出てこなかったけれどさ。
というわけでXライダーでした!
肉体一つで勝負するイメージが強い昭和ライダーですが、結構アイテム持ちもいるわけで。
ライダーマン、スーパー1と並んで元設定のおかげで豊富なオプションを持つ分プレイバリューも高いライダーとなっています。
クルーザーもスタイリングの再現が巧みで、現時点での決定版と言っても過言ではないでしょう。
現状カブトローが受注中で栄光の7人ライダーが愛車ともども揃う日も近付いていますが、是非ともスカイターボやVマシーン、ヘルダイバーと続けて行って欲しいものです。
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S.H.Figuarts 仮面ライダーX&クルーザーセット
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