今日のといず・くろすおーばーは!
仮面ライダー第3号、S.H.Figuarts仮面ライダーV3とその愛機ハリケーンをご紹介!
仮面ライダーV3・風見志郎は改造人間である。謎の秘密組織デストロンに重傷を負わされたが、仮面ライダー1号2号によって改造手術を受け、仮面ライダーV3として蘇った!
○玩具解説
仮面ライダーV3:2012年5月12日発売。第一次再販:2013年7月13日、第二次再販:2015年2月14日。
ハリケーン:2015年2月14日発売。
昭和10人ライダーとしては5番目の商品化。第一次再販はショッカー戦闘員、第二次再販はハリケーンの発売に合わせたものと思われる。
今回の組み合わせは旧1号2号や桜島1号、旧サイクロンと同じく「ライダーとバイクのセット売りバージョン」が存在しない。
○キャラクター解説
身長:180cm 体重:78kg ジャンプ力:60m 走力:100mを1.6秒
城南大学生化学研究室においても、またオートレーサーとしても本郷猛の後輩である風見志郎は、謎の秘密組織デストロンの存在を目撃してしまう。同じくデストロンを目撃した女性、珠純子を自宅に匿ったことでデストロン怪人ハサミジャガーに襲撃され、両親と妹を目の前で惨殺された志郎は、自分を助けた本郷と一文字が仮面ライダーであると知り、自らも改造手術を受けて戦うことを懇願する。
復讐の戦いのために自分たちと同じ哀しみを背負わせられないとする1号2号に一度は断られるも、デストロンアジトにて改造人間分解光線を照射された1号2号を身を呈して救い重傷を負ったことで、緊急的に改造手術を受け、仮面ライダーV3として蘇った。
カメバズーカの核爆発から日本を救うべく姿を消した1号2号に代わりデストロンと戦うことを決意した志郎は、己の体に秘められた26の秘密を解き明かしながらデストロン怪人を次々と撃破していく。
そして、デストロン第四の勢力ヨロイ軍団との戦いの中、復讐鬼ライダーマン・結城丈二と出会い……
風見自身が器械体操ではマットの白い豹の異名をとる選手であり空手五段の実力を持つ上、ダブルライダーの戦訓が活かされた改造を施されていることもありその能力は高いのだが、序盤はダブルライダーがV3のポテンシャルを明かすことなく消息不明となってしまったために己の能力を把握できず苦戦することも多かった。
後年の作品では2号に次ぐ客演回数を誇り、仮面ライダーXのマーキュリー回路移植手術では生化学者としての能力の高さも垣間見せている(どちらかというと機械工学分野っぽいけど)他、ZX・村雨良に対しては歴代ライダーの戦いの記録を収めたテープを見せ、彼が正義の仮面ライダーとなる転機をもたらしている。
子供たちにとっては面倒見のいい兄貴分だが、悪の組織と戦う改造人間としての自覚から純子の想いを避ける態度をとり、自分と同じように復讐の戦いに身を投じようとする者を諌めるなど、ヒーローとしてのあり方に自覚的でストイックな面も見られる。
演じるは言わずと知れたヒーロー役者の代名詞、宮内洋氏。
スタイリング
体色のグリーンは暗めのものとなっており、近年の明るいグリーンに比べると放映当時の雰囲気に近い物となっている。
頭部周り
口元は鼻筋とは異なるグレー塗装となっており、こちらも雰囲気は充分。ただし襟や首周りなどはスーツと解釈の異なる部分が多い模様。
コンバーターラングの最上部はダブルボールジョイントで接続されており内側に寄せることが出来る。
1号2号らと同じ上腕構造になっているため、腕の内転は苦手。上腕の赤ラインで分割してもよかったんじゃないかな……
腰・腹部のジョイントでの前後屈はこんな感じ。コンバーターラングの二段目と三段目の間が開いてしまってグリーン地が目立ってしまうのが難点。
ダブルタイフーン
左腰のV3ホッパーに関しては後述。
力と技を司る風車から全エネルギーを放出する逆ダブルタイフーンは絶大な威力を誇るが使用後2時間変身不能になるという弱点もある。
下半身
股関節は引き出しボールジョイント、足首は一軸ボールジョイントと、昭和系お馴染みのフォーマット。自立はさせやすいが接地性は低い。
オプション
まずは基本のグーパンチ。
平手。
Vサイン手
V3ポーズを決めるためのチョキ手。左右とも付属。
また右手のみ指を揃えたバージョンも付属している。
指差し手。こちらも右のみ。
持ち手。真価は後述するハリケーンとのコンビネーションで発揮する。
ジャンプ・チョップ手
これも左右とも付属。親指を握り込んだバージョンは付属しない。
手首はもう1種類あるがそちらは後述。
グライディングマフラー
ボールジョイント接続で、通常バージョンとなびきバージョンを交換で再現できる。
V3ホッパー
ホルスターをブランク状態に交換して……
専用右手首で保持。
打ち上げることで上空から逃げた怪人等を追跡し、V3の視界に投影する装置。
その他、少年ライダー隊の護身アイテム「スクランブルホッパー」の運搬装置としても用いられた。
キックエフェクト
26の秘密「V3火柱キック」を想起させるエフェクト。4パーツから成る組み立て式となっており、がっちりと右足に固定されるが着脱がやや面倒でもある。
ハリケーン
全長:2,300mm 全高:1,210mm 重量:320kg 出力:1,000馬力 最高速度:600km/h
ダブルライダーがV3に残したスーパーバイク。普段は風見が常用するオートバイだが、変身に伴いバイクも変化する。
新サイクロン同様に減速用ドラッグシュートを装備。またカウル内の風車は200km/hで青、400km/hで黄、600km/hで赤に変色するという設定があり実際に劇中でも描かれたが、基本的には停車時からずっと赤いのがもっぱらだった。
伸縮式の翼とロケットブースターを備え、ある程度の空中飛行と必殺のハリケーンダッシュが可能となる。ツバサ軍団との戦いでは必殺技の際の踏み台としても用いられた。
スタイリング
ハリケーンの特徴的なデザインや、SUZUKIマーク、V3マークをしっかりと再現。
ハンドルの左右スイングと後輪サスペンションギミックは標準装備。
ハンドルは予備のものが一組付属するが、どちらも硬質素材製となっている。
毎度の後輪スタンドも付属。
カウル
さすがに風車の変色は再現されていない。
……まあそれを求める人もいないだろうし。
ウイング部分の伸縮は丸ごと取り外して交換で再現。
ハリケーン、ウイング展開状態。V3を乗せて空を駆けろ!
底面にクリアパーツのアダプターを付けることで魂Stage等の3mm軸と接続して空中展示することが出来る。
ライドオン
付属の持ち手の使いどころはここだ! もちろん安定して搭乗できる。
「仮面ライダーV3ーッ!」
高いところから怪人を指差す。風見さんはこう言うの似合う。
殺陣だと連続パンチで追い詰めて行く印象。
「どこへ行った……? ようし」
「V3ホッパーッ!」
パ、からちょっと上がるイントネーションで。
Cアイに飛んできた映像を確認して。
「逃がさん! ハリケーンッ!」
ハリケーンジャンプで追い抜かして第二ラウンド。
「V3――――」
「――反転――」
「キィック!!」
26の秘密のみに頼ることなく数多くの必殺技を編み出してきたV3はその分これといった代名詞的フィニッシュホールドを持たない印象がある。
その中でも最も多くの敵を撃破してきた「V3反転キック」が最近はフィーチャーされている感。
器械体操の選手である風見の姿勢制御力とグライディングマフラーを合わせることで無茶なマニューバも可能なのだ。
タカロイド代理
単独では空を飛べないV3ではあるが、ツバサ軍団との戦いで経験値は積んでいた!
「V3----っ!!」
「マッハ……キイイイイイィ――――ック!!」
TV本編だと空中で怪人・死人コウモリに投げられたV3がブーメランのように回って戻ってきて両足蹴りを見舞うというものだったが、「仮面ライダーSPIRITS」ではハリケーンのタイヤを蹴って跳躍することで自ら高速回転の初速を付けてタカロイドを追尾、遠心力を乗せた痛烈な片足キックを叩き込む、というアレンジがなされていた。
ライダートリプルパワー
安定させるのが難しい……これで実際に走行までして撮影した当時のスタッフやスーツアクターさんの凄まじさを感じたりして。
というわけでV3でした!
首周りの解釈に違和感がある……とは言われますが、弄っている分には気になりませんし、ハリケーンも含めて安定した完成度の高さが魅力ですね。
V3自身が人気キャラで、昭和作品の客演話だとライダーチームの行動隊長的な立ち位置にいることが多かったり、各種イベントだと1号ともども出張ったりするため(遠目に1号と紛らわしい2号よりも目立つ)、演じている人が演じている人ということもあり色んなヒーローフィギュアと絡ませて遊ぶのも面白いでしょう。
とりあえず正木本部長代理として使うのは確定ということで(笑)
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S.H.Figuarts 仮面ライダーV3/ハリケーン
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