前半はこちら!
ガオガイガーと
だいたい劇中の対比通りの並びとなる。それではシステムチェンジ!
システムチェーンジ!
ゴルディー頭部のヘッドギアを下げ、頭部自体を後ろにスライドしてハンマーに密着させて……
ヘッドオフ!
両腕をゴルディータンクの時と同じポジションに変形。
(あ、左腕の位置ズレてる)
収納されていた拳を展開。
この際、「拳を180度回転させる」「手首ジョイント部を1段階伸ばす」というオリジナル工程が入る。
ここで手首の回転基部を抑えつつゴルディー脚部の固定をより確かな物とする補助ジョイントを装着するよう指定されているが、なくとも変形に支障はない。
脚部を折り畳んでキューブ状にする。
専用スタンド
組み立て式のスタンドが付属。上部にはマーグハンドを支えるアダプター二種を選択装着し、土台の穴にハンマーの柄を突っ込む。
ともあれアダプターを付けて。
マーグハンド
ゴルディーマーグのボディが変形した、ガオガイガーの新たなる右腕。
ゴルディオンハンマーが発するグラヴィティショックウェーブを緩衝することでガオガイガーを保護する他、ゾンダー核確保用のネイルを二本、ネイル引き抜き用クローを二基装備しており、ゴルディオンハンマー単体では不可能だった核の保護を可能としている。
マーグハンド単体での展示は想定されていないため、スタンドに乗せて自立するものの安定性は低い。さっさとハンマーコネクトしてしまおう。
一方のハンマー
マーグカノン砲身の根元を目いっぱい引き延ばす。
そして折り畳まれていた柄を伸ばし、砲門部をスライドしてロック!
ゴルディオンハンマー
分類:G-Tool(Gravity Shock Wave Generating Tool)
全長:37.0m 重量:300.0t
搭載AI型式:GMX-GH101
GSライドクラス:機密
製造コンセプト:G.O.R.D.I.(G-Teck Origin Resisting and Damage control Idea)
最大公称出力:計測不能
推力発生システム:なし
0~臨界出力発生時間:0.053秒
重力場活断ウェーブ発生範囲:機密
殴打命中精度:±0.05cm
Gツール――グラヴィティショックウェーブジェネレイティングツール、通称ゴルディオンハンマー。
それは、重力衝撃波――すなわち波面が垂直に切り立った重力波を対象に照射することで、対象に無限に近い加速度を与え極小時間の内に光速まで加速し、光子レベルに崩壊せしめると言う地上最大の大発明である。
そのオリジンはジェネシックガオガイガーの手指に装備された汎用局所破壊ツール・ゴルディオンネイルに求められ、原型機と異なり大型化してしまっているものの、その分総合的な威力は飛躍的に向上している。
理論上この直撃を受けて耐えられる物体物質は存在しない(※4)という究極の破壊ツールであるため、使用に関してはGGG長官(大河幸太郎/八木沼範行)が内閣総理大臣(GGG再編後は国連事務総長)から委託されたゴールドキーを司令卓に差し込むことで発動承認、次いで変形したコンソールに卯都木命機動部隊オペレーターが保管するゴールドカードをスラッシュすることで安全装置解除、というプロセスを必要とする。
OVA「FINAL」ではこれを拡大発展させたグラヴィティショックウェーブジェネレイティングディヴィジョンツール・ゴルディオンクラッシャーが開発された。
なお、ゴルディーマーグ建造にあたりハンマー部分にはAIユニットの他、折り畳み機能やマーグキャノンなどが追加されており、ゴルディーマーグのAIはハンマーの制御を担当している。
(※4)ゴルディオンハンマーを防御する方法は二通り存在する。ひとつはグラヴィティバーストを起こして重力衝撃波を拡散無効化するという手段で、ゴルディオンハンマー暴走抑止ツール・ゴルディオンモーターに採用されている。もうひとつは光子変換サイクルを超える速度でエネルギー防壁を展開し続けることで、こちらは「FINAL」にてキングジェイダーが敢行した。
基本的にプラの塊なのだが、ハンマーという形状のため重心が上に寄っている。ハンマーヘッド部のカメラパーツを押し込むことでロックが外れ、スプリングギミックによってヘッドが一段階横方向に拡張する。
ガオガイガーにそのまま持たせるのはほぼ不可能。ガオガイガーの大型手首は表情豊かではあるものの保持力はさほどではないので……
ガオガイガーの右前腕をステルスガオーに戻して。
ハンマァァ、コネクトォ!
右ストレートを叩き込む要領で上腕をマーグハンドにコネクト!
そして降ってきたゴルディオンハンマーの柄の凹ジョイントと、掌の凸ジョイントを合わせて固定して……
ガオガイガー・SP15 ゴルディオンハンマー接続
分類:G-stone drived Brave Robot Special
型式:スーパーメカノイド
ヴァージョン:スペック15
GSライドクラス:機密
構造:Gボックスキャストフレーム・スペック15結合
エンジン:ウルテク統合Gドライブ接続
最大出力:15000000kw+(20,000,000馬力以上)
推進装置:ウルテク統合Gドライブ接続
推力:5,500t×2
最大走行速度:195km/h
装備:ゴルディオンハンマー/ドリルニー/プロテクトシェード/プラズマホールド/ゴルディオンマグナム
ガオガイガーがマーグハンドとハンマーコネクトし、ゴルディオンハンマーを保持した状態。ガオガイガーとゴルディーマーグのGSライドが同調し、溢れ出す膨大なエネルギーが躯体を染め上げる。その姿は人呼んで金色の破壊神。
ゴルディオンハンマーを振り回すことでミサイルや局所的な竜巻攻撃すらも光に変換してしまう圧倒的な攻撃性能を発揮するが、さすがに機動性は低下するため、EI-26(ピッツァ)戦ではゴルディーマーグの判断で合体を解除している。
ゾンダーロボにネイルを撃ち込むハンマーヘル、ゾンダー核を摘出して手中に保護した後、ゾンダーロボ躯体を光子変換することで周囲への影響を無に帰してしまうハンマーヘブンを一体とした「ハンマーヘルアンドヘブン」を必殺技とする他、マーグハンドをロケット射出する裏技・ゴルディオンマグナムも使用可能である。
マーグハンドは縦横どちらの向きでもコネクト可能で、付属スタンドも両ポジションに合わせてアダプターを変更出来る。
この形態に合わせて相当固く仕上がっているガオガイガーの肩関節ではあるが、肩から離れた部分にマーグハンド、マーグハンドから離れたところに重心のあるゴルディオンハンマーというてこの原理の重ね掛け状態で、ハンマーを杖代わりにしても安定性が非常に低い。
ハンマーヘッドの重量にマーグハンドの手首が負けて回転してしまい、そこからなし崩し的に崩壊してしまうことも……
追加ジョイント
マーグハンドの接続部に追加ジョイントを挟み込むことで、腕を延長しつつ肘関節を増やすことが可能。
さらに手首そのものも一回り大型の交換用が付属。こちらはハンマー固定ピンが存在しないものの、指関節の保持力が高く柄を確実にロック出来る。
とはいえ、この肘関節が一方向(ゴルディの胸側)にしか動かないため使い道があまりないような……ハンマーヘブン用?
基本的には交換用手首や増設関節を用いない方向で問題ないかと。
マーグハンドのタイヤは、内側にくる二輪を引っ張ることでホイールカバーを外すことが出来る。ここでホイールカバーからさらに中心部を外すことで……
ハンマーヘル
クリアパーツ製のネイル(短)を差し込み、ハンマーヘル直前の釘引き抜きシーンを再現可能。ただしネイルは一本しか存在しないため、二本同時の引き抜き・摘出シーンは再現できない。
ネイル(長)
クリアパーツ製のロング釘も一本付属。こちらは後述するギミックのため、先端部を取り外すことが出来る。
ハンマァァァッ、ヘルッ!!
と、エネルギーネイルをハンマーで敵に叩き込むシーンを再現しようにもガオガイガーを保持できるスタンドがない……
ハンマァァァァッ、ヘヴンッ!!
マーグハンドの釘抜きでゾンダー核を摘出!
ロング釘の先端を外し、核捕獲エフェクトに軸を貫通させ、ゾンダー核を固定することでハンマーヘブンを再現。
ゾンダー核
ゾンダーロボの文字通り「核」を成す物体。これを天海護特別隊員が浄解することで、素体とされていた人間は元に戻ることが可能となる。
クリアパープル成型でゾンダーロボから力任せに引き抜かれた状態を再現しており、ガオガイガーのヘルアンドヘブン再現用にも使える。
光になれええええええええええええええっ!
爆発の影響や残存質量によるディバイディングフィールドへの干渉を未然に防ぐため、振り下ろされる最後の一撃。
鋼鉄粉砕というレベルではないぞ!
ズドーン。
護、浄解を頼む!
戦いを終えて、たたずむ勇者王。ゴルディオンハンマーとマーグハンドの完成により、ガオガイガーは真に戦力としての安定を見ることとなる。そして……
というわけでゴルディーマーグでした!
「超合金魂の1ロボット」として考えると合金使用率は低いんですが、実質上ユーザーもメーカーも「超合金魂ガオガイガー用勝利の鍵セット」として認識しているフシがありますし(ガオガイガーを買わずゴルディーのみを求める層はごく少数派でしょう)、これ以上ゴルディーの重量を増すとガオガイガーとのコネクトに支障をきたすので、現状の構成は妥当なところでしょう。
……というか、現状でもゴルディーがまだ重すぎるというか、先述したとおり自重とてこの原理でガオガイガーの肩とマーグハンドの手首関節が負けることが多く、長時間の展示には付属のスタンドが必須……というかそれでも足りないくらいです。ツルツルした床や机の上で飾るのは正直お勧めできません(下に布やゴムマットを敷けばスタンドなしでもそれなりに安定はしますが)。
この辺りはもう、元設定の都合なのでどうしようもないところなので割り切るしかありませんね。
ゴルディーマーグとして、マーグハンド&ゴルディオンハンマーとしてのギミックは必要充分な物が備わっており(欲を言えばゾンダー核とネイルはもう1セット欲しかったですが)、「代名詞的必殺武器を備えたガオガイガー」を現代の技術で完成させられるというのは、当時勇者王の活躍に胸躍らせた視聴者には何物にも代えがたい物があると思います。
……さて、ステルスガオーⅡはいつ頃来るのでしょうか?
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超合金魂GX-69 ゴルディーマーグ(2)
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