今日のといず・くろすおーばーは!
和製司令官、ついにMP化。MP-24スターセイバーをご紹介!
LET'S SAY GO!
○キャラクター解説
日本での放映第5作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV」に登場したサイバトロン軍総司令官兼第一方面軍司令官。
宇宙一の剣技を買われて総司令官に就任したという経歴を持ち、普段は物静かだが正義のためなら我が身を犠牲にすることも厭わない正統派ヒーロータイプの性格をしている。一戦士としてのみならず組織運営能力も高く、流れ者の傭兵グレートショットにも信頼されるなど人望も厚い。
V惑星出身で、宇宙に4人しかいないブレインマスターの一人。「V」当時の破壊大帝デスザラスとは長年の因縁があり、50年前にデスザラスの宇宙要塞を封印している。また、デストロンの襲撃で両親を失った少年・南風ジャンを養子にとり、チームの皆で育てるといったこともしているため、ジャンからは実の父のごとく慕われている。
後にビクトリーレオと合体し、究極総司令官ビクトリーセイバーへとパワーアップする能力を得ることとなる。
CVは「名探偵コナン」でコナン(新一)の父、工藤優作を演じる田中秀幸氏。
○玩具解説
2015年3月21日発売。同時発売物には「MP-23 産業諜報兵エグゾースト」や「トランスフォーマーアドベンチャー」第一弾商品各種がある。
タカラトミーが展開する高年齢層向けリメイクシリーズ「マスターピース」としては初の和製TF出典司令官で、トランスフォーマー30周年記念として「Masterpiece Fan's Choice」のファン投票一位を獲得したことで商品化が実現した。
なお、ビクトリーレオのマスターピース化の予定は2015年3月現在未定。
大型ジェットモード
初の航空機司令官(フォートレスマキシマスは宇宙戦艦だし……)の雄姿を完全再現! 展示用スタンドについては後述。
なお、本商品は高年齢層向け玩具ではあるが、細かい部分の塗装やエンブレムの印刷以外は、だいたい成形色そのままとなっている。
ボディ左右から前方に突き出した砲身一対、及び後部のノズルはダイキャスト製。
スタンド
2パーツ構成のアームを組み立て、台座にセット。スターセイバーの腰をガッチリホールドしてくれるため安定感は抜群である。
ランディングギア
Vスター部分の前後からランディングギアを展開。コロ走行が出来るよう車輪は別パーツとなっているが、スターセイバーの自重に負けてアームが回ってしまいがちなのが惜しい。
分離!
セイバー(ジェットモード)
レトロフューチャー感のある戦闘機モード。ランディングギアが展開可能となっている。
大型ジェットモードより小回りが利くため、劇中ではこの姿でドッグファイトを行ったことがある。
キャノピーオープン
キャノピー内には勇気のブレインが搭乗!
セイバーを降ろすと、そこには精密なコクピットモールドがなされている。
勇気のブレイン
ブレインマスターが持つ分身ロボット「ブレイン」。力を蓄えており、トランスフォームの際に本体に合体することでパワーアップさせる能力を持つ。
企画段階では地球人とのコミュニケーション用分身ロボットとして設定されていたが、作劇をシンプルにすべく変形シーンのみの出番に留められた、という経緯があったりする。
搭乗ギミックの都合という面が大きいが、両手足が前後にスイング。
MPキングエクスカイザー付属のコウタ人形と比較。
なお、コウタは非可動・直立・台座付きなのでコクピットに乗せてもキャノピーを閉じられなくなる。
トランスフォーム!
機首を外し、腕部のロックを外して尾翼を畳んだ後部を伸ばして。
主翼を畳み、キャノピーを後部へスライド。
折り畳まれていた前腕を伸ばし、拳を展開。
機首を左肩に付けてハッチオープン
ブレインセット! しっかり凹凸を合わせよう。
ハッチを閉じるとブレインを乗せたエレベータが上昇。頭部に内蔵されていたフェイス部分がブレインに押し上げられて露出し、変形完了!
セイバー
スターセイバーのコアロボ形態。劇中ではこの姿でも「スターセイバー」と呼ばれていた。
基地内で部下と作戦会議を行う際や地球人とコミュニケーションを取る時など、他者と目線を合わせる必要がある時にこの姿を選ぶことが多いが、戦闘能力自体も充分に高い。
スタイリング
正統派ヒーローロボット然としたスタイル。
アクション
ブレインセットギミックでフェイスが下からせり上がってくるにも関わらず、首の回転が可能。
腕部は基本的な可動をこなし、手首の回転、指の開閉も可能。
反面、腰が回らなかったり、股関節が真下に向けて軸が伸びているタイプで開脚が苦手だったりと、下半身の可動はちょっと厳しい。
膝下にロール軸あり。
セイバーブレード
機首の表裏のカバーを開いてグリップを展開。
Vスターに収納されている刀身をセットすることで……
完成! ただし、後述するスターセイバーも同様なのだが、こちらの大型グリップでは刀身を横に向けた形でしか構えられない。
実はセイバーブレードは伸縮自在で、任意に巨大化も可能だったりする。このままだとオーバースケールで気になるという時のために……
柄、刀身ともに小サイズの物も付属している。
また劇中では小型のセイバーブレードと、機首シールドを同時装備しているシーンも存在した。
柄(小)に刀身(大)を接続することも可能。さすがに逆は出来ない。
なお、柄(小)はVスターに格納しておくことが可能。そのためにしか用いない5mmジョイントがあるのだが、何故か説明書には記述されていない。
また、刃(小)は刃(大)とは反対側のスペースに収納できる(こちらは記載あり)。
セイバーレーザー
使用頻度の低いレーザー銃。セイバーの拳はやや内向きに傾けた状態なので、銃口を真っ直ぐ前方に向けることができない。
グリップを倒すとVスター接続用に5mm凸ジョイントが出てくるため、他TFに持たせられる。
Vスター
大型ジェットモードのブースター部分が分離したサポートメカ。セイバーによって遠隔操作されるが、ヘルメット部分に人間用のコクピットが設けられており、ジャンが操縦したこともある。
G1玩具では基地形態「ファイヤーベース」への変形ギミックが備わっていたがアニメ劇中では未登場。
もちろんVスター単体でもスタンドを使って展示可能。
ヘルメットのアンテナ部分には後述する可動ギミックがあるのだが、ヘルメット本体と干渉してしまい真っ直ぐ前方を向けられなかったりする。
※壱伏はアンテナ可動部の根元を削って対処したが、同様の処置を行う際は自己責任でお願いします。
セイバーを上に乗せても安定する。MP版ではファイヤーベースへの変形ギミックは再現されていないが、元々基地モードと言うには強引な形態だったので仕方のないところか。
先代司令官であるのスーパージンライのコンテナは収納式のタラップなどがあったものの、当時品のVスターにはそうした基地を表現するパーツもほとんどなかったし。
砲身根元の赤い土台の上の方をつまんでちょっと前方に引き出して。
上に開くことでサイコミサイルが露出。このギミックは左右とも搭載されている。
回によって弾頭の数が違うので、サイズとのバランスを考慮して造形されたそうな。
劇中通りのライドオンは、ちょっと無理があった。
トランスフォーム!
Vスターのエンジン後部を後ろに伸ばし、ウイングを閉じて脚部に。
爪先を展開して立たせる。
大腿部を90度捻ることで膝関節と変形用関節を兼用させている。
Vスターへの変形の際は緑丸で囲んだ部分のロック解除ボタンを押して固定を外そう。
腕部を伸ばし、胸部のカバーを開いて一旦準備完了。
セイバー変形
腕を畳み、膝を一段階縮め、足首も収納。
そしてキューブ状に折り畳む。
Vスターのロック解除ボタンを押しこみながら……
Vスター内部のフックをセイバーの腰に引っ掛けつつ、押し込むように固定。
カバーを閉じ、セイバーの翼をフィットさせ、インテークを反転させる。特にインテーク反転はつい忘れてしまいがちな工程なので注意。
背中のカバーを閉じて(※この写真ではセイバーのキャノピーをスライドし忘れています)
ヘルメットの位置を調整して、ひとまず合体完了!
スターセイバー(非戦闘モード)
スターセイバーがメットオンしていない状態。基地内部ではこの姿で過ごしていることも多い。
この姿でシャトルベース内部の転送椅子に座って発進口まで瞬間移動している印象が強かったりして。
次ページでは戦闘形態!