前編はこちら!
バトルアップ!
ヘルメットを装着したスターセイバーの戦闘形態。セイバーブレードに惑星間エネルギーを纏わせて敵を一閃する「プラネタリーインパルスソード」が必殺技。
後にゴッドジンライが転生したビクトリーレオとの合体し、ビクトリーセイバーとなる機能を得る。
頭部のアンテナはアニメ作画に合わせて左右に開くことが可能。このギミックのせいで先述した干渉が起きてもいるわけだけど……
ヘルメットの支持アームは切り離されているので、頭部の回転はセイバーともども可能。左右45度強くらいの範囲で動かせる。
腕部
巨大な肩アーマーの形状を崩すことなく腕を広げるため、上腕に2段階のスイング機構が仕込まれている他……
肩関節の引き出しスイング機構も搭載している。SHFリニューアル版BLACK/RX辺りを彷彿とさせる。
肘は二重関節で上腕と前腕の両方にロール軸あり。手首も一方向のみだがスイング可能となっている。
指は人差し指が独立、中指・薬指・小指が一体となって可動する。
わずかだが前屈が可能。股関節を1クリック後ろに傾けてS字立ちも可能だ。
腰の左右スイングも一応可能。ちょっと範囲は狭いけれど、スターセイバー自体が大振りなので見た目以上の効果がある。
股関節はクリックがかなり固めだが前後左右に可動する他、変形との兼ね合いで大腿ロール軸を搭載している。
足首も前方にスイングする他、やや内向きにもスイングするため、接地性は高いがさすがに片足立ちは厳しい。
セイバーレーザー
セイバー同様手に持たせることが出来る。セイバーでは親指と掌の間にグリップを挟むことで固定していたが、スターセイバーでは中指~小指内側の溝にグリップの突起を嵌めこむことで固定する方式。そのためグリップは一部断面が「+」型になっている。
セイバーブレード
劇中だと手中に柄が転送されて……
背中に回して柄と接続した刀身を引き抜いて完成!(※さすがに一連のアクションを完全再現は出来ません。刀身を手で引き抜いて柄と接続してください)
上記の構成により、セイバーとスターセイバーは武器を構える際の向きが統一されているのだが、それはすなわちスターセイバー時でも鎬を前に向けた構え方になってしまうということでもある。
手首のスイングを活かしてカナード翼を逃がしつつ、後は指の保持力頼みで刃を前に向けた持ち方も出来なくはない。ただ、どうしても脱落はしやすくなってしまう。
ビークルモードでは完全に余剰パーツとなってしまうが、ロンググリップが付属。
グリップを収納した機首に接続することで……
両手持ち
こちらはグリップと手首の固定ギミックはない。肩の引き出し機構と合わせれば、サンライズパースっぽい持たせ方も可能だ。
刃を前に向けたいだけなら、柄(小)を使うのもひとつの手。パッケージだとこの状態の写真も載っていたりする。
シールド
最終決戦のみ登場した盾。
ジェットモードの展示スタンドからアーム部分を取り外し、グリップを装着することで完成する。上述の武器類と同じグリップ構成になっているため、セイバーも装備可能。
各種比較
セイバーのサイズは大体ボイジャークラスと同等か一回り小さいくらい。壱伏は所有していないが、現行のMP一般オートボットと並べるとちょうどいいサイズらしい。
今ここに、0号勇者と1号勇者、そしてTV最後の8号勇者が揃う!
こうして見ると方向性がバラバラだ……いや、ファイバード~ダグファイヤーがあれば、エクスカイザー方面に収束していきそうだけど。
グレートエクスカイザーと並べるのは、スターガオガイガーやビクトリーレオが登場してから……!
超合金魂ガオガイガーとMPスターセイバーがほぼ同等のサイズ(スターセイバーの方がやや背が高い)ってことは、ビクトリーセイバーになるととんでもないことに……スーパースタースクリーム危うし!
固定ポイントがあるわけもないが、思いの外しっかり乗れるほど、スタンドの安定感が高い。
「よく子供たちを守ってくれたな、カクリュウ……いや、グリムマスター」
「総司令官……!」
「後は私に任せるんだ」
やりたかったんだ、このツーショット!
ここにレスキューマックスやレスキューキングも並べたいけれどスペースが確保できない!
というわけで、スターセイバーでした!
まず先に不満点を述べてしまうと
○仕様上の問題点
:スターセイバー、セイバーともにセイバーブレード(大)で刃を寝かせた向きでないと手首に固定出来ない。
:セイバーがセイバーレーザーを正面に構えられない。
:セイバーの開脚幅が狭い。
:セイバーブレードの柄(長)をビークルモードで収納できない。
:ファイヤーベースになれない(個人的にはそこまで問題点とは見なしていませんが)
○エラーと思しきもの
:セイバーのウイングにあるLRの刻印がスターセイバーの時に正面に出てしまう。
:Vスターのアンテナを正面に向けようとしてもパーツの干渉によって内側に曲がってしまう。
……とまあ、高額商品なんだからもう少し何とかならなかったのかと思えてしまう部分が目立ってしまうのは否めません。
ただそれを差し引いても、充分以上に遊べる一品であり、アクション性能・プロポーション・ギミックともに満足度は高いですね。
あえて成形色+部分塗装で仕上げたことと各部の剛性を高めた作りにしていることで、高年齢層向けトイでありながら「遠慮なく遊べる」仕様になっているのも見逃せません。
ともあれこの記事を書いている時点ではMPビクトリーレオの企画は白紙状態らしいですが、足裏辺りは下駄を履けそうな形状に見えますし、是非ともビクトリー合体までこぎ着けてほしいものです。