今日のといず・くろすおーばーは!
ついに勇者シリーズが超合金魂に参戦! GX-68ガオガイガーをご紹介!
これが勝利の鍵だ!
○玩具解説
2014年12月27日発売、メーカー小売希望価格32,400円(税込)。
超合金魂シリーズではバリエーションを除き68番目の商品で、バンダイ超合金ブランド40周年記念企画の一環でもある。
超合金魂シリーズは「マジンガーZ」などの往年のスーパーロボット(一部除く)を現代の技術でリメイクする上位ブランドで、奇しくも「勇者王ガオガイガー」放映と同じ1997年にスタートしている。その性格上、「新世紀エヴァンゲリオン」のような高年齢層にヒットした作品を除けば’90年代スーパーロボットアニメを出典とした商品化は長らくなされていなかったが、今回満を持して勇者シリーズからの超合金魂化と相成った。
なお、超合金魂シリーズは玩具展示用のディスプレイスタンド(余剰パーツや武器類の収納展示が可能なもの)が同梱されている場合が多いが、GX-68には付属しない。
写真はパーツをひっかけたり押し出したりするのに重宝する補助棒。
○機体解説――ギャレオン
1997年。当時北海道在住だった天海勇・愛夫妻は謎のメカライオンから一人の赤子を託される。やがて天海家は勇の転勤に伴い東京のGアイランドシティに転居し、護と名付けられた赤子も健やかに成長し、カモメ第三小学校に通う小学生となっていた。
そして2003年。メカライオン――ギャレオンは衛星軌道上にて地球へと侵攻する地球外知性体EI-01と交戦。内部構造を誘爆させて墜落されるも自らも頭脳回路に損傷を負う。ギャレオリア彗星観測ミッションに従事し、EI-01との接触で重傷を負った若き宇宙飛行士・獅子王凱を保護したギャレオンは地球へと降下。宇宙開発公団に保護され、数々のオーバーテクノロジーと未来への警告を発信し、自らは休眠した。
時は流れ2005年。地球防衛勇者隊GGGを組織し地球外知性体の侵略に備えていた人類の前に、ゴミの山の家電製品を自らの身体の構成材料とした巨大ロボットEI-02が出現する。その内部には、社会科見学中だった護とそのクラスメートたちの姿もあった。
2年の時を経て再起動したギャレオンは、あたかも護を救おうとするかのごとくEI-02に立ち向かう。
一方でGGGも手をこまねいて見ているだけではなかった。ギャレオンからもたらされたテクノロジーと無限情報サーキットGストーンによって瀕死の身体の90%を機械化し、GGG機動部隊々長の座に就いた人類最強のサイボーグ・獅子王凱もまた、少年たちの救出に急行する。
運命の出会いの瞬間は、すぐそこまで迫っていた――
分類:G-stone drived Brave Robot 型式:宇宙メカライオン
全高:9.8m 重量:112.5t 内蔵タンク容量:34t
搭載AI型式:ギャレオン GSライドクラス:機密
構造:シームレス・マウント 動力:Gドライブ 最大公称出力:120,000kw+(160,000万馬力以上)
飛行システム:Gインパルス・ドライブ(推力:525.5t×2)
フュージョン所要時間
0~プログラムドライブ:0.145秒
0~フュージョン完了:23.166秒
最大走行速度:440km/h 最大飛行速度:マッハ2.5
バリア・システム:Gパワー・バリア・システム
Gパワー・バリア・システムの最大エネルギー衝撃負荷:2.331×10^13ジュール相当
物理的防御システム:レザー・コーティングG装甲
物理的防御システムの最大衝撃負荷:5.482×10^7ジュール相当
武装:ギャレオンファング、ギャレオンクロー、ギャレオンロアー(メルティングウェーブ)
かつて地球とは時空を隔てた彼方にある三重連太陽系の有人惑星のひとつ「紫の星」にて起きた、ストレス消去装置・ゾンダーメタルの暴走事故。全ての知性体を機械人間化して統制下に置く機界昇華現象が進む中、同・「緑の星」の指導者カインの元に生まれた子・ラティオには高いゾンダー耐性が備わっていた。
カインはラティオの力=Gパワーを解析、再現した無限情報サーキットGストーンを作り出し、以前から計画が進んでいた対ソール11遊星主用カウンターアンチプログラム「ジェネシックガオガイガー」を対ゾンダー用に調整することで事態を収めようとした。しかし時すでに遅く、中核マシンであるギャレオンの改装が終了した時点で自らも機界昇華されてしまう。
やむなくギャレオン内にコピーされたカインの人格はラティオを連れて三重連太陽系を脱出し、青の星「地球」へと辿り着いた。
EI-01との交戦において頭脳回路を損傷し、カインの意志を外界に伝えることは叶わなかったが、サイボーグとして蘇った獅子王凱がブラックボックスに触れた事で断片的ながらも情報を伝えることに成功し、以降は地球防衛勇者隊GGGの中核戦力のひとつとして数えられることとなる。
基本的には三段飛行甲板空母内のギャレオンルームにて待機しており、凱の装備するガオーブレスから放たれるプロジェクションビームにより召喚されるが、カインの意志を宿しているため、護の危機に際してはいかなる困難をも打ち破って救出に向かおうとする傾向がある。口から発する咆哮にはゾンダーバリアの分解機能があり、鋭い爪と牙、そしてGインパルス・ドライブがもたらす機動性を武器に果敢に戦う。
スタイリング
あくまで異星文明の結晶であるため本物のライオンと比べると色々齟齬のある体型をしているのだが、これは元設定どおり。尻尾は二段階に折れ曲がることで、ギャレオン時の長さを稼いでいる。
強いて言えば頭頂部のタテガミ周りが何故か白くなっている(映像では金色)のが難点だが、それ以外は完璧と言っていいだろう。
顎は開閉する。鋭い牙も口内ディテールも抜かりなく再現。
アクション
前足は付け根のスイング、肘の二重関節と爪の根元のボールジョイントによって高い接地性を誇る。
後ろ足は前足ほどフレキシブルではないが、それでもポージングには不自由しないレベル。ギャレオンの移動方法は9割方飛行によるものなので、あまり後ろ足の表情は要求されないけれど。
比較
護が付属していないのでMPエクスカイザー及び星川コウタと。割と悪くないかな。
フュージョーンッ!
Gストーンを共鳴させたサイボーグ・凱を口内に迎えて変形開始!
頭部を持ち上げて、接続軸から180度回転。この時喉元のタテガミをスライドギミックで一段縮めておく。
頭部を引っ張り出す時は、前足=腕の付け根を変形させ、ライナーガオー用の空洞の内側から押し出した方が確実。
爪先とカカトを展開すると共に、スネ自体を引っ張って延長させるのが超合金魂版のポイント。
尻尾を二段階に折り畳み、スカートアーマーも畳む(※)。
腰を180度捻って上半身を後ろにスライドさせれば完成!
「ガイッ、ガー!」
サイボーグ・ガイはギャレオンとフュージョンすることにより、メカノイド・ガイガーへと変形するのだ!(ナレーション:小林清志氏)
――この言い方だと凱兄ちゃんが関節粉砕超絶変形させられているようにも聞こえるね。
ガイガー
分類:G-stone drived Brave Robot 型式:メカノイド
全高:23.5m 重量:112.6t 内蔵タンク容量:34t
搭載AI型式:獅子王凱 GSライドクラス:機密 構造:シームレス・マウント
動力:Gドライブ 最大公称出力:185,000kw+(250,000馬力以上)
飛行システム:Gインパルス・ドライブ(推力:525.5t×2)
フュージョン所要時間
0~プログラムドライブ:0.145秒
0~フュージョン完了:23.166病
最大走行速度:350km/h
Gインパルス・ドライブ最大飛行速度:マッハ1
バリア・システム:Gパワー・バリア・システム
Gパワー・バリア・システムの最大エネルギー衝撃負荷:4.496×10^13ジュール相当
物理的防御システム:レザー・コーティングG装甲
物理的防御システムの最大衝撃負荷:5.482×10^7ジュール相当
武装:ガイガークロー、レオンクロー
サイボーグ・ガイこと獅子王凱がギャレオンとGストーンを共鳴させることでフュージョン(一体化)した人型白兵戦形態。高い敏捷性を活かした格闘戦を得意とするが、腕のガイガークロー、脚のレオンクロー以外に武器を持たず(バリア分解咆哮は内部のサイボーグの躯体に悪影響を与えるため封印中)決定力不足は否めない。
ただし、後半ではギャレオン/ガイガーのみウルテクエンジンの搭載に関して言及されていないにも関わらず、パワーアップしたガオーマシンとのファイナルフュージョンを問題なく行えていることから、大元の「ジェネシックガイガー」としての高い潜在能力は備わっている模様。
スタイリング
従来の合体モデルではガオガイガー状態でのプロポーションが優先されていたため、ガイガー形態では大腿部に比べて膝下がボリューム不足であったり寸胴であったりと過度に小顔であったりと言ったしわ寄せが集中する傾向があったが、超合金魂版ではそれらがほぼ解消されている。
特にスネの伸長ギミックがプロポーションにもたらした影響は大きいと言えるだろう。
※組み間違い?
ところでガイガー形態ではGインパルス・ドライブ(円筒部分)を軸に折り畳まれるスカートアーマーだが、デフォルトの商品状態で畳もうとすると引っかかってしまう。
これはバンダイ公式HPでも変形指南動画において「コツ」として紹介されている部位で、Gインパルスドライブを斜めに傾けることで内外のスカートアーマーの位置を調整して折り畳むよう取扱説明書でも指示されている……のだが。
公式の説明通りに変形させると、Gインパルス・ドライブが変な方向に傾いてしまう、ということも意味している。
実はスカートアーマー同士を連結するGインパルス・ドライブ部は簡単に引き抜くことが可能であり、これを試しに左右入れ替えてみると……
あら不思議。煩わしい角度調整をすることもなく、スカートアーマーが折り畳まれてしまった。
上がデフォルト、下が入れ替え後。違いは一目瞭然と言える。Gインパルス・ドライブ部にはそれぞれ「L」「R」の刻印があるのだが、ガイガー・ギャレオン時とガオガイガー時で左右の位置関係が入れ替わってしまうため組み立て工程において混乱が生じ、間違った方に統一されてしまったものと思われる。
最初に間違った試作品を受けて取扱説明書や指南動画も製作されたことを考えると、「設計」「組立」「説明書」の三セクションの間で連携が取れていなかった、という憶測も出来てしまう……
ともあれ入れ替え自体は簡単にできるものの、まだまだ冷え込む季節なので慎重に自己責任で行ってもらいたい。
気を取り直して
額のGストーンはクリアパーツ。凱兄ちゃんの声が聞こえてくるような端正な顔立ちである。
レプリガイガーだと護声で喋るからどうにも違和感が(笑)
頭部を一旦引っこ抜いてフェイスを交換することで叫び顔に!
腕部
肩は付け根で前後にスイング可能で、カバーを開くことで真横まで開くことが出来る。
上腕にロール軸。肘の二重関節は90度強しか曲がらないが、手首の前後スイングのおかげで実際以上に曲がっているように見せられる。
下半身
脚を揃えて立つポーズが可能だが、1クリックで脚を肩幅に開いてしまうため、真っ直ぐ棒立ちにすることは出来ない。
足首関節はボールジョイントだが、重量に比べるとやや緩めの感触。
膝は二重関節になっているが、事実上腿側のみが有効に可動する。爪先にもスイング関節があるため、ダッシュポーズも決まる!
手首
まずはデフォルトの可動手首。親指の付け根がボールジョイント、残りの四指は二本ずつ可動する。
ガイガーは特に手持ち武器を有しないが、5mm径の武器なら難なく持たせられる。ドカドカーンV!
交換用手首
手首のボールジョイントを外すことで造形重視のものに交換可能。ただしガイガーへの変形はデフォルトの可動手首でなければ不可能。
握り拳、開き手、指をやや揃えた平手の三種が左右とも付属している。
ガイガークロー
先端部分を回転させることが可能。ガイガークローを振り下ろすアクションも再現できるぞ!
(2)へ!
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GX-68 超合金魂ガオガイガー(1)
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