というわけで観てまいりました、キョウリュウジャーVSゴーバスターズ。
ネタバレ全開で感想レビューです。
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ
時間軸
トリンがキョウリュウシルバーになってから、エンドルフが復活するまでの間ならどこでも入れられそうですが、キャンデリラ・ラッキューロの改心フラグが立つ以前の方が収まりがいいので、ブレイブ37前後頃の話だと見るのが一番スッキリしそうです。
この時期ならスピリットコンビが出てこないのも納得ですし。
囚われの伯亜凌駕
ゾーリ魔の運転するトラックに閉じ込められているのは、頭から麻袋を被せられた赤いアバレジャケットの男……ってバレバレですけどねこれ(笑)
それを救出するべく追跡するのは、ゴーバスターズの三人! ゾーリ魔見て「何このワカメみたいなの!?」とか言っちゃうヨーコに和む。
ネオガイルトンとバーミア兵
当時から思うんだけど、何でバーミア兵は武器の持ち方がダイエット用具っぽいんだろう……
ともあれ、ネオガイルトンの攻撃をリュウジの剛腕アスファルト畳返し(勝手に命名)で防ぐものの、凌駕の身柄を奪還することは叶わず、逃げられてしまう……
天空の異変に気付いた者
桐生ダンテツが接触したのは、ヤマト族プリンス・ゲキ。望月氏に貫録があるんでもうプリンスじゃなくてキングだよなぁと思ったものの、考えてみればヤマト王家はとっくに滅んでた(汗)。
そこに現れた、ゴーレム兵を従えた黄金の戦士。それはグリフォーザーではなく、ネオグリフォーザーだった!
ダンテツはついこないだ衝撃の展開をやらかしているわけですが、こちらでは頼れる味方ポジションのままです。うむ、封切当日に見ないとこの辺の印象は厳しいな(苦笑)
望月氏は既に引退した身で今回のオファーを受けて一時的に復帰したわけですが、流石元JACさん、アクションのキレは決して現役と比べても遜色ないという……
宇宙大恐竜ボルドス
デーボスと並び称されるほどの宇宙の戦神は、大サタンとデズモゾーリャの怨みを吸収し、復讐の宇宙大恐竜として地球への降臨を目指す。
そのために、かつてスーパー戦隊と戦って敗れた者の怨念を、かつて恐竜系戦隊と戦ったグリフォーザーと暗黒の鎧の形で新生させ、ネオグリフォーザー・ネオガイルトンとして地球へと派遣した。
また、ヴァグラスの来るべき復活のためにエンターが仕組んでいた残留プログラムも再起動させて配下に置くことに成功。
カオスからも「デーボスと並ぶ戦神」として一目置かれて協力体制を取り付けるなど、知性のカケラもなさそうな大怪獣フォルムとは裏腹に意外とやり手です。
エンターが建造したタワーの機能で恐竜系戦隊が持つ「ダイノホープ」を吸収して邪命力へと変換し、宇宙空間で待機するボルドスに照射することで完全体にするのが、ボルドス側の流れ。
さらに、大サタン・デズモゾーリャの怨念を吸収したために恐竜への怨みは凄まじく……
緑の目のティラノサウルスの声(CV:山寺宏一氏)
空を覆う不気味なオーロラに警戒していたキョウリュウジャーの前に現れたのは、ティラノサウルスの幻影。彼はダイゴに「友との死別」を予言して消える……そして入れ替わるように、ゾーリ魔・ゴーレム兵・バーミア兵が出現。
これを蹴散らしたキョウリュウジャーが見たのは、ネオガイルトンに連れられ洗脳された伯亜凌駕だった……
爆竜チェンジ……
あ、何となく仲代先生っぽい(笑) 悪に堕ちたアバレッドが、戸惑うキョウリュウジャーを圧倒。
そこに味方側としてゴーバスターズが救援に来たものの、敵方にネオガイルトンと洗脳ティラノレンジャーが加わり、正義サイドの劣勢は変わらず。
既に奪われていた5人分のジュウレンジャーの力を乗せたティラノレンジャーの一撃を、リュウジの畳返しで回避して一同は一旦散り散りに。
イアン・ソウジ・森の管理人
どこかの森に撤退したイアンとソウジを迎えたのはJだった。こいつは状況が分かっているのか分かっていないのか……まあ、ちゃんとゴーバスの作戦に沿って動いていたので連絡は入ってたんでしょう。
年齢高めトリオ
空蝉丸とノッさんはリュウジとともにどこかのビル陰に。去年は年齢に関してナイーブなところを見せていたリュウジが、今回はオヤジギャグに理解を示したり、まだ三十路に到達していない空蝉丸との間に壁を作ってみせる真似をしたりと吹っ切れてます。
ゴーバス本編で29歳の誕生日を迎えていたので、リュウジさん現在は満30歳になったかカウントダウン入ったところで、もう吹っ切れたんだなぁと一年間の成長を感じます(ぇ)。
女性組
坂本監督はやっぱり趣味に走るなぁ!(笑)
ブレザーの制服姿で戦闘員をやり過ごしたものの、バグラーを従えて復活したエスケイプとバトル!
しかし「これどうやれば倒せるの?」「蹴ればOK!」「そう言うのは得意よ!」って生身でロボ戦闘員爆散させる女子組怖ぇ……
そしてWレッド
ダイゴの人懐っこさをことごとく空振りさせるヒロムのマジレス力は健在でした。
全体的に特命部がしっかりとキョウリュウジャーや、ジュウレンジャーアバレンジャーの情報を把握している(洗脳アバレッドを正気に戻そうとする時に「伯亜凌駕さん! 助けに来たんです!」と呼んでたり)と、全体的に「プロフェッショナルとしてのゴーバスターズ」がさりげなく強調されてますね。
ある意味で、ゴーカイ後の最初の戦隊、の面目躍如か。
特命部から黒木来訪
今回の共同戦線に向けてスピリットベースを訪れたのは黒木司令。うん、もうすでにセットは解体しちゃっているだろうから森下仲村の出番がないのは仕方ないのかも知れないけれど、仲村さんと弥生のツーショットは観てみたかったなぁ……まあある意味、弥生が仲村さんの代理みたいな状態ですが(笑)
まあ劇中の役割を考えたらあの二人は亜空間やらエネトロン流出反応やらのチェック担当なので今回出番がないのも仕方ないんだけど。
ここは任せて先に行け
バグラーを率いて現れたエンターの相手を引き受け、ヒロムはダイゴたちを凌駕とゲキが囚われているエネルギー照射施設へと向かわせる。
他のゴーバスメンバーも、キョウリュウジャーをその施設へと向かわせるために戦う!
ゴーバスターズは見せ場が多いんですけれどこういう裏方的な立ち回りが多く、なおかつそれが「(スーパー戦隊にしては)地に足の付き過ぎたプロフェッショナル」イメージとぴったりマッチしているのが何とも(笑)
ゲキと凌駕、素顔の対面
多分レジェンド大戦の時に顔を合わせているだろうから今更面識がどうこういうわけじゃないんですが、「同じ正義の戦士に刃を向けてしまった」ことを悔いるゲキの責任感の強さと、「今は自分たちが出来ることをしっかりやろう」と励ます凌駕の前進思考が短いシーンながらも端的に出ていて個人的に結構好きなシーンです。
救援、しかし
ゲキと凌駕を助けに来たキョウリュウジャーを前に、激戦の後にネオグリフォーザーが巨大化!
ここのシークェンスが現代風に言い回しなどを変えつつバンドーラ様のドーラセプターを再現していてニヤリと来ますね。地割れシーンはレッツゴー仮面ライダーからの流用かな。
巨大化したネオグリフォーザーは結界を張り、他の獣電竜が来られないようにする。立ち向かえるのはキョウリュウレッド・カーニバルの元にいたミニティラ=ガブティラのみ。
しかし、ガブティラはダイゴを庇い、ネオグリフォーザーの刃を受けて斃れてしまい、キョウリュウジャーもダイノホープを奪われてしまう。
恐竜ハンター
突然ヴァグラスが引き上げ、不審に思ったゴーバスターズが駆け付けた先で見たものは、黒き服を纏う恐竜ハンターとなったキョウリュウジャーだった。
彼らは時空の穴を超えて、恐竜時代へと飛んでしまう。
獣電竜となる前のパートナー恐竜を彼ら自身の手で討たせるのが、ボルドスの目的だった。
恐竜への怨念を吸収したおかげで時を超えた嫌がらせに走ってるよボルドスさん!
ヒロム、アレはアレじゃないぞ、アレっぽい何かだ!
スピリットベースにお邪魔したもののトリンを見てフリーズしかけるヒロム(固まり切る前にぶん殴って直す、という本編で見せた対処法をさりげなく使っているところが芸コマ)と、そんなヒロムをフリーズさせまいとするチダと、咳払いしたりトリンのヒゲ撫でたりして誤魔化そうとする黒木がいい味出し過ぎです。
実はドクター・ウルシェードと特命部は協力してスーパー戦隊獣電池を作り上げていた。
この辺は、ゴーカイ以後の戦隊でエネルギー管理局所属のゴーバスならではのアプローチ、なのかも知れない。
三条幸人見参
既にいくつもの恐竜系戦隊の力を奪われてはいたが、トリンの手配で幸人さんは無事だった。
「ピンクのトリケラトプスとは珍しい戦隊だな」なんて台詞が嬉しいです。
そして、アバレンジャー獣電池にダイノガッツをブレイブ・インすることで、ダイゴたちのモバックルと時空を繋げる!
ゴーバスターズ+トリンVS3戦騎+1
喜怒哀楽デーボスフィニッシュとか何この場限りのスペシャル技出してんだ君ら(笑)
劣勢に追い込まれるゴーバスターズだが、その時駆け付けたJの影からもう一挺のモーフィンブラスターが!
陣マサト、一度限りの帰還
自分の消滅を覚悟していたからか、陣はJの中に一度限りの残留プログラムを用意していたのだった。
意外とあっさり出てきたな陣さん、というかここらをガッツリ描こうとすると共演相手置いてけぼりになるしなぁ……この辺はゴーバスが良く言えば設定を練り込み、悪く言えば閉鎖性が高いので共演に不向きな感じが出てしまったかも。
ゴーバスの名乗りはここで登場、そしてキョウリュウジャーとの合同名乗りは無し。こういう裏方っぷりを不遇と見る向きもありますが、この縁の下の力持ちっぷりが映える戦隊であるのも事実と言えば事実。
ガブティラ(CV:山寺宏一)
ティラノサウルスの緑の目がガブティラのそれを同じと気付き、正気に戻ったキョウリュウジャーは、自分のしたことを悔いる。だが、ティラノサウルスは気にするなと告げた。
ダイゴの前に現れたティラノサウルスの幻影は、後にガブティラとなる目の前の個体そのものだったのだ。
この辺は、基本的に日本語をしゃべらない獣電竜だからこそ効いてくる演出ですね。
キョウリュウジャー、帰還
ダイノホープを奪われたキョウリュウジャーは苦戦するが、ゴーバスターズがエネルギー照射施設を破壊したことで逆転を開始する。
ここの流れはアクション面でのピンチ演出の壮絶さが見所なんですが(意趣返しとばかりに持ち上げられて叩き落とされるノッさんとか)、レビューには困るところです(笑)
そして、倒れ伏して動かないガブティラの元へ、ゲキと凌駕に、そして仲間たちに背を押されてダイゴ駆ける!
恐竜を叩き起こし、仲間にしよう
恐竜時代のガブティラから秘石を介して受け取ったダイノホープ=時をかける希望の力で、ダイゴはガブティラを覚醒させる!
キョウリュウジャーの完全復活!
そして、装置に固定されていたダイノバックラーを掴む四つの手……!
恐竜スーパー戦隊集結
ネオグリフォーザーが巨大化させたゾーリ魔やカンブリ魔の軍団に対し、幸人たちも合流!
ちなみにパンフレットによればアバレイエロー=樹らんるはプテラゴードンによって事前に救助されていたそうです。
というか、ここに集結した戦隊でアバレイエローのみオリジナルキャストではなく声優による声当てみたいなんですけど(トリケラレンジャー・ダンもノンクレジットですがこれは現在ダン役の藤原秀樹氏がSMAPのマネージャをやっている都合によるもので、しっかりオリジナルキャストです)、異様なほどに違和感がない。
MOVIE大戦アルティメイタムのWが翔太郎の息遣いを忠実再現していて驚いたんですけど、今回のアバレイエローはそこそこ、あの微妙に違和感のある博多弁で喋ってるし、叫び声がちょっぴり裏返る辺りも忠実に再現されているし、実はいとうあいこ氏の都合でノンクレジットなだけで本人じゃなかろうかと思ってしまうレベル。
戦闘開始
幸人が持ってきたジュウレンジャー・アバレンジャーの獣電池にゲキと凌駕がブレイブインしてガブティラに噛みつかせることで、ガブティラが三体に分身、守護獣ティラノザウルスと爆竜ティラノサウルスに変化!
……まあ、これでダイノアースから爆竜ティラノを呼ぶとなったらアスカさんも出さなきゃならんし、大獣神は神様だしで、ストーリーに負荷をかけないレベルで巨大戦力を召喚するという点ではこれがベストだったんでしょうね。
ティラノトリオ
ゲキもダイゴもリーダーらしいリーダーなので、凌駕は戦隊で言うイエローくらいの立ち位置を心掛けた、とは凌駕役の西氏曰く。個人的に凌駕というキャラが好きなのもありますが、アバレッドの存在がいいアクセントになってると思います。
しかし武器の系統が見事にバラバラだな……
プテラ集結
VSだと序盤のヨーコ&アミィのように女子メンバーのみで固まることも多々ありますが、今回はプテラレンジャー・アバレイエロー・キョウリュウゴールドのトリオで華麗な空中殺法を披露。
どさくさまぎれにメイ姫飛んでます(笑)
トリケラトリオ
青青ピンクというバランスがいいんだか悪いんだか分からない並びですが、きっちりダンが(脈絡なく/笑)「冗談じゃねえよ!」と言っててくれて嬉しい。
ヤングコンビ
タイガーレンジャー・ボーイと、キョウリュウグリーン・立風館ソウジ。色もモチーフも異なる二人の共通項は最年少であること(ソウジはイアンにボーイ呼ばわりされるし)。
でも「ソウジ君!」とソウジをアシストするボーイが、あの頃のボーイの面影を残しつつも(ニコ動配信でも視聴してますが本当に声のイメージが変わってない)先輩風吹かしているのがいいですね。
余り物とか言うんじゃない
ゴウシとノッさんのパワー系繋がりなのか、イアンとゴウシのブラック繋がりなのか、何となく繋がりつつも一瞬「何でこの三人固まってるんだっけ」と迷ってしまうトリオ(こら)
しかしゴウシとノッさんが打ち上げたイアンが高空から射撃して、次いでゴウシとノッさんの地面パンチで戦闘員殲滅という、序盤で二回地面ぶん殴ってるリュウジに負けじと見せるパワフルなコンビネーションが爽快感たっぷりです。
チーム単位で
ネオガイルトンVSアバレンジャーではアバレモードを披露。やっぱりこの全身刺々しいスタイルで大暴れするスタイルはインパクトあります。
トドメはダイノダイナマイト!
エンターはダークバスターとなりキョウリュウジャーと対戦。
レッドバスター譲りの加速能力を披露するが、アーケノロン獣電池の力で鈍化させられたところをケントロスパイカーでぶち抜かれて爆発!
……あくまで予備は予備ってことか。
ネオグリフォーザーの相手はもちろんジュウレンジャー。バベルアタックに伝説の武器波状攻撃を受けても倒れないグリフォーザーに、キョウリュウジャーとアバレンジャーが合流。
ケントロスパイカー・ダイノボンバー・ハウリングキャノンを合体させたアルティメットハウリングキャノンで撃破する!
キャノンと言ってるのに誰もまともに構えようとしないなと思ったら合体武器がそのまま突っ込んでいったのにはちょっと吹く。いや、ハウリングキャノンの最上級だからアルティメットハウリングキャノンなんだろうけど……けど……!
ボルドス降臨
ネオグリフォーザーの狙いはこの全力攻撃をあえて受けることで恐竜系スーパー戦隊の力を内部に蓄積し、ボルドスに捧げることだった。
完全体となったボルドスが地球に降り立つ……
この大気圏突入を弥生がカウントして「3,2,1、来ます!」とやるのを黒木が二度見するシーンとかもう(笑)
三大巨人揃い踏み
ガブティラがカミツキ合体でキョウリュウジンになることで、つられて(?)ダブルティラノも大獣神とアバレンオーに変身、そして恐竜戦士たちが乗り込む!
まあ大獣神もアバレンオーもコクピットは再現されずに白い謎空間になってたんですが、セットを用意出来なかったのを「本来の大獣神たちではないから」と納得できる構成にしているのは(劇中明言なかったけれど)有り難いところ。
超巨大なボルドスに対して、爆竜電撃ドリルスピンとドリケラドリルのダブル攻撃が炸裂するとか、見たい画をしっかり見せてくれます。
さすがにライデンキョウリュウジンにつられて獣帝大獣神やキラーアバレンオーにはなりませんでしたが。
三つの戦隊を束ねる力
加勢のためにヒロムはタテガミライオーを呼び寄せる。
そいsて陣がトランスポッドで取り寄せたゴーバスターズ獣電池の使いどころはここだった。
Jの中に消えていく陣に礼を告げてヒロムは獣電池にブレイブイン、そしてガブティラに噛みつかせる。
タテガミライデンキョウリュウジン
タテガミライオーのシールドを持ったライデンキョウリュウジン! 何か轟雷旋風アバレンオーを思い出さざるを得ない!
ゴーバスターズの三人がキョウリュウジンのコクピットに自動転送され、大獣神とアバレンオーのダイノホープを一つに合わせる。必殺、獣電撃伝説ブレイブフィニッシュ!
マスクオフしていると、ヒロムって「レディ……ゴー!」の時あんな表情してたのか……
戦い終わって
ヒロムもダイゴをキングと呼ぶようになり、イアンのヨーコへのナンパは案の定空振り。そんな和気藹々とする二大戦隊を、ダンテツとゲキ、凌駕が見守るのだった……
そして
ネオガイルトンはひっそりとネオメサイアへと進化するが、野望を阻む者が現れる。
その名は烈車戦隊トッキュウジャー! 名乗りポーズで電車ごっこし出してホントもうどうしようかこいつら状態。
乗り換えチェンジで他の色になれる、というのが売りのようですが、劇中では「ナンバーが同じで色が変わる」というのを玩具では「一つの色のフィギュアが5つにナンバーチェンジできる」という形で表現していることもあってこの時点で微妙なズレが見えるのと、戦隊の能力差別化は変身前のキャラと密接に結びつく傾向があることから乗り換えチェンジが「武器交換」くらいの意味合いしか感じとれないのが不安材料かなぁ……
1号ライトの性格とか必殺技エフェクトとか面白そうなんですけどね。
というわけでキョウリュウジャーVSゴーバスターズでした!
恐竜戦隊大集合というのはそれだけでやってほしかった、という見方もありますが、「恐竜大決戦」と「キョウリュウジャーVSゴーバスターズ」のどちらも映画でやるのも、どちらかがVシネに回るのも無理が出るでしょうから、この形で正解だったと思います。
まあゴーバスターズがその分割を喰ったのは否めず、森下仲村ゴリサキウサダの出番がなく、ロボもタテガミライオー(バディアニマルモード及びシールド)しか出ないという事態に陥っているわけですが、特命部のシステムは対ヴァグラス戦のシステムあってのものなので、セットを解体してしまった現在ガッツリ描くのは無理があるわけで、いっそ思いきってゴーバスターズの「特命部プロフェッショナル」という側面を強調したのはむしろ正解だったと思います。
むしろ「ソウガンブレードで格好良くかつ的確に敵を捌いていくゴーバスの姿」という点は本編以上にスタイリッシュな部分も見受けられ、何だかんだで満足度が高かったですね。
キョウリュウジャー・ゴーバスターズ・ジュウレンジャー・アバレンジャー……それらが好きな人にはオススメできる映画だと思います。