今日のといず・くろすおーばーは！
元祖にせライダー、S.H.Figuartsショッカーライダーをご紹介！
ライダー……いつからそのマフラーを？
○キャラクター解説
ゲルショッカー怪人ムカデタイガーを道連れに海中に没した仮面ライダー1号は消息を絶ち、ゲルショッカー大幹部ブラック将軍はゲルショッカーのホープ改造人間・ショッカーライダーを投入する。
ショッカー被害者遺族ネットワーク・アンチショッカー同盟が首領の正体を収めた情報テープを仮面ライダーに託そうとしていることを察知したゲルショッカーは、ショッカーライダーNo.1を少年ライダー隊に潜入させ、テープの奪取と同盟の壊滅に向けて暗躍を開始する。
復帰した本郷、情報テープを持って帰国した一文字らに妨害されテープの奪取には失敗したもののゲルショッカーはライダー隊々員を人質に取り、人質と情報テープの交換を持ちかける。
そして取引場所に訪れた本郷、一文字、滝の前に現れたのは、No.1、No.2を含む6体のショッカーライダーだった！
身長：180cm 体重：70kg（No.2のみ172cm・65kg）
ゲルショッカーのホープ改造人間と言われる飛蝗怪人チーム。ゲルショッカー怪人とは異なり二種混合モチーフでないことやその名称から、ショッカー時代の遺産をゲルショッカーが引き継いで運用したものと思われる。
仮面ライダーの持つ技・能力のほぼ全てを使用可能（新サイクロン号のデッドコピーであるショッカーサイクロンも所有）である上、指からはロケット弾、爪先には取り外し可能なナイフを新たに装備し、さらに6体それぞれに固有攻撃手段を備えている。
前後のヒーロー作品に登場する偽物ヒーローとは異なり、他の怪人が擬態した物ではないため、「本郷・一文字が脱走できず脳改造されて怪人飛蝗男として組織に従ってしまったIFの姿」と言える（とはいえショッカー・ゲルショッカー改造人間は大抵がダブルライダーにとっての「同胞」と言えるため、ショッカーライダーだけが際立ってクローズアップされることはほとんどなかった）。
なおTVシリーズでの初登場は1972年12月30日放映の第92話だが、萬画版では少年マガジン1971年29～34号掲載の「13人の仮面ライダー」にて、「本郷が12人の脳改造済仮面ライダーに殺害されるも、うち1人＝一文字隼人の洗脳が解けたために攻撃を受けて壊滅、以降は一文字が本郷の使命を継ぐ」という形で登場している。
○玩具解説
2012年４月１日～5月31日受注、9月20日発送開始の東映ヒーローネット限定品。デフォルトでは黄色いマフラーのショッカーライダーNo.1だが、付属するマフラーを交換することでNo.2～No.6まで再現できる。
基本的には仮面ライダー新1号のリデコ品で、武器やエフェクトがオミットされた代わりに上述のマフラーと、アタッシェケースが付属する。
スタイリング
基本仕様は昭和ライダー系フィギュアーツの基礎となった新1号と同じなので、整ったスタイルながらもいい意味で野暮ったいフォルムとなっている。
新1号（右）と
これだけだとマフラーと手足くらいしか目立った違いが無いが……
ショッカーライダーの方は目が黒く縁取られており（これは映像作品準拠）、また何故かヘルメットのメタリックグリーンが艶消し（新1号は光沢仕上げ）、体側部のラインが白（新1号はシルバー）に変更されている。
平成ショッカーライダーと
ショッカーライダーは胸の色がカッパーカラーなので、単なるリファイン以上に印象が異なる。
可動範囲
肩周りは上腕が肩関節に被さる設計になっているため腕の内転が苦手。
ただし、上腕の関節をカバーしている部分をやや上に乗せるようにすれば意外と可動範囲を稼げる。
下半身
股関節は引き出し式、足首はボールジョイント接続。シンプルな設計で重心が極端に偏っているわけでもないので自立性は充分。
手首
まずはデフォルトのグー。手の甲にサポーターの畝が走っていることを覚えておいてもらいたい。
平手。
ジャンプアクション用と思しき、指をピンと伸ばした手首。
ショッカーライダーなので指ロケット弾の再現としても使える？
ポーズ手
基本構成は新1号から受け継いでいるため、親指をしっかり折り込んだ手刀が右のみ付属。
偽物なのになんか威厳溢れる姿だな……
アタッシェケース＆持ち手
アンチショッカー同盟のコンピューターが突き止めた、ゲルショッカー首領の正体を記録した情報テープを収納したケース。残念ながら開閉不能。
持ち手は左右ともに付属するのだが……
何故か手の甲のモールドが存在しない。
参考までに 
新1号＆新2号付属の持ち手首は手の甲にモールドがある。
どうも桜島1号や旧1号に付属しているタイプの手首を採用してしまった模様……
マフラー
No.1用の黄色マフラーのみ、パーツ交換でなびいた状態を再現可能。
No,1の固有能力は火炎放射！（フォーゼ用エフェクト使用）
No.2
白いマフラーはNo.2。2号になりすますことを目的に作られているため、彼のみ一文字の体格を再現している。
この時期の2号は黒メットじゃなかったけれど、交換しちゃったのでこのまま。
No.2の能力は毒煙！（北斗の拳エフェクト）
No.3
胸とマフラーがともに緑でトータルコーディネート。
固有能力は爆雷！（光臨エフェクト使用）
No.4
青マフラーはNo.4。
固有能力は地割れ……ショッカーライダーの固有能力は劇中未登場なのだが、差別化に苦慮していることが窺えるような（スパ金エフェクト使用）。
No.5
紫マフラーのNo.5は電撃を放つ！（フォーゼ用エフェクト使用）
No.6
ピンクマフラーのNo.6は溶解液を吐くそうな（フォーゼ用エフェクト使用）
その他
マフラーとアタッシェケース以外のオプションがない商品ではあるが、持ち手を使えば新旧桜島の各1号やショッカー戦闘員に付属した各種武器を持たせることが可能。
バーリヤ破壊ボール！（旧1号付属）
キー！
任せんしゃい、ミドー！
アオー！
アカ、 クラウディングトライだ！
ドゴォ
改めて旧1号付属のバーリヤ破壊ボール。劇中ではどれも用いていなかったが、ショッカー製ウェポンと絡めると一気に表現幅が増す。
新サイクロン、出ないかなぁ……出た場合、三台買ってうち一台は黄色いテープ貼ってショッカーサイクロンにしたい……
というわけでショッカーライダーでした！
6体揃えてナンボなのに限定売り、というのが色々とネックで、物は悪くないのに手放しで褒めづらいという微妙なラインです。
劇中未登場の各種能力エフェクトが付属しないのは仕方ないとしても、意外と外しやすい足首なので爪先ナイフの再現なんかもして欲しかったところ。
うちではNEXT版ショッカーライダーの隊長みたいな扱いで遊んでます（笑）