全高:22.1m 重量:86.8t 走行速度:186.7km/h ジャンプ力:378.5m
体力:12 知力:9 速度:7 攻撃力:11 耐久力:15 地位:10 勇気:13 器用度:8 総合:85
エクスカイザーがキングローダーと巨大合体した姿。基本的にはエクスカイザーの持つアビリティがそのまま拡大されており、腕部からの十字手裏剣カイザーショット、胸の獅子の口から放つ十万度の超高熱火炎カイザーブラスター、獅子の目から放つカイザービームなどでガイスターロボと戦う。
マイナーどころでは膝から小型ミサイルを放つカイザーミサイル(第23話)、沸き立つマグマを力場で押さえ込んだキングバリヤー(第13話)、肩の青い羽模様から発するエネルギーをブーメラン状に連結投擲するカイザーウイングブレイク、額からの修復光線フォーミングビームといった多彩な技を見せた。
最強武器は右脚に収納された必殺剣カイザーソード。カイザーブラスターで熱したカイザーソードから拘束火球カイザーフレイムを放って敵の動きを封じ、その場から動くことなくエネルギー刃を伸ばして敵を一刀両断するサンダーフラッシュを必殺技とする。
またカイザーソードを用いた真空桜吹雪は、桜の美しさに感じ入ったキングエクスカイザーの即興技、らしい。
旧玩具では箱そのものだった体型が、MP版ではよりヒロイックに。つぶさに見ればまだ変形ギミックとの兼ね合いで無理をしている部分も見受けられるが、手元で合体させたものを展示させればストレートに「かっこいい!」と断言できる。
頭部アップ
額のアンテナがちょっと傾いて接着されている個体が多いのが残念。
また胸部ライオンヘッドは「メッキの上から塗装」という処理がなされているため、乱暴に扱うとすぐさま塗装が剥げてしまうのが難点。
口元のフェイスガードを外すと、戦闘終了後の会話シーンなどで出てきたマスクオフ状態を再現できる。
アクション
エクスカイザーの腕部を収めるトレイ状フレームの下にスイング軸があり、腕を横に広げることが可能。
また、トレイ状フレームの末端部のボールジョイントがキングエクスカイザーの腕との接続を司っているため、内側にエクスカイザーを収容しているにも関わらず腕を上げることが可能となっている。
脚部はエクスカイザーの膝二重関節の効能もあって、広いとは言えないながらも脚を広げたり前に出したり膝を曲げたりといったアクションが可能となっている。
後述するカイザーソード持ち手(右)以外はエクスカイザーとほぼ同じ構成。
デフォルトの拳は四指の開閉ギミックを備えている。
実は設定上は両腕のみならず肩からも発射できる十字手裏剣。エフェクトと一体化したものがひとつだけ付属しているが、こちらはエフェクトと手裏剣が別パーツなので先端で回転可能となっている。
膝カバーを開けば弾頭が顔を出す。至れり尽くせり。
劇中では右脚から射出され、放映当時の玩具でも刀身折り畳み式のものが右脚に収納されていたが、MP版では二分割されて両脚に収納されている。
連結して。
鍔を開く! しかしこのままではいささか小さすぎるので……
プロポーション重視の大型カイザーソードが付属! また、カイザーソードに角度を付けて構えるための右手首も付属している。
比較
キングエクスカイザーは全高約21cmとなっているため、エクスカイザー車を基準とすると12.8m相当ということに……
外見上はエクスカイザーなしでもキングローダーだけでロボットモードになってしまうが、キング脚部は背面の金属パーツ一枚で胴体と接続されているためこのままでは安定感に欠ける。
キングローダー時は脚の左右連結や甲板ウイングによる相互固定、キングエクスカイザー時は内部に嵌め込まれたエクスカイザーが応力を分散することで、それぞれの形態を安定させる構造になっているのが興味深い。
トランスフォーマーで言えば、ウルトラクラス
とリーダークラス
の中間辺りのボリューム。
スーパーリンク合体兵士
と比べるとちょっと小さい。
超大型ビークル
と。だんだんキングエクスカイザーがコンパクトに見えてきた(笑)
ジェットビハイクルモードだとちょうどダイバーにいい具合に乗せられる。
悪を前に、彼は決して怯まない。
「悪党ども! これ以上の勝手な真似は、この私が許さん!」
「私の名はエクスカイザー……君は?」
レスキューフォースとの共同戦線! というイメージで。ダイバーのアームで右爪先を固定(?)している。
……S.H.Monsterartsの方がよかったかな、エフェクト。
合成できる電撃エフェクトの手持ちが赤いのしかなかったけれどサンダーフラッシュ!
もうすでに8年ほど前の商品ではありますが、変形合体、そしてアクションと、元設定を思えば高すぎるハードルを巧みに乗り越えており、今の視点でみても充分傑作と言える一品です。
ファンからは0号勇者と呼ばれるサイバトロン総司令官スターセイバーに、TVシリーズ最後の勇者となったガオガイガーがそれぞれハイエイジトイとしてリニューアルされることが発表されたわけですが、このエクスカイザーはその隣に並べても遜色ないと言えるでしょう。
そして次回、切り札が召喚される!