それではいよいよ合体です。
「行くぞガイン!」「了解、舞人!」
「レーッツ! マーイトガーイン!」
「グレート・ダッシュ!」
舞人の「レッツ・マイトガイン!」にガインが「グレート・ダッシュ!」と答えるんだけど、ダッシュして分離するのはマイトカイザーという。
プロポーション調整のため、腹部と脛を幅増し。脚部はつい遊んでると元に戻ってしまう。
行くぜハリケーン Great Dash!! Great Dash!!
空を飛べ マイトカイザー
カイザー4・5の天面のジョイントを展開して、マイトガイン脚部の側面部分を伸ばす。
勝利のシグナル Great Dash!! Great Dash!!
立ち上がれ 噂のマイトガイン
左足にカイザー4、右脚にカイザー5を履かせる。
光を越え 時を駆けろ
カイザー2は本体部分を外し、土台部分にドリルを再装着。側面パネルを展開する。
当時品ではマイトカイザーの腕部のボリュームがそのままマイトガインの両腕にくっ付くことになり劇中と乖離したシルエットになっていたが、THE合体では先述のようにマイトカイザー前腕をウイングに収納した上で、残ったカイザー2(3)もシェイプアップしてしまうことでスリムにまとめている。
そしてマイトガイン左前腕の腹側・背側にあるジョイントにカイザー2のパネルを嵌めこみ、内側まで巻き付かせてパネルを閉じる。
マグマのように
カイザー3も同じ要領でマイトガイン右前腕に合体。
熱く もっと ハート
マイトガインの腰フロントアーマーを一度外す。
カイザー1はCジョイントアームを引き出し、底面(マイトカイザー頭頂部)のジョイントも展開。
カイザー1底面のジョイントをマイトガイン股間部に接続し、Cジョイントアームでマイトガイン側のフレームをホールドする。
燃・や・し・て!
カイザードリルを用意。
合体開始だ
カイザードリルの側面パネルを開き、本体をコの字に開いてパネル裏側ジョイントで固定。この時マイトカイザーの時のように機体左右を接合しているジョイントを畳んでおく。
当時品だとカイザードリル本体を左右に割って曲げてからドリルを被せるような手順になっていたが、今回はワンピース変形が可能になっている。
カイザードリル本体側面のパネルを上下に開き、肩フレームを展開して向きを整える。
ひとつになって
マイトガインから両腕を外し、肩フレームを収納。
倒せ 炎の中
カイザードリルでロコモライザー両サイドのジョイントを挟み込むように固定してマイトガイン両腕を再合体。
後方に突き出したマイトカイザー太腿を90度跳ね上げて内腿ジョイントで固定。さらに膝も90度曲げる。
カイザー2・3の本体部分をカカトに合体。暖色と寒色で分けよう。
余剰パーツ対策ではあるが接地性も高めている。
外したマイトガインの腰フロントアーマーは腰後ろに装着。
マイトカイザーの角飾りパーツの裏側から角飾り(小)を抜き取り、角自体を畳む。
こちらもバックパックに装着。
マイトカイザーのウイングユニット後部を開き、マイトカイザーの膝ジョイントにスライド・イン!
密着。
「グレートマイトガイン、起動!」
無敵のパワーが 爆発するぜ
ドリルが三方に開いてMightGaineエンブレムに!
電光石火の グレート……
口部ハッチが閉じるのを心の目で見ながら角飾り(小)のジョイントを頭頂部に接続して。
下ろす。
マイトガイン!!
完成!
グレートマイトガイン
全長:30.5m(ウイング先端まで:35.8m) 重量:187.1t 最大モーター出力:1,250,000HP 最高走行速度:1,680.0km/h 飛行速度:13,464.8km/h ジャンプ力:2,250.8m
マイトガインとマイトカイザーが合体した超特急ロボ。元々マイトカイザーはこの形態のための強化パーツとして設計されていた。
物語前半のマイトガイン同様に舞人とガインの合同で操縦するが、非常用複座コクピットも用意されており、舞人の親友である浜田満彦も搭乗したことがある。
全体的にパワーアップしている上に飛行能力を備え、シグナルビームなどマイトガインの武装は引き続き使用可能。
必殺技は動輪剣にエネルギーをチャージして全長2kmのビーム刃を形成して振り下ろし、その場から動かずに敵を一刀両断する真っ向唐竹割り。
スタイリング
アオリだと顔が見えなくなるのは勇者ロボではままあること。
9体合体+αで情報量が凄いことになっている合体だが、プロポーションは脅威の纏まりを見せている。
この辺はカイザー2・3のアレンジに加え、マイトガイン時点でロコモライザーへの収納を捨ててガイン・マイトウイングのボリュームアップを図ったこと、肩関節の幅増しが当時玩具に比べて約半分(ガイン・マイトウイングが形成する肩アーマーがカイザードリル本体にやや埋まる位置取り)に押さえられていることなどで実現されたもの。
頭部
シグナル部はクリアパーツ。設定上はマイトカイザーの胸飾り=グレートマイトガインのヘッドギアなので当時品だとかなりピーキーなバランスになっており、THE合体では別パーツ(収納可能)として処理された。
こうして見ると、マイトカイザーの時ってディテールの省略が結構激しかったんだな……
なお角飾りは若干ジョイントが浅いので比較的脱落しやすいパーツであるためか、角飾りの保護とカイザードリル車体の保持、後発商品で使うだろうスタンド支柱用3mm穴を備えた補助パーツが同梱されているが、使わなくても充分遊べる。
可動範囲は概ねマイトガインのそれを引き継ぐ。カイザー2・3のボリューム分干渉は増えるので肘の曲がりは90度程度。
元々メタ的には「あまりに自然に一体化するとパワーアップ感が分かりづらいからどこに違う2号ロボのパーツが付いたか分かりやすくする」「その上でアニメ作画の際に腕が細くなりすぎないよう外付けのボリュームアップパーツをつける」という方針で設計・デザインされていたのだが、転じてアニメーション設定だと「黒いカバーで膨らんだ腕部にちっちゃいドリルとクレーンが乗っている」になってるの、タカラ(当時)サイドとサンライズ側でどういう協議がなされたのかちょっと興味があったり。
胸のドリルエンブレムとカイザードリル本体の接続が中央部とプレート裏でそれぞれ行われているため、エンブレムとプレートをどかして腕を正面に上げることも可能。
足首のスイング幅が広いので設定性は高い。先述の通りカイザー4・5の底面に滑り止めのゴムシートが貼られているため股裂きも起こらない。
銀の翼に
希望(のぞみ)を乗せて
灯せ平和の青信号!
(交換ハンドはマイトガイン付属のものをそのまま使うので、実は指を二本そろえているグレートマイトガインの名乗り口上は完全再現できてなかったりする)
勇者特急マイトガイン
定刻通りにただいま到着!
動輪剣もマイトガインのものをそのまま使用。
グレート! 動輪剣!
真っ向! 唐竹割り!
ヅェェェェェイ!!
コックピットで謎の風が吹くんだけど、GGGの大河長官もたびたび風を吹かせてたからな……
あれが噂の舞人凱ん
設定だともう少しガオガイガーが大きい。
というわけでマイトカイザーでした!
マイトカイザー・グレートマイトガイン共に合体ギミックに大胆なアレンジがなされているので「劇中ではそういう想定で設計されてはいないと思うな……」みたいな点が引っかかる向きもあるかも知れませんが、個人的にはこうした解釈は大歓迎です。
だからこそガイン・マイトウイングをロコモライザーに収納できないとかロコモライザーに前後の連結ギミックがないとかは気になってしまうわけですが、ここからマイトガインの脚部を肥大化させるとカイザー4・5がボリューム不足になるわけで、改めてその辺はやむを得ないところだったのだろうと理解しています。
一方で手順が増えてこそいるものの、マニア向け玩具としてはかなりストレートな触り心地でストレスが少ない設計になっているのはやはりうれしいところです。
続くマイトガンナーも予約済ですし、4/28時点で「商品化決定」から先がまだ来ないカイザーキャリアも早く予約開始してほしいものですね。